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あとがき (てらこや新聞97号より)

最近、寺子屋に「まんが部屋」なるものを作ろうと毎日少しずつ整理をしています。塾に「なぜ『まんが』?」と思われるかもしれませんが、日本のまんがは、外国でも人気となっていますが、書物としてもかなり読む価値のあるものが多いので、コミュニケーションの道具として利用したいと思うからです。もちろん、まんが以外の書棚も充実させていきたいと思っています。

「コミュニケーション・ツール」―意思伝達のための道具、手段のことです。英語を学ぶ前に、そのコミュニケーション・ツールを持たない人、持てない子どもたちが増えていると感じます。もちろん、私もだんだんと人を避けるような生活をするようになり、「これではいかん!」と思うこともありますが…たとえば、返事のできない子どもたち―そして、TPO(Time Place and Occasion:時、場所、場合)によって態度が変えられない生徒たち―は、英語以前の問題だな…と感じます。

その一方で、子どもたちのコミュニケーション力を奪っているのは、大人です。私たちの反省なくして、子どもたちのコミュニケーション能力をあげていくことはできません。そのために、いろいろなものを利用していきたいと思っています。

先日、日本語に、「一人称」を表す言葉がたくさんあるのは、西欧の文化とは違い、常に自分を他者との関わりの中で考える文化が日本にはあるからだというような説明文を国語の問題集の問題文に見つけました(小学アクティブ国語6年―森本哲郎「日本語 表と裏」からの出典)。まさにこれが、私が最初にアメリカで直面したカルチャーショックの 原因であり、自分が日本の文化を知らぬ間に受け継いでいるのだということを思い知り、日本という国のために私は何をすべきで、何ができるのかを考え始めたきっかけでもあります。日本の社会や文化には、欧米の文化とは違う良い点があり、それを伸ばしながら、世界にたちむかっていくことができるはずだと私は考えています。

その一方で、この日本文化が、KYなどという若者言葉に代表される「空気を読む」というよくわからない観念を広め、今の閉塞感を作りだしているとも考えられます。何事もバランスが大切―伝統、文化を重んじることも大切ですが、時流にのることも大切です。バランス感覚をもった、強い子どもたちが松阪から、そして日本からたくさん出てくれることを、いつも 目標に、これからも努力を続けたいと思っています。

さて、「てらこや新聞」発行から9年目のスタートです。連載の皆さん、いつもお忙しい中原稿をありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い致します。また、読者の皆さんのフィードバックも聞かせていただき、そして、「駄菓子のあいや」さんのコーナーも多くの方、また生徒たちに好評です。ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い致します。

(Y.K)
by terakoya21 | 2013-05-09 11:21 | あとがき

英語塾の寺子屋かめいの元気を発信します


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