I LOVE BOOKS (てらこや新聞59号 竹川のコーナーより)

BOOK24: 坂東 眞理子
「女性の品格 装いから生き方まで」


私は、いわゆる「ベストセラー」には敢えて飛びつかないという主義を持っています。…ただの偏屈にすぎないのですが、「ベストセラー」と言われると、なぜか「そう言われているうちは絶対に買うものか」と思ってしまいます。

しかし今回ご紹介するのは、皆さんもご存知の通り、2007年のベストセラー本です。珍しいことに、この本がベストセラーとしてテレビなどでよく採り上げられるようになり、私も一応女性だし…とも思い、ベストセラーと言われだして少しした頃に買い求めました。

が…やはりというべきか、一冊読み終わるまでに、なんと2年近くを要してしまいました。。。(-_-;)少し読み進めては、違う本を読んだりして、なかなか読み進まず、最後までたどり着くのに苦労した一冊となってしまいました。

大体『品格』って何なのでしょう。『品格、品格…』と言われ続けた元横綱・朝青龍関の引退会見を見て、朝青龍関だけでなく、それを声高に叫んでいる人たちや質問をする記者たちにも「『品格』っていったい何?」と尋ねたくなるような気がしました。

…と、話はずれてしまいましたが、辞書によると『品格』とは「その人やその物に感じられる気高さや上品さ。品位」(大辞泉より)だそうです。説明されても難しいですね。「その人やその物に感じられる」というのは、それを受け取る人それぞれの感じ方によって違ってくるということでもあるでしょう。一定の基準や形を持たない「感じられるもの」というのですから、本当に曖昧なものです。
『品格』と言ってしまうと難しいけれど、人に感じ取ってもらうということならば尚のこと、「下品」というよりは「上品」だと感じてもらいたいと思うものです。

“良いことは隠れてする”“人の悪口を言わない”“人の見ていないところで努力する”…など、「確かにそうよね…」と思えるものが多く、改めてこのように文章化して言われるまでもないような事柄ばかりを扱って話されているのですが、このように文章化され、それがベストセラーになるということは、それだけ実践できていない人が目立つということの裏返しなのかもしれないとも思えます。

サイト・アマゾン(http://www.amazon.co.jp/)を見ると、この本に対する結構批判的なコメントが見受けられますが、私自身は「女性」だけに限らず、「人」としてのあり方を問われている内容で、述べられている全てに賛成し実践するかどうかは別としても、「そうね」と納得しながら自分を振り返るのに一読してみる価値はあるのかも…と思いました。「品格ある女性」というより「付き合っていて気持ちのいい人」だと私自身は思われたいと思っていますが、さて、実際はどうでしょうか…。

(K.T.)
[PR]
by terakoya21 | 2010-03-29 21:47 | I Love Books

英語塾の寺子屋かめいの元気を発信します


by terakoya21
プロフィールを見る
画像一覧