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あとがき (てらこや新聞159-163号 より)

前回ゴールデンウィークを終えると…なんて書いていた編集後記―今回は、「今年も残り2か月となりました」と書き始める時期となりました。

もう、何をしているかはしっかりと確認しながら日々を過ごしているはずなのに、この5か月余り、何をしてきたのかは定かではありません。 笑

今年も残り2か月となりました―

今回、久々に小野君が投稿してくれました。「てらこや新聞」が不定期発行になっていて、いつ発行するかもわからない状態で記事が少なかったので、小野君に相談したところ数日で書いて送ってくれたのが、「マイ・ベストテン」の記事―秋休みの北海道旅行中に送ったと連絡をもらい、帰宅後、楽しく読ませてもらいました。

マイ・ベストテン寺子屋では、小学生の最初の授業で自己紹介をしてもらいますが、その中の参考項目(言うことが思いつかない人のために、また、基本的にこんなことを話せばいいよという意味もこめてのリストです)の中に、好きなこと、嫌いなこと、夢を含めています。

が、この項目、なかなか難しいようです。そして、好きな理由、嫌いな理由、または好きなものが私たちによくわからないときの説明などを求めても、小学生高学年の生徒にも難しいようです。

また、高校生などに好きなもの、興味のあるものを聞いても、「本当に好きなのか?」と疑問に思うほど薄い反応を見せる若者が多いというか、ほとんどです。

語ったところでわかってもらえない―と最初からあきらめている生徒も中にはいるのでしょうが、語る言葉を失っているのかもしれないと不安になることが増えています。

一方で、それは「夢」が幼い子どもたちから出てこないのと同様、大人のせいだなと感じることがあります。

幼いころから、現実的な勉強ばかりさせられて、大人から見たらばからしいと思うような 妖怪ウォッチやポケモンのキャラクター(?)の名前と秘密兵器(必殺技?)を半分聞いていないような大人や、「興味ないけど」という冷めた表情で聞くお兄ちゃんやお姉ちゃんに向かって延々と話す子どもが減っています。

それがなぜなのか、大人は胸に手をあてて考えてみてほしいと思います。小学生の将来の夢など実現できるかは二の次なのです。高校生になっても目標に変わらないのは問題ですが、夢を大きく、もしくは大人に理解できない形でも、持っているということは、興味を広げるもととなります。それが、勉強の話をさも楽しそうに語る少年、少女たちが必ずや通っている道であることを―知ってほしいと思います。今の子どもたちは、夢がないのではなく、「夢」の意味をしらない大人たちに囲まれて、「夢」を取り違えているだけなのです。

さて、私の好きなものベストテンは…

犬、馬、料理、読書、頭と体と口を動かすこと、ONEOK ROCKの曲、植物観察、一人でいること、学ぶこと、ドライブでしょうか。

それの理由について語ると紙面がなくなりそうなので、今回はこの辺で 笑 少しずつ語っていきたいと思っています。ただただ、幼いころから、私が学ぶ機会や発想の転換を地道に教え、暖かく見守ってくれた年長者の方々に感謝です。

さて、私たちの仕事に煩雑さが増し、今回も5月以来の発行となったこの「てらこや新聞」、原稿を送ってくださる連載の方々のおかげで、なんとか発行を続けていけています。いつもありがとうございます。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。      (Y.K)

*てらこや新聞159-163号は 2018年11月1日に発行されました。



by terakoya21 | 2019-01-20 08:30 | 新聞最新号

Bonjour! (てらこや新聞159-163号 秋・冬号 谷のコーナーより)

Voice Recording

お盆休み、英会話スキットの音声録音に取り組んだ。日頃お世話になっている方から、自身の再勉強のためにとお願いされていたのだ。あまり深く考える間もなく、お引き受けし、その場で茶道を紹介する英会話集一冊とボイスレコーダーを託された。

後日あらためて会話集に目を通すと、茶道に関する言葉を英語でどのように言えばよいか、またどのように説明すればよいかが書かれていて、興味深い内容だった。しかし、その一方で日本語にも英語にも、言い慣れていない言葉や発音のわからない言葉がいくつも含まれていた。さらに、英語の発音以前に発声そのものにも注意を払わなければならないこと、初めて使うレコーダーでの録音には結構な時間を要しそうなことがわかった。そこで初めて、大きな宿題をもらってしまったことに気づいた。作業としては、掲載されている英単語や英文とそれに対応している日本語を交互に読み上げていくのだが、そもそも、留守番電話にメッセージを残すことすら苦手な私にとって、音声録音はかなり難しいことに思えた。

