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Bonjour! (てらこや新聞30号 谷先生のコーナーより)

Fish or Chicken?

―とある機内にて食事を楽しみに待つ日本人男性。乗務員は“Fish or chicken?”とたずねながら配膳している。やがて男性の番となり、少し緊張しつつ……
   男性:チ、チキン、プリーズ。
 乗務員:Fish only!!! (←チキンは直前でなくなってしまった)
   男性:今の時代、選べないなんて……


かつて、こんなやり取りのCMがあったのを覚えているだろうか。私が知らぬ間に、世の中は「選べて当然の時代」を迎えていた。

小さい頃、たまに名古屋へ行くと、まず乗り慣れない電車や見慣れない風景と人ごみに酔った。そして、いざ入ったデパートでは店内を見て回るだけで途方に暮れた。私にはお店や商品が多すぎて、欲しかったものがわからなくなった。結局、満足な買い物もできずに疲れ果て、帰りの電車内では頭痛と闘った。これは選択肢の少ない環境で生まれ育った田舎っ子特有の症状だったのだろうか。(いや、ただ優柔不断な私が目移りしていただけか。)

最近は、「最初から選択肢が整えられていて、その中で事足りる」のが必ずしもいいことばかりではないように思う。「必要は発明の母」という言葉がある。もし手元にAしかないなら、理想のBを求めて自ら動くか、AをBに近づける工夫をすれば済む。その過程はムダな時間ではない。「面倒だ。ムリだ。」というなら、Aであきらめるよりしかたがない。案外、その日の魚料理は鶏料理より自分の口に合うかもしれない。世の中、始めから選択の余地・機会がないこともまだまだ多い。“A or B”は選ぶことのできる恵まれた状況だと思い直せば、そこには「選べて幸運の時代」が待っている。

寺子屋生によると、今は夏休みの宿題も選べる時代らしい。念を押すが、これは“課題A or課題B”の選択で あって、“するorしない”の選択ではない。



乗客:passenger
乗務員:a flight [cabin] attendant,(総称) a cabin crew
Fish or chicken? :魚料理、それとも鶏料理?
Chicken, please.:鶏料理をお願いします。
Fish only!!!:魚料理しかございません。
by terakoya21 | 2007-09-26 14:59 | Bonjour

英語塾の寺子屋かめいの元気を発信します


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