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まえがき (てらこや新聞66号 竹川のコーナーより)

~時間管理は誰のもの?~

仕事に復帰した今年の8月…あっという間に過ぎてしまったけれど、いろいろと考えさせられることの多かった一ヶ月でした。

先日、授業開始早々、亀井先生の逆鱗に触れ雷が落ちたクラスがありました。またその前日のあるクラスでは、生徒の「どうでもええ」というとっさのひと言に、同じ教室にいた亀井先生が憤りを感じ、言われたその時は聞き流した私も、その翌日以降、この言葉にいろいろ考えさせられています。

いずれも…彼らが状況を説明し得る言葉や表現力を十分に持ち合わせていないということを省いたとしても、私たちには見過ごすことのできない大きな課題がそこには隠されていると思えるのです。

前々から数回にわたって確認するよう求められているのに、一週間後に迫る定期試験の試験日程と試験範囲が把握できていないこと、そして、時間管理に対する「どうでもいい」という態度が結局すべての生活に大きな影響を与えているということを理解していないこと。

「試験を受けるのは誰?」

「あなたの時間は同時に私たちの時間でもあるはずではないのか?」

-どちらにも共通するのは、自分の問題だと自覚できていない、自主性があまりにもないということです。

もちろん私にも、ついだらだら、ぼぉ~っとしているうちに時間が過ぎてしまうということがないわけではありません。そういう時間も時には必要です。けれど…ここのところ、授業の様子を見ていると、なんてもったいない時間の使い方だろう…と思うことが非常に多いのは、自分のスケジュールを自分で管理できていない子供達があまりにも多いことにも原因がありそうです。

子供達が自分のこととして時間管理ができるようになるには、大人がいろいろ手をかけすぎるのも、またかけなさ過ぎるのも両方問題があるのでは…と思う今日この頃。匙加減が難しいけれど、誰にも等しく与えられている時間、そして等しく過ぎ去っていく時間を、充実したものにできるかどうかは、それぞれの時間の捉え方と過ごし方次第です。この問題は、今後も様々な場面、様々な時に考えさせられるテーマとなりそうです。

(K.T.)
by terakoya21 | 2010-10-01 15:08 | まえがき

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