それ以来、会話集はすぐ手の届くところに置いていても、提出期限が定められていなかったのをいいことに、レコーダーにはなかなか手を伸ばせずにいた。今日こそは終わらせるぞ!と、気合いを入れて臨んだ録音当日、一人で部屋にこもって作業を始めると、使い慣れない器械と言葉のせいか、手にじんわりと汗をかいた。作業自体は、意外と順調に進み、後半になると緊張がゆるみ集中力が切れ始め前に何とか終わらせることができた。

その後お会いした際には、早速に毎日聞いて 勉強していて、外国人旅行者との会話で実践してみたとの報告をいただいた。その姿に、相手に伝えたいことがあり、それを持つ人こそ道具として英語を使えるのだと教えられた。


by terakoya21 | 2019-01-13 08:30 | 新聞最新号

Bonjour! (てらこや新聞159-163号 秋・冬号 谷のコーナーより)





月三


寺子屋かめいのブログ『てらこや新聞』は、毎日更新されている。私は、2013年には日付に  3のつく日、2014年には4のつく日、というぐあいで月に三回だけ書き込みをしている。そして、20181228日の更新を無事に終えれば、その担当を六年間務めたことになる。


2012年のある日、私もブログ更新ができるようになれば、授業以外の仕事を少しでも分担できるのではないかと思いついた。しかし、思いついてみたものの、実行に移したところで、私には毎日の更新などとても務められそうになかった。毎日どころか週1回でも難しそうだ……そう考えていたときに私の耳へ入ってきたのが「3のつく日はラッキーデー」という趣旨のパチンコ屋のラジオCMだった。そのお気楽なCMソングのせいか、月に三日ならできそうな気分になった私は、1228日の大掃除後に申し出て、翌年の13日かにブログデビューを果たした。


しかし、新しい習慣が定着するまでには、思っていたよりも時間がかかった。始めた当初には、手帳の更新予定日にマークをつけても、そのマークの意味すら思い出せないことがたびたびあった。今もなお、更新日から更新日予定日までの九日間は気づかぬうちに過ぎる。すっかり失念していて翌日の更新になっているのは、ブログを閲覧してくださっている方ならご存知の通りだろう。


月三回ということは、一年間では36回、六年間では216回になる。このコーナー以上に、とりとめのない内容ばかりだとは思いつつ、更新回数を見るとそれなりの達成感を覚える。この「継続」もきっと何かしらの力になっていると信じている。






by terakoya21 | 2019-01-07 08:30 | 新聞最新号

My song (てらこや新聞159-163号 秋・冬号 かめいのコーナーより)

~ cause we are, we are, thecolors in the dark. ぼくたちは暗闇の中の色だから ~

No. 23

We areONE OK ROCK アルバムAmbitious2017.1.11

今年は、年始から中学受験、高校受験、大学受験と続き、これが例年以上に過酷で、少し気が緩むと蕁麻疹が出たり、1週間も寝込む風邪をひいたり、例年になく弱っていた私が、夏休みの準備をしながら聴いていたYouTubeから流れてきた一曲が

ONE OK ROCKWherever you are でした。

ボーカルのTAKAの歌声に、初めて人の歌声に心が震えるという意味が分かった気がして、仕事の手を止めて、しばらく聴き入り、そして何度も聴いたのがWherever you are その後、ONE OKROCKの曲を聴き漁り、「てらこや新聞」に紹介するなら、この曲だな・・・と決めていたのがこのWe are です。

若者へのメッセージでもあり、若者の心の代弁でもあるような歌詞の曲をTakaの歌声で聞くと、アコースティックで聴いても、エレキトリック(?)で聴いても、素敵です。

ONE OK ROCKのリリックは、英語がフンダンに使われています(海外向けに歌詞がすべて英語のものもあります)。そして、日本語のメッセージ同様、強いメッセージを運んでいるのに、美しくて優しいのです。

是非、是非 ほかの曲ともども、一度聞いてみてください。

私は、いつかONE OK ROCKのライブに行きたいと…これも見果てぬ夢を見ています 笑。 Y.K


by terakoya21 | 2019-01-06 08:30 | 新聞最新号

BROADアイ (てらこや新聞159-163号 秋・冬号 小野さんのコーナーより)

