てらこや週報②
2009年 11月 20日
今週半ばに長~いメールを大学時代の友人からもらいました。
先々週の日曜日高校時代の友人とランチに行ったときから
ず~と考えさせられていることがあります。
今私たちが子どもたちに見せる姿は、
何年後、十年後、数十年後の彼らに影響するということを・・・
忘れてはならないということです。
高校時代の友人の隣人が子どもを明らかなものではないけれど
「虐待」しているように思う・・・という話がありました。
私は、その話を聞き、彼女に、一応児童相談所などに相談してみることを勧めましたが・・・
彼女は、「そんなん、私が言ったってばれたら困るやん!」
・・・そのときは、その発言をする彼女の気持ちが
わからないわけではなかったので・・・
「私があなたの立場ならそうするし、
しといたほうがあなたの子どものためでもあると私は思う」とだけ伝えました。
が・・・その後、ふつふつと不安が消えずに煮詰まっていっています。
取り越し苦労かもしれない・・・
けれど、隣に住む彼女の子どももおびえてしまう怒鳴り声や叱責が
日常的に繰り返され、しゃくりあげるように泣きながら学校に行く隣の同級生の姿
そして、
「ばれたら困る」と何もしない自分の親や、
ヘラヘラと笑いながらその恐怖のおばさんとしゃべる親の姿は、
わが子の目に、どのように映るのだろうか・・・
児童相談所に言ったところで変わらないのかもしれない
そして、「しつけ」なのかもしれない。
内政干渉ならぬ、おせっかいなのかもしれない・・・
でも、私はあと3週間もすれば、38歳になるという年齢に達して・・・
今の私があるのは、親が守ってくれていたからだと実感し、
私が今、生徒たちのために、「珍しい人」と言われながら
駆けずり回れるのは、同じことを周囲の大人にしてもらってきたから・・・
と考えると、隣の子のことは、わが子のことだと思うのだけれど・・・
違うのだろうか。
水曜日に届いた友人のメールに、
「親が懸命に正義を実践する姿を見せさえすれば、子どもはおのずと親を敬いまっすぐ育つ」と誰かが言っていたとあった・・・
正義の定義はいろいろあるのだと思うけれど・・・
アメリカが正義を振りかざしたために、あまり信じられなくなった言葉だけれど・・・
自分が善と信じることを・・・自分の出来る範囲で実践する。
難しいようで単純なことのようにも思える。
単純だから難しいのか・・・
気がつけば、11月も後半、今年も最初から最後まで・・・こんな調子で終わっていくのか・・・。
(Y.K)