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てらこや日誌

What is important is knowing your own strength and weakness.

情報が多すぎるのか…
考える力がついていないのか…

おそらくその両方だと思うのですが・・・
生徒たちが、むやみに焦り、
空回りしているなと思うことが増えています。

そんな中、先日テストを終え、結果がすべて出そろった中学1年生の男の子が
結果を見て、お父さんに叱られた話をしてくれました。

かろうじて英語は、5教科の中ではとびぬけてよかったので・・・
私たちとしては、ほっとしたものの…ほかの教科の結果は
確かに、お父さんも怒るねぇ~というものでした。

でも、私は、彼の話を聞いて、本当にすてきなお父さんだと思いました。

お父さんの彼に課した次の課題は彼の今の点数の何十点代というところを
10点代分あげたもの

たとえば、40点代だったら、50点代…50点代だったら、60点代というような形で…

そして、それができなければ、今夢中になっているクラブを辞めさせるとのこと。

彼にとっては、そこが一番イタイところです。(^_^;)

そこで、私は、それを避けるために彼がした方がいいことを提案しました。

そして、私たちが、どのような協力ができるかも…
有料、無料のものをとりあえずすべて話をしました。

そして、無料のものは彼次第でいつでも始めていいから、
ノートだけ用意するように…伝え、
有料のものは、ご両親と相談するように言うと

ホッとした様子。

授業の1時間前に塾にやってきたのには、わけがあったようです。(*^_^*)
ゆっくりと一歩、一歩、焦らず進んでいってほしいと思っています。

今、子どもたちと保護者の方々、学校の先生のテストへの対応を見ていて
目標の立て方や、叱り方が、一律であったり、
子どもたちの自尊心を深く傷つけるものが多いような気がして
ときどきやるせない思いをすることが増えています。

それが、子どもたちの空回りに影響を与えていると感じます。

点数に表れないことというのが、それぞれにあるのです。
そして、叱られることや点数への受け止め方は、性格に左右されます。

それが、このお父様は、よくわかっていらっしゃる対応で、ホッとしました。
そして、それを素直に相談してくれた生徒に感謝です。(#^.^#)

また、学生の授業では、1週間で最後の授業である昨日の高校3年生クラスの生徒…
生真面目で、一生懸命勉強に取り組んでいるのですが・・・
なかなか自分で実感し、周囲を納得させる成果が上がらない…。
寺子屋に来るようになって、1年3か月ほどで、
私には、少しずつ成果が感じられていて、
ほめ始めようと思わせるまでに至っています。
でも、彼の生真面目さと、成績へのあきらめのような投げやりさが
その成果を見にくくし、今一歩の伸びを阻んでいて、
そのための焦りが、ずっと気になっていました。

なので、昨日は授業後、少しその話をしました。
本人も、私に指摘される自分の弱点に納得がいったようでした。

もう高校3年生、先ほどの中学1年生のように時間があるわけではありません。
それでも、焦らず、夏までは、弱点克服に重点を置いてほしいと伝えました。

まだまだ、一歩一歩落ち着いて子どもたちが勉強できる環境が少ないように思います。

寺子屋での試行錯誤は続きます。

(Y.K)
by terakoya21 | 2012-06-17 12:04 | 日記

英語塾の寺子屋かめいの元気を発信します


by terakoya21