マイ・ベストテン

テレビに出るのだから今一度しゃべり方を勉強してみてはどうかと上司に勧められ、アナウンサーの卵たちが通う「日テレアナウンス学院」で授業を受けてみました。ところが、そこでガツーンとやられまして。

授業のテーマはいたってシンプル、「相手に伝わる話し方」です。こう言ってはなんですが、記者生活は20年以上、ニュース原稿は何千本も書いてきた、現場からの中継だってスタジオ解説だって場数を踏んできた、だから人前で話すのなんてお手のもの、なんて考えていたのが大間違いでした。

先生は突然こう切り出しました。「いまからお手元の白い紙に自分の好きなものを10個あげて、その理由も簡単に書いてください。3分で。スタート!」

え!? まず好きなものがとっさに出てこない…。旅、食べること、犬、ゴルフ…えーっと…。で、理由ったって…いろんなものを食べると世界が広がるから、とか?なんて頭が混乱しているうちに半分も埋まらず終了。と思ったら休む間もなく、「では10個のうちの1つの魅力を今から1分で話して ください。はい小野さんどうぞ」…もう、しどろもどろです。

そんな僕を見て先生が言った言葉は、突き刺さりました。「これがスラスラ出てこない人は自分に興味がない人です」。

思えば、目先の仕事にばかり夢中になり自分のことは二の次になっていたのかも。身の回りの物事を、ただ目の前を流れていく流行や風景としか見ていなかったのかも。人目や体裁、美しい言葉で着飾ることばかり考え、「好きなものは好き」という素直な気持ちが引っ込んでしまっていたのかも。

ちなみに先生の本業は舞台役者。まず自分自身のことが好きでないと、人に何かの思いを伝えようとしても薄っぺらくなるということを教えられました。

それ以来、僕の日課は通勤電車で「好きな街」「今週食べたい料理」などとお題を決めてベストテンをあげ、その魅力を語ること。窓の方を見てブツブツ呟いているちょっと近寄りがたいおじさんになっています。

こんど、僕のベストテン、聞いてください。みなさんのベストテンも、聞かせてください。


by terakoya21 | 2019-01-03 08:30 | 新聞最新号

寺子屋の日々 (てらこや新聞159-163号 秋・冬号 亀井のコーナーより)

~ A Woman is like a Tea Bag… ~

~ 女性はティーバックのようなもの ~

“A woman is like a tea bag; you never know how strong it is until it’s inhot water.” 女性はティーバックのようなもの。熱湯につけるまで、それがどんなに濃い(強い)かわからない。―エレノア・ルーズベルトの言葉だ。

何度も書いているけれど、私は、フェミニストではない。そして、専業主婦が私の見果てぬ夢である。笑

私は、家でクッキーを焼きながら夫の帰りを待つ妻になりたかった。

一方で、私のイメージする専業主婦は、専業じゃないーという話もある。私の専業主婦のイメージは、自分の母だからだ。私の父は個人事業主で母は専従者と呼ばれる、その仕事を支える人でもあったから、現実には主婦を専業としているわけではなかった。

けれど、母は、いつも私たちが学校から帰ると家にいる人で、私の子どもの頃のおやつは母の手作りかもらいものーそれがなければ、おやつなどなかったし、母は、子ども5人だけではなく、下宿人も居候もいた大家族を切り盛りする主婦であった。

だから、私は今でも自分のおやつは、ちゃっちゃと自分で作ることがよくある。見よう見まねで料理もお菓子作りも当たり前に覚えていた。母は、忙しさにかまけて、私たちに生きる術を教えることを怠ることはなかった。

私は小学3年生には津まで習い事に一人で通い、高校生のときには自分でお弁当を作り、試験中だからとか受験生だからということでほかのことを免除されることなどなかった。

我が家では学生である間、「勉強すること」は当たり前であり、それをしたからと言って、褒められることもなければ、何かをしなくていい免罪符になることもなかった。

そして、父は、母の「妻」として、「母」として、そして「社会人」としての貢献を素直に認めて、感謝を言葉に、そして態度に表すことを怠らない人だった。

「ぼくの仕事は日曜日にお休みがあるけれど、お母さんの仕事にはお休みがない。」だから、皆が助けることを忘れてはいけないと、事あるごとに私たちの前で口にし、日曜日には外食に連れて行ったり、子どもたちでも準備ができる料理をリクエストしたり、朝、幼稚園に私を送っていってくれたり、長い休みにはたまった仕事をもっていきながらも、必ず私たちを旅行に連れていく…自分の下着がどこにあるかも、リモコンが現れる前には、テレビのチャンネルさえ母に変えてもらっていた昭和一桁生まれの父だったけれど、今考えれば「イクメン」の走りだったのかもしれないと思う。

