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寺子屋の日々 ~Days in Terakoya~ (てらこや新聞135号 亀井のコーナーより)

~ Learn as if you were to live forever ③ ~
~ 永遠に生きるかのように学べ ③ ~


16年と少し前、この塾を始めたときはたしか、世間で「学級崩壊」なんて言葉が使われ始めたころで、やはり、授業中何も言わず、わけもなく自分の欲求に従って立ちあがったり、立ち歩いたりし始める生徒に、衝撃を受けた。

そして、子どもたちに無条件に合わせる大人たちの言動に面食らった。

私は、子どもたちの可能性を伸ばしたい―そのために彼らの「伸びしろ」を信じることが大切だと思っていた。だから、「わからないことは質問してください」と最初に前置きをして始めた授業を見学していた保護者の方々から・・・子どもの知らない言葉を使うな、子どもたちに合わせろという声がたくさんあったことに、びっくりした。それは、アメリカから 帰国して1年半も経たないうちにこの塾を始めた私には衝撃だった。

優しさと甘さは違う・・・そんな言葉が頭の中にこだまする―そんな日々が続いていた。今も続いているかもしれない。

「厳しさ」の反対は「甘さ」であり、「優しさ」では ない。

「優しさ」を「厳しさ」の対義語だと勘違いしている子どもたちがほとんどで、大人も多いのではないだろうかと思う。

例えば、宿題の量が多いと泣き出す子どもを見て、すぐに先生に減らせと交渉する、宿題ができなかったと学校や塾に行きたくないと言いだした子どものために、それを親御さんが伝えに行く―これは、「優しさ」では決してなく、「甘さ」である。

「優しさ」は、相手への思いやりがあることを言い、「甘さ」は、厳しさを欠くことを言う。

宿題の量が多すぎるなら、どうすればこなせるのか、または、先生と相談するものであり、できなかったのであれば、なぜできなかったのかを考えて、次はできるようにするという反省をもって、先生に正直に本人が伝えればいいだけである。

「相手への思いやり」があるかないかが優しさの決め手であるとすれば、「厳しさ」も相手の将来を慮っている点で、もとは「優しさ」であるはずだ。そして、「甘さ」には根本的に、その「思いやり」が足らない。そして、最近の大人の子どもへの甘さには、子どもの将来への心配りが足らないように思えてならない。
(Y.K)
by terakoya21 | 2016-07-23 08:30 | 寺子屋の日々

英語塾の寺子屋かめいの元気を発信します


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