寺子屋の日々~Days in Terakoya~ (てらこや新聞141-142号 亀井のコーナーより)

~ The real voyage of discovery…?~

~ 真の発見は…? ~

“The real voyage of discovery consists notin seeking new landscape, but in having new eyes.”
 (本当の発見は、新しいものをさがすことにあるのではなく、新しい視点を持つことの中にある)(マルセル・プルースト)

このところ、テレビでニュースを見なくなった。まったく見ないわけではないけれど、世の中の理論や理屈を聞いていると、希望を失いそうになるからである。

人の話を聞いて、「へぇ~」と感心した後、「果たして本当にそうだろうか」と考える姿勢を私はいつも持っていたいと思う。私は、大概、心を揺さぶる意見に出くわすと一晩以上考える。

でもさ、、

やっぱりさ、、

だからさ、、、

なんて自問自答をして、結局、人の言っていた説に納得することもあれば、そうでないこともある。

世の中、いろいろな人がいて、いろいろな意見がある―そして、「正しさ」も何を基準にするかによって違ってくる。

アメリカに住んでいたころ、アラブ系の友人が多かった私は、約束の時間に現れない友人にいつの間にか慣れていた。―だからと言って、自分が遅刻することはあまりなく、今でも5分前行動を心がけている―最初はもちろんびっくりしたけれど、4時間でも待たされたときのために、待ち合わせ場所を工夫したり、時間のないときは先に伝えておいたりして・・・。

そして、私は、世の中にはいろいろな人がいる、そしていろいろな意見がある―というセリフは、寛容な心を持った人々の言葉だと思っていた。

けれど、しばらくすると、その言葉―不寛容な人々から発せられることが多いのに気が付いた。 人の意見を受け入れず、自分の意見を通すための言葉になっているのではないだろうか。

このところ、いろいろなところで様々な人の言葉を聞くたびに、生徒たちには「正しさ」より「優しさ」を優先できる大人になってほしいと思う。

「優しさ」は多くの場合「正しい」方向へ人を導くけれど、「正しさ」は多くの場合「優しさ」へとはつながっていかないことを忘れない1年にしたいと思っている。

Y.K
*てらこや新聞 141-142号は2017年1月20日に発行されました。


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by terakoya21 | 2017-02-16 13:36 | 寺子屋の日々

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