カテゴリ:CINEMA PARADISE( 10 )

My Cinema Paradise (てらこや新聞120-121号 竹川のコーナーより)

MOVIE15・16: 
カーズ、カーズ2
Cars・Cars2


こんなコーナーあったのか…と思うほど久しぶりに登場の映画コーナーです(-_-;)。番外編を書いた58号以来の登場となりました。

以前、Facebookで「出産してからなかなかできないこと」を紹介している記事があり、その中の上位に「映画を見に行くこと」が挙げられていました。私もそう思う一人かなと思いますが・・・よく考えてみれば、子供の妊娠出産に関わらず、なかなか映画館へ足を運ぶことが少なくなっていたのも事実で、子供のことを心配せずに自由に映画館に行けた時でも、映画館から足が遠のいていて、なかなか見る機会を持っていませんでした。しかし、人というのは勝手なもので、行けない理由(今は子供)があるとわかると、なんだか無性に行きたくなる気持ちになるものです(^_^;)。

今でも映画をゆっくり見る機会は、ハッキリ言ってありません。見に行く時間、余裕もない感じです。見ようと思って買ってあるDVDはあるものの、全く見られないまま放置されていて、その数が増えていくだけ、そして、何のDVDが我が家に眠っているのか、それすら忘れているような状態です。

そんな中、もう何度も何度も繰り返し見させられている映画が、今回ご紹介する「カーズ」と「カーズ2」です。今まで見た映画で、これほど多く回数を見ているのは、このカーズ  シリーズだと断言できるほど見させられています。…そう息子に、ほぼ毎日のように見させられているのです!

三歳になった息子が二歳代の時に、車が大好きなので見るかもしれないと夫が買ったDVDが「カーズ」でした。もうそれこそ飽きるほど、見ています。冒頭部分では、曲に合わせて「ウー」などと合いの手を一緒に入れたり、それはそれは楽しげに…見たいところだけ 集中して見て、見たくないところは見ない、そんなふうにして、でも、しっかり楽しんでいます。

「カーズ」は、ピストンカップというレースで、新人で初の優勝を狙っているライトニング・マックィーンが主人公のお話です。独りよがりで自分勝手なマックィーンが、あることがきっかけで出会った町の車たちとの触れ合いを通して、本当に大切なものは何かに気付いていきます。

「カーズ2」は、マックィーンがワールド グランプリというレースに招待され出場することになるのですが、そのレースに同行させた親友のレッカー車・メーターがある出来事に関わっていくことになるお話です。

ちなみに、我が家の三歳児は、この「カーズ2」に出てくるレーサーたちの中から、特に 目立つわけでもないのにスペインとドイツの車が気に入ったらしく、今では、国旗を見て「スペイン!」「ドイツ!」と、この二カ国は言い当てられるようになりました(^_^;)。

大人から見ると、「おいおい、それは…」とか「いや、だってさ…」とかツッコミどころは結構ありますが、とても楽しいお話です。
(K.T.)
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by terakoya21 | 2015-05-18 08:30 | CINEMA PARADISE

MY CINEMA PARADISE (てらこや新聞58号 竹川のコーナーより)

番外編: 私と映画

高2のクラスで使っている英語の教科書にサイモン&ガーファンクルの名曲「Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋)」について取り上げているレッスンがある。ちなみに、高2の彼らは1人もサイモン&ガーファンクルを知らず、その曲名を聞いて分かるという者もいなかった。レッスンを読み進めていくと、彼らのヒット作に「Sound of Silence」があるとの記述があったので、それなら知っているのかと尋ねたけれど、やはり答えは同じだった。

それで、「“Sound of Silence”と言えば、ダスティン・ホフマンの『卒業』という映画の挿入歌で…、で、『卒業』っていう映画は知ってる?」と尋ねてみたのだが、やはり答えはNoだった(-_-;)。

授業後、そんな話を講師陣にしたところ、亀井先生が興味深い疑問を投げかけた。-「彼らにとって“ダスティン・ホフマン”といって思い浮かべる代表作って何なんだろうか…。」

