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Cooking One Point Lesson (てらこや新聞31号   山岸さんのコーナーより)

普通のカレーライスのカレーと
スープカレーのカレーとの作りわけ方と
家で作る時の工夫&アドバイス


まずスープカレーとカレーライスの違いは、名前が違うように「スープ」か「ライス」の違いになります。

日本人はカレー好きです。カレーが日本に来てから、沢山の人によって、いろんな形でバリエーションが増えてきました。店で提供されるカレーもですが、家庭で作られる、いわゆるカレーライスにも、千差万別それぞれの家庭のカレーライスがあるほどです。また、ドライカレーやカレーピラフ、カレーうどんからラーメンまで、日本人には欠かせない味がカレー味(おおざっぱな意味で)です。和食とは言わないまでも、その地方、それぞれの家庭、それぞれの人のこだわりがあるカレーという料理は立派な日本人の文化の一つになっています。

元々和食ではないカレーは、創作料理のようにそれぞれの作り手の創造で作られるものもあり、ラーメンのように定義なく広まりを見せるものも登場しています。その一つがスープカレーになります。定義のない料理のレシピというのは、それぞれの料理人の作り方により無限大に広まりをみせる一方、こう作るという明確な答えがないために、説明が難しくなるものです。

スープカレーは北海道が発祥の地でありブームの始めであると言われています。

僕個人の意見としては…、ある1人の人がスープカレーを作りました。それはカレーライスのルーにスープを入れたのではない、その人のイメージで作られた皆の大好きなカレー味のスープです。それを知った2人の違う料理人は考えます。1人はスープに目を向けます。和風の出しをベースにしたら、このスープはどうなるだろうと…それはラーメンのような広がりをみせます。もう1人の料理人は、違う視点でスープカレーを見ました。北海道ならではの食材を豪快に入れよう…それは、食材豊かな北海道で多彩な味の広がりをみせます。皆の好きなカレーに、北海道ならではの豊かな食材と、ラーメンを始めとする自分達の土地にその料理を合わせる創造力や好奇心が、スープカレーのブームにつながったのかな…と思います。


一般的に、スープカレーを作るときは、まずスープを作り、そこにスパイスを入れて、別に炒めたり煮たりした野菜や肉や 魚介類を入れて、軽く煮込みます。でも、家で作ったカレーライスのルーのあまりに和風出しを入れて、別に海老や貝類と大きめに切った野菜を少し炒めてスープのように仕上げても十分美味しく、立派な家庭のスープカレーになるんじゃないでしょうか。出来るなら、少しカレーライスよりスパイスをたくさん入れて、トムヤムクンのイメージで変形させても面白いと思います。カレーというより沢山の具材が入ったスパイススープが一般的なスープカレーだと思います。
by terakoya21 | 2007-10-28 20:18 | Cooking Lesson

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