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休日日誌

旧友との再会

昨日は、一日ゆっくりと大阪で友人とおしゃべりに興じていました。

彼女と知り合ったのは、1997年・・・ともに留学していたピッツバーグでです。

学部も違いましたが・・・共通の友達を介して知り合い、意気投合。

世界中を飛び回り仕事をする彼女と・・・地元に根付く仕事をする私ですが・・・

卒業後も時々会って話をしていました。

しかし、彼女が、ここ4年ほどネパール、タイ、モルディブ、パキスタン、ウガンダと・・・点々と世界各地を・・・しかもあまり情勢の芳しくない国々を点々としていたために・・・

4年前の年末年始に私がカトマンズを訪れてからは・・・メールでのやりとりだけになっていました。

そして、久々に会った昨日・・・

やはり旧友はいいと実感。 そして、久々に、いろいろな意味で私の価値観を理解してくれる友人との再会を満喫してきました。

そして、わかったこと・・・

私がここ何年苦しんでいた一番の問題は・・・日本での女性の権利の問題なのだと・・・

5年ほど前に、松阪市主宰の「女性議会」に出たときから・・・多分気付いてはいたのだけれど、うまく表現できなくて・・・また、耳を傾けてくれる人が少なくて・・・

したいことはたくさんあるけれど・・・前に進めることが出来ない壁を感じ・・・もがいていたようです。

それは・・・「女性の社会進出」に対する男性社会の壁ではありません。その壁は、多くの方々の努力で、私の前からはほとんど消えていました。

しかし、残った壁は、もっと困難で、厚く高いものでした。

それは、女性たちの壁です。

「女性議会」の反省会の時にも言って、あまり好感を持っていただけなかったのですが・・・

今の日本の女性問題への取り組み方は、とても偏っていると思います。それはなぜなのか?

「女性は、結婚し、出産し、子育てをする」だから「男性とは違う、貴重な意見を持っている」

と女性議会の代表の方の1人がおっしゃっていました。 この意見に象徴されている考え方です。

それに対して私は、

「全ての女性が、結婚し、出産し、子育てが出来るわけではない。だから、女性というくくりを、「結婚し、出産し、子育てをする」から「男性とは違う存在」と言われれば、将来の可能性を否定はしていませんが、私は「男性」に入り、あなた方のそのような考えとは敵対する関係にあります。だから、そのような考えが、この会の趣旨なら、私は、このような集まりに参加することに意義を感じません。」

と意見を述べました。

そこで、私の意見を尊重したいと言ってくださったのは、そこに参加していた姉の友人のお母さんだけでした。そして、言うまでもなく、次からの会合に私は呼ばれなくなったのです。

女性であろうが、男性であろうが、「結婚する」自由も、「しない」自由もあるのが男女平等です。そして、女性の多くの恵まれた方々は、気が付かないのかもしれませんが、全ての女性が出産できるわけでありません。

それでも、社会で、1人1人の意見は貴重であり、人々が他人の生き方も尊重しながら、自分の生き方を続けられるのが、民主主義社会なのだと思います。そして、それが男女平等なのだと私は思います。

・・・そして、もう1つ・・・

経済援助や、育児休暇、託児所などの子育てをしながら、女性の働く場所確保が少子化対策の柱のようですが・・・

私は、全般的な治安や、教育の問題、社会への希望が少子化対策の柱でなければならないと思います。

ユニセフで働いていた私の友人も言っていましたが・・・

やはり、大人がいかに生まれてくる子どもたちの社会の平和と希望を考えられるかに子どもたちの将来がかかっています。

子どもを産むというのは、産む親の側の「エゴ」です。

「子どもを産みたい」という気持ちは、子どもが生まれたいという気持ちから来るものではないからです。

そのために親が責任を感じることが、子どもたちの幸せを作り出していくのです。

「幸せな社会を作るから、自分の子が産みたい」と私も思える日が近い将来来るという希望をやはり持ち続けようと・・・

今回の友人との再会で思い新たに・・・

そして、もう少し自分のできることを続けようという勇気を与えられました。

思いがけず、良い休日となりました。

(Y.K)
by terakoya21 | 2008-04-14 12:03 | 日記

英語塾の寺子屋かめいの元気を発信します


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