あとがき (てらこや新聞99号より)

* てらこや新聞99号は 2013年6月15日に発行されたものです。

定期試験リレー…今年も始まりました。5月の第2週目から6月の第2週目を除いて7月の第1週目まで1学期中間、前期中間、1学期期末試験と続いていきます。毎回、テスト前の準備期間に入ると…なぜ、こんなに皆、余裕がないのだろうか、そして、なぜこんなに「勉強の仕方」が定着しないのだろうか―と悩みます。そして、子どもたちの言い訳が…とっても短絡的だと感じます。

でも、全て、私たち大人の責任だと私は考え、どのようにすれば、この勉強が、自分の将来を明るく、楽しくしていくのかを伝えることができるか試行錯誤の毎日です。今回が、99号の「てらこや新聞」…100号の記念号が出るとすぐ…子どもたちの夏休みが始まります。

少し前から読んでいる本の中にもあったのですが、「大人」と「こども」の境界がなくなっていると感じることが多くあります。私の理解が正しければ「大人」が過去と未来をつなぐ役割を果たさなくなったからだとその本には書いてありましたが、その通りだなと思います(「学力幻想」小玉重夫著・ちくま新書)。大人は、社会の伝統を次に伝える役割を担うと同時に、今を生き、将来を考える立場にいるはずです。その立場で、子どもたちに伝えるべきものを伝え、次につなげる努力をしていく―それが、親であり、先生である人々の役割…そう考えると、ますます、テスト前の勉強方法や、夏休みの宿題の仕方について、「自分もできていなかったから」とか「自分もしなかったから」とか言い訳をして、大人として言うべきこと、するべきことをしないことはおかしい!と私は声を大にして言いたい。そして、それは、子どもたちに、何も教えないまま、大人と同等な判断能力を求め、彼らを苦境に立たされることを意味します。子どもたちが言われたことをしないのは、それでかまわないのです。言われたことをしたことも、しなかったことも、彼らの経験と学びにつながります。しかし、言われもせず、道も示されずに、しなかったこと、立ち止まったことについて、責任をとらされているとしたら、子どもたちには不幸でしかありません。そして、そんな子どもたちを、このところずっと私たちは社会に送り出しているような気がするのです。

難しく考えすぎだと思われるかもしれませんが―教育は、社会を作り出していくもの―子どもたちが苦しんでいる―大人の考え方が少し変わるだけで、その苦しみが少しでも和らぐなら―私は言い続けていきたいと思います。この新聞が発行される頃、1学期期末試験、その後夏休みへと突入です。「してくれないかもしれない」と思えても、やはり、口を酸っぱくして「勉強を早め早めに、計画的に進めること」を子どもたちに伝えていきたいと思っています。

さて、やはり最後になりましたが、連載のみなさん、今月もありがとうございました。来月号がいよいよ100号です。新しい寄稿、メッセージ、コメント、イラストなどもお待ちしております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(Y.K)
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by terakoya21 | 2013-07-16 21:27 | あとがき

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