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BROADアイ (てらこや新聞99号 小野さんのコーナーより)

「ニッポンから来ました」

日本のテレビほど、世界の隅々の出来事にまで関心を持って報じているものはないでしょう。

中国、韓国、アメリカ、ヨーロッパの大きな出来事に限らず、南米やロシア、アフリカなどあらゆる地域の出来事にまで日本のテレビは関心を持ち、ニュースや情報番組で多くの時間を割いて伝えます。例えばチリの鉱山が崩落して作業員らが生き埋めになったニュースは、日本人がいるわけでもないのに日本のテレビは現地から生中継で伝えました。アメリカ・オクラホマ州で竜巻被害が出たニュースでも、日本のテレビ各社は地元テレビと変わらぬ迅速さで現場へ飛び、連日、生中継をして熱心に取材しました。

世界中のさまざまなニュースの現場では、たいがい日本のテレビカメラの数が最も多いと言えます。

アメリカでは、テレビはアメリカ以外の出来事にはほとんど関心がありません。日本の出来事がニュースで流れることがたまにありますが、天気コーナー前の30秒フラッシュニュースです。この「温度差」は何か??

アメリカのニュース番組は出来事を次から次へとシンプルに伝えるだけのものであるのに対し、日本のニュース番組はストーリー仕立てにして伝えます。だから、そこに興味深い人間ドラマや自然現象があれば、大きなニュースになるのです。たとえそれが日本の出来事でなくてもです。だから私たち特派員はとても忙しい(笑)。あちらこちらへ飛んで自前のカメラと自前の記者リポートに命をかけます。

私自身、中米ベネズエラの大統領選挙、貿易関税をめぐるカナダの酪農家の動き、銃規制に戸惑うテキサスの田舎町などを取材しましたが、その都度、「ニッポンのテレビがなぜこんなところに!?」という驚きをもって迎えられます。

こうしてカメラに収めた“自慢”の映像とリポート。どうぞ味わってください。
by terakoya21 | 2013-07-07 10:38 | Broadアイ

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