世界の街角から ~Da Esquina do Mundo~ (てらこや新聞51号 木下さんのコーナーより)
2009年 07月 10日
先月、ナチュラルな外国語を話すべく「できるだけ多くの文章を読んだり、聴いたりするようにしている」と書きました。
お堅い文章を読んでいるなんて思っていませんか?とんでもありません!!怠け者なので、仕事帰りの深夜や週末に、難しい文章は読みたくありませんから、外国語の音楽を聴いたり、雑誌を読んだりしています。その日の気分によって、音楽もジャンルを変えたり、雑誌も、趣味のものや、あるいは本文ではなく、自動車や電化製品などの宣伝のページを見ることもあります。こちらの方が楽しいし、面白いですから。別に真剣に読んでいるわけではありません。だから、知らない単語が出てきても辞書で調べず、流し読みします。今はインターネットやポッドキャストなどからも夥しい数の情報が得られるようになっているので、興味の範囲も広がります。
日本語の歌や雑誌を聴いたり、読んだりすることの延長線です。皆さんも、音楽の雑誌を読んでいてそれに飽きたら、途中でやめて、テレビを見るとか、他の雑誌を読むとかあると思いますが、それと同じ感覚です。日本語の雑誌を読んでいて、途中でブラジルの音楽を聴くというような感じですね。
とにかく継続することが重要ですから、「外国語」とは意識しません。これでも、のちのち必ず役に立ちます。「この単語は、日常は使わない」とか無意識に身に付いていることが多いからです。