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アメリカ研修日誌 No.5 part 3 (てらこや新聞98号 大学生のコーナーより)

No. 5 5日目

part 1
part 2

(part 1, part 2は上のリンクをクリックしてください。)

カウボーイと言われてイメージするのは、頭にはつばの長い(?)カウボーイハットをかぶり、シャツにベストを着こなし、ギザギザした金具のついたウエスタンブーツをはいている男性。そして、輪っかになったロープをくるくる回して獲物をしとめ、「ヒーハー」というような掛け声をかけて馬を操る。広大な 赤土の大地、サボテン、列車、線路、酒場、保安官、決闘といったイメージも一緒になって浮かぶ。

これが、私の中のカウボーイだった。ザ・西部劇のヒーローといった感じだ。だからおじさんに聞かれたとき、「え、カウボーイって現代にいるの!?」とまず思った。でも聞いてくるってことはいるんだよな、と思い直すと、次に立ち 上がってきた疑問符は「じゃあ、一体どんな人をカウボーイと呼ぶんだ?」ということだった。カウボーイの定義がはっきりしていなかった私は、自分がそれを見たのか見ていないのかわからず、答えに困ってしまった。

おじさん曰く、私は今日3人のカウボーイを見たらしい。だから、「テキサスに来て何を見た?と聞かれたら、カウボーイズ!!って答えるんだぞ!」と、おじさんは嬉しそうに話す。3人のカウボーイ・・・。その日その畑で出会った、ご主人以外のヤナチェック兄弟のお二人(おじさん含む)とチャッドのことか?と私は推測し、とりあえずそういうことにしておいた。おじさんはカウボーイの定義らしきことは話してくれなかったので、「カウボーイとはどんな人たちか」ということはいつまでも疑問のままだったが、「テキサスにはカウボーイがたくさんいる」ということは、その後の滞在の間になんとなくわかっていった。(カウボーイについての私の考察にはまたの機会にお付き合いください。)

その後、トラクターの中で、「テキサスで何を見た?」と聞かれて 答える練習を、おじさんと繰り返した。何かの話の途中で聞いてくるから、一回目はとっさに答えられなかった。するとおじさんが「あれ だろう?あれあれ!」というように私に目配せしてニヤニヤ笑い、「あぁ、カウボーイズかー」と私も笑って言った。すぐまたおじさんが、「テキサスで何を見たんだ?」と聞いてくれて、今度はきちんと「カウボーイズ!!」と答えることができた。おじさんは「いいぞ、カウガール」と言って、豪快に笑った。

この日の体験は非常に貴重なものであり、とても有意義なものだった。テキサスに滞在した約一か月間の記憶のひとつひとつは、不本意ながら忘れていってしまうことは避けられないが、この日窓から見た光景と トラクターの振動、チャッドの隣に座っていたときやおじさんと話していたときの感情は、長い間私の中に残るような気がしている。

(H.F)
by terakoya21 | 2013-06-03 00:15 | アメリカ研修日誌

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