だから、私は、「主婦」も立派な社会貢献であり、仕事だと思っている。そして、その立派な仕事するチャンスを得ることができなかった自分だからこそ、ほかの形で社会に貢献しなければならないと思って、日々努力を続けている。

だから、私は、女性だからできることをしたい。そういう意味では男女同権を目指す人なのかもしれない。だけれど、私は、自分の大切な人たちがきちんと自分たちの働きを認め、かけがえのない人だと思ってくれたらそれでいいと思っている。また、それが許される環境にいられることに感謝できる人でありたい。

そして、ときどき、キャリアを積むことしか選択肢を考えられない現代の女の子たちに、「亀井先生みたいになりたい」と言われることに違和感を抱く私は、何度も言うけれど、今でも専業主婦になりたいと思っているのである。 Y.K



by terakoya21 | 2019-01-02 08:30 | 新聞最新号

Bonjour! (てらこや新聞159-163号 谷のコーナーより)

サッカー解説

この夏、2018FIFAワールドカップロシア大会が開催された。オリンピックもワールドカップも、テレビで放送されていればそれなりに観戦する。時差の都合上、深夜のライブ放送が続いたため、特別番組やスポーツ番組で試合結果とハイライトを見ることが多かった。唯一、キックオフから終了のホイッスルが鳴るまで通して見たのは、 1次リーグ日本対セネガル戦の前半だ。副音声でも放送されるとの宣伝を見て興味を持ち、試しに聞いてみた。すると、主音声のときとは全く別の試合を見ているかのような不思議な感覚に陥った。

元球児キャスターと元日本代表監督の二人が、試合を見ながら楽しそうに話をしていた。元代表監督ならではの選手たちのエピソード、対戦チームについての分析、サッカー界の現状……その話題は多岐にわたっていたが、その雰囲気はまるで小さな居酒屋の常連客2人がお酒を片手にテレビを見ながらお喋りしていて、自分はその傍らにそっと聞き耳を立てている気分になった。

画面に映し出されている試合は淡々と進んでいる印象を受けた。そうは言っても、試合の行方を左右するような要所は逃すことなくコメントが入る。二人のトークは決して語りすぎることも熱くなりすぎることもなかったが、その静かな語り口からサッカーがどれほど面白い競技であるか、また代表チームの力を信頼し期待を寄せているかは十分伝わってきた。

ボールを持っていない選手の動きを見れば、 それぞれのチームの戦略や選手の巧みさがわかるのだという。サッカーに疎い私はついボールの行き先を追いかけてしまい、主音声ならゴール際のプレーに一喜一憂していたのかもしれない。 今まで気づかなかったサッカーという競技のおもしろさを知ることができた。結果的に私自身は睡魔に負けて、前半終了とともにリタイアしてしまったが、できることなら今度は、あの二人の副音声を聞きながら試合終了のホイッスルまでしっかり見届けたい。




by terakoya21 | 2018-12-31 08:30 | 新聞最新号

I Love Books! (てらこや新聞 159-163号 秋・冬号 たけがわのコーナーより)

BOOK8788伊集院 静
「琥珀の夢 
小説 鳥井信治郎 (上・下)」
(集英社)

今回も私の苦手な…上巻・下巻に分かれた物語です(^_^;)。両巻合わせて700ページほど…読み応えのある一作です。NHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」で、堤真一さんが熱演されていた鳥井信治郎がとても印象に残っていて、もっと知りたいと思って読みました。

明治12年に大阪に生まれた鳥井信治郎は、 後に「サントリー」を創業した人物です。信治郎の生まれから、彼が丁稚奉公に出て洋酒に出会い、どのようにしてサントリーという会社ができたのかが語られていきます。明治という時代の、特に商いにおける社会の仕組みや文化などもわかりやすく語られていて、信治郎が厳しい生活の中でどのようなことに情熱を抱き、ひたむきに洋酒作りに励んだか、サントリーという会社に根付く精神を垣間見ることができます。

大胆だけれども繊細で、人に対してのやさしさをいつも忘れない信治郎はとても魅力的な人物でした。決して順風満帆とは言えない人生ですが、明治から大正・昭和と激動の時代を駆け抜けた情熱の人の物語、あっという間に読み終えました。

