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寺子屋とともに Time with Terakoya つづき(てらこや新聞98号 かめいのコーナーより)

(昨日掲載の「寺子屋とともに」のつづきです。

また、日本人は、「英会話」が下手なのではなくて、「会話」が下手であるということ、また「英語」が言語であり、人と人の間のキャッチボールに使われる道具であることを忘れているなと感じることが、今も多くありますが、第4号で、外国語学部時代を振り返りながら、私はそのことに触れています。

第一印象

「私の好みのタイプは『色黒、痩せ型、長身、美形でさわやか』な人です。」と大学二年生のとき新入生歓迎会で言ったことがある。すると、それを受けて先輩が、「色黒、痩せ型、長身、美形でさわやかな○○です。」と続けて自己紹介をしていた。

私は、外国語学部出身である。外国語を学ぶ人には、女性も男性もおしゃべりな人が多い。そして、たいてい彼らには友人が多い。

私が通っていた大学では、入学式前に「Hello, Freshman! Festival」というものが催され、在校生が新入生を歓迎し、私が在籍したポルトガル・ブラジル語科では、出席者全員がみなの前で自己紹介をした。びっくりするような名前を黒板に書いて話し出す先輩もいれば、コントを始める先輩たちもいた。新入生は緊張した面持ちで自分のことを語るけれど、次の年には歓迎する側として、何かを話すことを心得るようになっていく。外国語を学ぶ良い環境だったといえるかもしれない。

日本人は「英語が苦手」、「英会話ができない」というけれど、もともと日本語でも「会話が苦手」、「話すことがない」のだと感じることが多い。そのことについて、大学院時代の学友が言っていたことが興味深かった―  「日本の子どもは学校であったことや他人がしたことを話すことはあっても、それで自分がどうしたとか、どのように思ったかということは話さないし、大人も聞かない」。日本では、「自分は・・・」「自分が・・・」という人はでしゃばりだとか、わがままだとか言われる。私はその典型だと少し反省に似た気持ちになる反面、幼い頃から自分を主張する家庭で育ったのが、私には良い意味でも、悪い意味でも大きく影響していると実感した。
さて、話を戻そう。つい最近までその理想を追ってはいたけれど、実際はもちろん、必ずしも「色黒、痩せ型、長身、美形でさわやか」な人ばかりを好きになってきたわけではない。白人もいれば、「鼻形(びけい)」としかいえない人もいた。ただ、この好みのタイプは人と話すときのタネの一つだ。もちろん、そんな人に巡り合えたら言うことは ないのだが、天は二物を与えず、外見が良い人が必ずしも中身が良いというわけではないこともすでに学んでいる。

人との出会いは、思いがけないきっかけから生まれる。そのきっかけは一期一会であることが多い。そのきっかけを逃がさないためにも、自分が何をするか、できるか、何を話すか、話せるか・・・人にどれだけ、どのような印象を与えられるかは、日頃の努力にかかっている。もちろん、前述の自己紹介はお酒の席でのことで、そのときの状況が言わせた台詞だったので、私もいつも自己紹介にそんなことを言うわけではない。ただ、それを受けた先輩の自己紹介も、その場の雰囲気に合っていて盛り上がったのを覚えている。

私たちが出会いにおいて与え、受ける第一印象はとても大事なものである。だから、その第一印象で失敗 すると大変な場合もあれば、その第一印象で思わぬ得をする場合もある。

普段から、しっかり考えて、自分を磨き、皆さんも人との出会いを大切にしてほしいと思う。(第4号 2005年 7月 「寺子屋の日々」より)

出会いから始まる「会話」、思いやりから弾む「会話」の楽しさが、言葉を使い、人と人とのつながりを作って いく…そんな風に考えていくと…日本語も英語も同じことばなのですから、日本語でも会話をすること、そして、自分のことを知り、考えを持ち、人に伝える努力をすること、人を知ろうとすることが大切なのだと思います。また、人とのつながりや自分たちの可能性を広げていく「英語」を勉強すること、少々難しいと感じても、若干ややこしく見えても、続けてみたいと思いませんか。

(Y.K)
by terakoya21 | 2013-05-30 08:30 | 寺子屋とともに

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