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まえがき (てらこや新聞 92号 より)

~小さい秋みぃつけた~

通りの木々が色づき、秋色というのだろうか、赤や黄色が町を染めている。現代短歌の授業でクラスメイトが作る歌にも、秋をイメージさせるものが多くなってきた。

以前にも触れたが、わたしの通う大学の周りには木が多い。そのため、その様子によって季節の移り変わりを感じられる。わたしは近頃、通学路のある場所を通りかかる時、もっぱら下を向いて歩く。様々な種類の木々が茂る林に沿ったその歩道で、色づいた落ち葉を拾うためだ。

2週間ほど前、いつものように歩いていると、ふと足元の葉が目に留まった。思わず立ち止まって手に取ると、赤一色にみえたその葉の中にも様々な色がある。わたしの乏しい色の表現にのっとると、真っ赤、赤、オレンジに近い赤、オレンジ・・・と4色くらいになってしまうのだが、その間にはもっとたくさんの、なんともいえない中間色がある。そして、色以外にも、その葉の形や、葉脈などの模様を見てもおもしろい。その発見があってから、気に入った葉を拾っては、本に挟んでいる。

短歌の授業で作品を作る必要もあり、身の回りの景色に注意深く目を向けるようにしているのだが、そうして得られた発見は、わたしの心をなかなかに生き生きとさせてくれる。小さい秋を見つけることは、小さな幸せを見つけることかもしれない。・・・なんて、かっこつけたことを言いたくなるのも、秋の仕業ということにしておこう。

(H.F)
by terakoya21 | 2012-11-28 17:36 | まえがき

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