私は普段あまりお酒を嗜まないのですが、頂く機会には、この一滴にどれほどの情熱と苦労と歴史があったのか、ふと振り返って、ますます美味しく頂けそうな気がします。

お酒を飲む方も飲まない方も、ぜひご一読   下さい。      ( K.T.)




by terakoya21 | 2018-12-30 08:30 | 新聞最新号

Bonjour!(てらこや新聞159-163号 秋・冬号 谷のコーナーより)

ながら○○

ながらスマホ――この言葉をよく聞くようになり、その光景をよく目にするようになった。 その時その場でスマホを使う理由がそれぞれにあるのだろう。今のうちに済ませておきたい連絡があるのかもしれないし、騒がしい喧騒から逃れたいのかもしれない。はたまた、仕事や勉強の 時間を過ごしているのかもしれない。

例えば電車での移動中、近くで交わされる会話や目に映る光景は、なんとなく見聞きしながら時には見えないふり聞こえないふりをする。昔も今も変わらず、それがマナーだと思っている。だからこそ、公共の場で過ごすときは、お互いに気持ち良く過ごすために配慮が必要なのだと思う。それは自分と他人が同じ空間を共有している意識を失わないことでもある。自分の世界に入り込んで周囲の気配を感じないのと同じとは思えない。

「ながら○○」は、 スマホに限ったことではない。「女性には同時に二つ以上のことができる人が多い」とどこかで耳にしたことがあるが、私自身は一つのことですらきちんとこなせない時がある。もし、片方に気を取られ、もう一方がおろそかにならないならば、なんと効率的だろう。ときどき、「ながら添削」や「ながらエッセイ」できるほどの技量や思考力を備えていたら……などと妄想しながら、今日も問題集やパソコン画面と向き合っている。



by terakoya21 | 2018-12-23 08:30 | 新聞最新号

寺子屋の日々 (てらこや新聞159-163号 秋・冬号 かめいのコーナーより)

~ Luck is a Matter of Preparation. ~

~ 幸運は準備とともに ~

日常に追われる日々が続いている。幸運は準備万端なところに訪れることはわかっていても、気が付くと1日が過ぎているーそんな日々がここ2年程続いている。

けれど、ふとした瞬間、幸運が目の前に現れることがある。

チャンスの神様は前髪しかないという。だから、チャンスは通り過ぎてしまったら、後ろを捕まえるのが難しいー。でも、きっとチャンスは何度も巡ってきている、それに、気づかないのはチャンスではない・・・なんて開き直るようになってもう10年ほどが経っている。

私は、大学院で「都市・地域計画」を専攻していた。大学ではポルトガル語を学び、大学院では行政学―何も考えていないようで、私の中には、地元に戻ることを前提とした選択だった。

今、私は自分の夢を叶えている。日常に追われながら、30代の間ずっと苦しみ続けながら、少しわきに置いていた20代のころと同じ心境を、45歳を越えて取り戻している。

10年先を見据えて、明日死んでも後悔のない人生を」

30代で自分をある意味見失うまでの私のモットーだった。けれど、30代は過酷でその日その日が自分の能力を超えているような気がして、逃げることを必死になって考えていたような気がする。

だけど、気が付いたら、また、自分を取り戻しつつあると感じる今日この頃。40代は、かなり過酷だけれど、とても楽しいと感じている。

そんな中、国は小学校での英語の科目化、プログラミング授業が導入されることを決め、世の中ではますます英語熱が高まり、プログラミング講座も人気だ。グローバル化に対応できる人材育成をしたいらしいけれど…

一方で、母語で自分を表現することもできず、簡単な計算もできない子どもたちが増えている。自分の誕生日が言えず、学校の場所を説明できない、自分の家の電話番号も住所も書けず、持ち物の確認もできないー忘れ物や失くしものをしたのはおばあちゃんのせいで、遅刻はママのせいーそんな子どもたちが英語やプログラミングを学んで、本当にグローバル化に対応できる人となるのか・・・私は疑問に思うばかりだ。

そして、大学院で学んだことを思い出す。

グローバル化はローカル化と同時に起こる。

ローカル、地元、自分の生まれ育った場所を大切にできない、自分を育ててくれた人や環境に思いを馳せられない人や地域にグローバル化は訪れない。私はそう信じている。

子どもたちには自分にチャンスを見いだせる大人になって ほしいと願っている。そのために私にできる準備をこれからも続けていきたいと思っている。

Y.K


by terakoya21 | 2018-12-16 10:16 | 新聞最新号

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