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寺子屋の日々 (てらこや新聞41号 亀井先生のコーナーより)

長所と短所 得手と不得手 幸福と不幸

1日の中で、私が幸福を感じる時間・・・ジョニーとの林道散歩中の泉での休憩・・・ウォーキングやジョギングを終えた瞬間、料理が満足のいく味に整ったとき・・・熱いコーヒーを一口飲んだ瞬間・・・生徒と話をする時間・・・仕事を終えてジョニーの顔を見たとき・・・暖かいお風呂に右足を入れたとき・・・ベッドに寝転んだ瞬間・・・頭痛を感じずに目覚めた朝・・・

高校時代、大学受験のための調査書を担任の先生が書くための資料にするからと、長所、短所、特技、資格などを書いて提出するようにと言われたことがある。そのとき担任の先生が「短所と長所は紙一重。短所は長所に変えられる」とおっしゃったことを思い出した。例えば「おしゃべり」といえば短所に入るかもしれないが、「社交的」「明るい」と言えば長所とも言える。「短気」は「行動力がある」、「のん気」は「おおらか」・・・というような具合に・・・。

幸せと不幸せも、同じなのかもしれないと思う。「頭痛を感じずに目覚めた朝」が幸せなら、「頭痛を感じて目覚めた朝」は不幸である(~_~;)。それでも、頭痛がする朝があるから、頭痛を感じずに目覚める朝は、幸せを感じる。ベッドに寝転んだ瞬間に、感じる疲労と幸福感は、毎日、嫌なことも楽しいことも含めて、それなりに日常を一生懸命過ごしているから・・・。

世の中、見方、捉え方でいろいろなことが見えてくると思う。そして、最近、悪いことばかりを見たり、言ったりする風潮があるように思う。それが、いろいろな人、ことの閉塞感につながっている。

学生が勉強するのは当たり前だけれど、皆が勉強は、できて当たり前なのではない。できないから勉強するのである。そして、勉強ができなくても、運動ができる人もいる。私は、高校時代、「勉強ができるよりも、運動ができる子に生まれたかった」と言って友人に怒られたことがある。彼女は私とは逆に、運動神経抜群だったけれど、勉強の成績がイマイチだったので「あなたには勉強できない子の気持ちがわからないんだ」と言われた。しかし、私に言わせれば・・・「運動のできない子の気持ち」が彼女にはわからなかったのだけれど・・・。

人には、得手不得手がある。幸せ、不幸せの捉え方も、長所、短所への考え方もそれぞれで ある。でも、少しでも良い自分を、少しでも理想の自分を作り出したいのなら・・・短所は長所に、不得手を得手に変えていく・・・そして、不幸せの中の幸せを見つけ出せる・・・心をいつも持っていたいと思う。そして、子どもたちが明るい将来を夢見ることができるように、彼らが短所は長所に、不幸せは幸せに、不得手は得手に・・自分の手で変えられることを信じられる環境作りに精を出したいと無性に思う今日この頃である。

(Y.K)
by terakoya21 | 2008-09-11 20:24 | 寺子屋の日々

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