読書の夏?!夏の読書?! (てらこや新聞100号 かめいのコーナーより)

*てらこや新聞100号は2013年7月15日に発行されたものです!

さあ、夏休み目前です!今月も課題図書の紹介です。「青少年読書感想文全国コンクール課題図書」の 中学生の部…

「フェリックスとゼルダ」  
モーリス・グライツマン著 あすなろ書房

両親に孤児院に預けられたユダヤ人の少年フェリックスが、ナチスの「ユダヤ人迫害」の事実を知らずに、孤児院を抜け出し、両親を探す旅に出る…かつて本屋を営んでいた両親に、「本が燃やされてしまう」と知らせなければ!という純粋な思いをもって…。その旅の出来事を10歳の少年の目、言葉を通して語っている物語…。

夏の課題図書―「戦争」の話題は必ずあるけれど、この物語は、「戦い」にはほとんど触れられていません。なのに、読んでいる間、読み切った日の毎晩、夢でうなされるほど、戦争のむごさを伝えていました。

日本で「戦争」というと「原爆」を中心に話が進み、「第二次世界大戦」を言いますが…今でも戦争は世界中のいたるところで行われています。このお話ももちろん、第二次世界大戦時を題材にしたお話ですが…戦争が人を殺すのは、戦闘においてのみではないこと、そして、被害はいつも力なき小さな人々に一番多く及んでいくことを忘れたくないという気持ちを改めて持てる1冊です。

これは、是非、保護者の方々も一緒に読んでほしい1冊です。


2か月続けて「課題図書」紹介となり、今回はもう1冊ご紹介!私が最近読んだ本の中のお気に入りの1つで…また、映画の原作であり、映画も観に行ってしまった作品です。

「県庁おもてなし課」
有川 浩著 角川文庫

著者の故郷である「高知県」の県庁に本当にある「おもてなし課」を題材にしたフィクションの小説ですが、不覚にも「有川」ワールドなるものに引き込まれてしまいました。映画まで観に行ってしまったとは…(―_―)!!

私は、最初から、「まちづくり」につながっていく「塾」づくりを夢見て…アメリカの「国際公共政策大学院」で「都市・地域計画」を専攻しました。そのため「県庁おもてなし課」という題名に魅かれ手にとったこの本ですが、軽快な「土佐弁」とともに、主人公の「掛水君」の純粋な魅力に、のめりこんで読んでしまう1冊でした。

高知ほどではない…なんて言ったら叱られますが…中途半端な(?)田舎の三重県に生まれ育ち、私は、三重も松阪も、魅力いっぱいの田舎であることを知っていて、そこからすばらしい人材が育つはずだと信じて、父の塾を継ぎたいと思ってきました。一方で、その三重県も…その魅力を十分に生かすことができない、そして、なにか 勘違いをしているような「まちおこし」に終始しているような気がしてなりません。そんな思いから、「高知県」がうらやましくなりました。清遠さんや吉門さんのように地元を愛する人々の協力のもと―掛水君の純粋さをもってすれば、まっとうなまちおこしになる―そして、そういうすてきな故郷は「仕事してぇ~!」と叫ぶような若者をすてきな大人に育てていくだろうと…希望いっぱいになる物語です。

まちおこしに携わる人々には読んでほしい1冊、そして、関ジャニ∞ファンでなくとも、映画も必見です!!!

(Y.K)
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by terakoya21 | 2013-08-14 07:41 | 本紹介 Kamei

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