てらこや日誌
2013年 08月 18日
クレオパトラの鼻が短かったら、世界の全表面が変わっていただろうに…
If Cleopatra's nose had been shorter, the whole face of the earth would have changed.
という―「些細な事でも大きな影響を与える物事」のたとえがあります。
先日、そのことが授業で話題になりました…というか私が話題にしました。
そのとき「短かったら」ではなく、「低かったら」と私は言いましたが…
その例えの意味を説明し、「なぜ鼻が低かったら」なのかわかる?と聞くと…
「クレオパトラが謙虚だったらってことですか?」
と言われ、ハッとしました。
鼻が高い…は日本人は…「天狗になる」ともとれることをすっかり忘れていた私…(^_^;)
その上で、その解釈もできなくはないなぁ~と半分感心をし…
英語を教えていて、ときどき気がつき、私が悩む点でもあり、また自らを省みるきっかけでもあることを改めて思い知らされました。(-_-;)
先日読んだ内田樹氏の本―「疲れすぎて眠れぬ夜のために」にもあったのだけれど…
「英語で語るということは、英語話者たちの思考のマナーや生き方を承認し、それを受け入れるということ」(103p「疲れすぎて眠れぬ夜のために」内田樹著、角川文庫)
それを気がつけばするようになってしまっている私には、生徒たちに気付かされ、教えられることも多くあるのです。
一方、今の日本の子どもたちに…英語を教えるのがとても難しいと感じることの1つが…彼らが「型」を身につける習慣がないこと…です。
これはこういうもの…としてまずは覚える…その後自分のものとして、必要性や時と場合によって使い分ける…ことが、大切な場合でも…自分に合う、合わないだとか…好き、嫌い、楽しい、楽しくないが基準になり、ないがしろにされる…
なのに、「それがどうしてそうなのか」を自分で考えたり、見つけたりするのではなく、人に聞き、その理由がすぐ出てこないと納得しない―
大人自身も、それを先生や大人がイチイチ説明をしなければならないと思っていることも、問題を複雑にしているのですが…
子どもたちに、人から教えられることに対して、まだまだ人に聞いてまで解決したいと思うほど「なぜ」と強く思うのなら、「自分で理由を見つけるまで勉強を続けなさい」と私は言います。
一方で、そのまま一度受け入れて、勉強を続けることで、自然に発見できることの方が、多く、また、その方が子どもたちが、自然に、「学ぶこと」の面白さを知ることができると私は思います。
私は、その方向に子どもたちを向けるための助言や手助けをこれからも続けたいと思っています。
以前、高校の同級生が言っていました。
私たちの母校の良いところは、その「型」をまずは必死になって先生方が教える努力をして下さること。
なるほどなぁ…と感心し…
だから、私は、アメリカでそれほど大きな問題もなく、生活をし…
今でも、彼らとそれなりの交流をして、大切にし合いながら…
その上で、日本に帰って、日本のためになることをしたいという思いを強く持ち続けることができたのか…
なんて思いました。
大人は子どもたちを導く役割を与えられています。子どもたちが、私たちの手を離れた時、できる限り楽に、楽しい人生を歩めるように、今は苦労でも、厳しくても、自分たちの目の前で苦労をしてくれた方が、良いということを忘れず、その役割を果たせる大人になりたいなぁ~と思う日曜日の朝です(*^^)v
つれづれに書いてみたので…わかりにくい文章になってしまいましたが…今後もう少し煮詰めて、9月号の「てらこや新聞」に何か書ければいいなぁ~と思っています。
昨日は、少し早目に授業が終わったので…夜冷麺を作って食べました。(*^_^*)
麺類の苦手な私ですが、冷麺は結構好きです。今年初の冷麺、とってもおいしくいただきました。(*^^)v
では、皆さん、Have a nice Sunday!!!
寺子屋かめいは「総合英語塾」です。小学生1年生~高校3年生まで、そして、社会人の方までが楽しく英語を学んでいます!
苦手な生徒も、得意な学生さんも、英語のことならご相談下さいませ(*^_^*)
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(Y.K)