そんなやりとりから、私と映画のつながりについていろいろと思い返してみた。今回の新春特大号は番外編として、私と映画に関して綴ってみたいと思う。

さて、上述のダスティン・ホフマンから考えてみよう。私にとって、ダスティン・ホフマンをおそらく初めて見た映画は『クレイマー、クレイマー“Kramer vs. Kramer”』だろう。ダスティン・ホフマン演じる夫のテッドが、メリル・ストリープ演じる妻のジョアンナから別れを告げられ、一人息子をめぐって裁判にまでもつれ込む話だ。家事など一切したことのないテッドが、ぐちゃぐちゃのお世辞にも美味しそうとは言えないフレンチトーストを息子のために悪戦苦闘して作るシーンは、今でもよく覚えている。その他にも、女装したダスティン・ホフマンが印象的な『トッツィー“Tootsie”』や自閉症の人物を演じた『レインマン“Rain Man”』など…。そして何といってもやはり『卒業“The Graduate”』だろう。アメリカでは1967年、日本では1968年公開のこの映画、もちろん私の生前の映画で、私はビデオを借りて見た作品だ。ダスティン演じるベンジャミンが、挙式中の花嫁を「エレーン!」と叫び奪い去るラストシーンが印象的だけれど、全体的には暗い印象のある映画だ。

例えば挙げたダスティン・ホフマンでも、何かのきっかけで見た「クレイマー、クレイマー」から、こんな俳優がいるのだと知り、大学時代「レインマン」の話の内容に惹かれ映画館に見に行き、代表作といえる「卒業」は見ておくべきかもとビデオを借りたというわけだ。例えばある一つの作品から、興味を持てば、いくらでも世界は広げられると思う。

私がいろいろな映画を見る土台となった時期は大学時代。大学2回生の必修英語のクラスは映画『カサブランカ“Casablanca”』を見てヒアリングをしていくという内容だった。1942年製作というのだから、もちろん私が生まれるずっと前の 白黒映画だ。この映画でハンフリー・ボガートという俳優とイングリット・バーグマンという女優を知った。“Here’s looking at you, kid.(君の瞳に乾杯)”という名ゼリフを言うボガート、ちょっと馬面だけれど、「カサブランカ」で彼が演じるリックは、多くを語らず、愛する人の幸せだけを祈る。「As time goes by」というこれまた名曲が、切なさを倍増させる。その姿に、人生経験などほとんどない大学生の私もダンディズムを感じたのだ。そして、それをきっかけに『俺たちは天使じゃない“We’re no Angels”』『麗しのサブリナ“Sabrina”』などの出演作を見ることになった。今でも、最もダンディズムを感じるのは?と問われれば、映画「カサブランカ」のボガートと答えるだろう。

大学時代、私の周りには映画好きの友人がたくさんいた。そして彼女たちの影響を大きく受けて、いろいろなジャンルの映画を見るようになった。

「これを見よう」と、大学時代、私が一人暮らしをしていたマンションに、それらの友人がビデオを持ってこなかったら、今ももしかしたら見ていないかもしれないだろう映画がたくさんある。

筆頭に挙げられるのが、マフィアものの映画。『ゴッド・ファーザー“THE GODFATHER/MARIO PUZO'S THE GODFATHER”』『ゴッド・ファーザー Part2“THE GODFATHER: PART II/MARIO PUZO'S THE GODFATHER: PART II”』は特に印象的。友人がビデオを持ってこなければ、本当に今でも見ていなかった映画かもしれない。シシリーからアメリカに移住し、貧しい生活から一代で財を成したドン・コルリオーネと、敵対するファミリーとの抗争劇が描かれる。「目には目を 歯には歯を」と言わんばかりに、敵に襲われれば復讐をする泥沼の抗争へと化していく段は、銃撃のすさまじさに身も凍りつくような気持ちを味わうものの、一つ一つのシーンが切なく美しいのも印象的だ。特にPart2では、若き日のドン・コルリオーネを、細くて若く、端正な顔が印象的なロバート・デ・ニーロが演じている。

砂漠にネオン輝くカジノ街を作った実在の人物を描いた『バグジー“Bugsy”』なども、「ゴッド・ファーザー」シリーズを見ていなければ見に行っていなかっただろう映画だ。こういう影響を受けて、ケビン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア出演の『アンタッチャブル“The Untouchables”』は、何度見ても見入ってしまう映画になっている。

実在の人物を描いたもののほか、歴史上の出来事などを描いた映画も、見るのが好きなジャンルだと思う。『遠い夜明け“Cry Freedom”』では南アフリカのアパルトヘイト問題を知り、『カラーパープル“The Color Purple”』では黒人差別と男尊女卑の悲しい真実を知ったし、『プラトーン“Platoon”』ではベトナム戦争に参加した兵士たちの極限状態の心理模様を垣間見、人間の弱さを知った。『裸足の1500マイル“Rabbit-Proof Fence”』ではオーストラリア原住民アボリジニの「同化政策」という名の隔離政策が実際にあったことを、映画で初めて知った。

