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あとがき (てらこや新聞114号より)

読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、行楽の秋、芸術の秋、文化の秋

秋は、いろいろなことのできる季節のようです。私は、相変わらず、もっぱら「読書の秋」です。

「忙しいのに、よくそんなに本を読む時間がありますね。」と時々言われるのですが、「時間」というのは作ろうと思えば、「時間がない」ということはないのだろうなと思います。もちろん、世界一周する時間や、宇宙旅行をする時間がないということはあるにしても…。日常のちょっとしたことをするのに、「時間がない」というのは、「時間を作る気がない」だけのことがほとんどです。

発想の転換―英語の表現で、a little を使うか little を使うか、a few を使うか fewを使うかで全く同じものが話し手や書き手の主観で表現できます。

瓶に入っている同じ量の牛乳を、ある人は
There is little milk in the bottle. (瓶に牛乳はほとんどない。)と表現し、

また、ある人は
There is a little milk in the bottle. (瓶に少しの牛乳が入っている)と表現する。

同じものを見ても、聞いても、肯定的にとるか否定的にとるかは…その人の心理的な状態が大きく影響を与えるわけです。

この夏、確かに私のスケジュールは忙しないものでした。そして、せっかくの休みも姪たちの相手や母の看病で終わっていました。けれど…逆に、姪たちがいなければ、もっと長い間行かなかったであろう、「鳥羽水族館」を訪れることができ、母が風邪を引いたのであまり出かけることのなかったお盆休みに、私は読みたかった本たちを読み切りました。(^_^)v 見方を変えると、かなり恵まれた時間を過ごしたことになります。
発想の転換が、今、子どもたちと子どもたちの周囲にいる大人に必要だと感じます。

「英語」を勉強するのはなぜなのか。「大学」に行くのはなぜなのか。そして―子どもたちに何のために勉強させているのか。また、「勉強」とは何なのか。

その答えを、大人たちが見失っている間に、子どもたちの置かれている環境は険しいものになっています。

大人たちがそれぞれに口にする言葉で、子どもたちが迷い、傷つき、悩み続ける―。そんな姿をよく見かけます。そういう子どもたちの親御さんたちとお話をすると共通して見えてくるのは、親御さんの「熱意」と「真面目さ」です。でも、その熱意も真面目さも、子どもたちのためである前に、自分たちのためであるように思えてなりません。それでも、健気に子どもたちは、お父さんやお母さんが自分のために言っていること、やってくれていること―と受け止め、頑張ろうとしている―。 そんな生徒が増えているように思います。

大人たちは、良かれと思って口にしていることが多いのですが…子どもたちは、それを受け止めるだけの経験も、知識もないことが多いのです。そして、時代の流れとともに、以前は「当たり前」であったことも、今はそうではないことも多く、また、突然「当たり前」であるかのように前に出てきた問題に…子どもたちは戸惑っているように見えることもあります。 少し見方を変えてみて、子どもたちの目の前の現実を見直してみてほしい、それと同時に、子どもたちに大人たちの見ている現実を少しずつ知らせていってほしいと願っています。

さて、いつものように最後になりましたが、連載の皆さん、ありがとうございます。私たちも日常の喧騒に流される生活が続いていますが、「てらこや新聞」発行から10年目の今年、寺子屋かめいも15年目を迎えています。少しずつ立て直しを図り、次なる挑戦に向けて準備を始めたいと思っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

そして、読者のみなさん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(Y.K)
by terakoya21 | 2014-10-22 14:52 | あとがき

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