それらの多くは、人間の愚かさや過ちなどを取り上げているものかもしれないが、今の時代にも通じる普遍的なテーマで、世界だけでなく自分たち自身の問題として見ることができる。それも映画の大きな魅力だと思う。友人が持ってきて一緒に見た映画のビデオには、もうすでに映画の題名どころか内容すら覚えていないものもかなりあるけれど、中国や香港、韓国などの映画を見るようになったのも、友人たちの影響のおかげだろう。


つれづれなるままに書き綴ってきたけれど、今までに見た映画は数え切れない。今回挙げた映画だけを見ても、かなり好みに偏りがあるのかもしれない。けれど、私にとって映画は、あらゆることを知る、とても身近なツールなのだと思う。特にむさぼるように映画を見た大学時代と社会に出て数年の頃。その頃は、今のように携帯電話もインターネットもなくて、とにかく世界について、人間について「知る」手っ取り早い方法が映画だったのかもしれない。

ちょっとキーボードを叩けば、ありとあらゆる情報がたやすく手に入る今は、かえって「知る」ということに無関心に陥りやすいのかもしれないと、年々特に高学年の英語クラスの生徒たちを見ていると、そう思えてならない。押し付けるつもりはないけれど、映画評論家の故水野晴郎さんの言葉を借りれば「いや~、映画って本当にいいもんですね~」と私自身も思っている。

以前に見た数ある映画から少しずつ、このコーナーでご紹介できたらとも思っている。

とにかく、私にとって映画は大げさにいえば「世界を知る」「人間を知る」貴重な情報源だということだ。

(K.T.)

参照:ウィキペディア、Yahoo!映画http://movies.yahoo.co.jp/
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by terakoya21 | 2010-03-03 18:27 | CINEMA PARADISE

MY CINEMA PARADISE (てらこや新聞55号 竹川のコーナーより)

MOVIE14: ローマの休日
Roman Holiday


オードリー・ヘップバーンを嫌いな日本人はいないと思う。

そう思っていたけれど、高校生の中には「オードリー・ヘップバーン」を知らない子達もいるということに、ここ数年、毎年驚かされている。小学生にいたっては「オードリー」はお笑い芸人のコンビ名しか思い浮かばないだろう…。

1929年生まれのオードリー、今年は生誕80周年になる。私がいつ初めて彼女の名前を知ったのかは、もう定かではないけれど、1989年公開の彼女の最後の映画『オールウェイズ(原題:Always)』を映画館に見に行った時、「歳をとったなぁ」と思ったことを今も覚えている。…ということは、それ以前に彼女のことを知っていたということだ。つまり、高校生の時にはすでに彼女のことを知っていたということになる。

オードリーの出演している映画で好きな映画は?というよくある質問のほぼ1位をとるのが『ローマの休日』だろう。今更言わずとも知れたストーリーだけれど、この映画のオードリーは私も好きなうちの一つだ。『マイ・フェア・レディ』『麗しのサブリナ』『昼下がりの情事』『ティファニーで朝食を』『いつも二人で』等々…どの映画のオードリーも気品があって美しく、チャーミングで可愛らしくて、大好きだけれど、やはり『ローマの休日』のアン王女のオードリーは、とびきり透明感があって、小リスのようなくりくりした瞳が印象的で、輝きあふれる笑顔に見惚れてしまう美しさがある。

もう何度も映画を見て、ストーリーもすべて知っているというのに、何度見ても全く見飽きないのは、彼女の美しさの所以だと思う。何度も見ているのに、映画館の大きな画面でオードリーを見たいと、製作50周年記念のデジタル・ニューマスター版『ローマの休日』を母と一緒に映画館に見に行ったことさえある。

よく知られているこの映画のあらすじは 敢えてここでは紹介しない。ただ私の好きな場面を挙げておくと、一つはグレゴリー・ペック演じるジョー・ブラッドレーにもらったお金を使って、市井の暮らしに触れ、初めて街角の美容室でばっさりと長い髪を短くカットしてもらうシーン。このシーンを見るたびに、私は毎回、そのオードリーの髪型に憧れる。

そしてもう一つは、各国大使らとの面会シーンの最後、心に抱く想いを告げられないままジョーと別れる時、振り返ったオードリーが柔らかく微笑むシーン。心に抱いた声に出せない想いを抱えて、この後の人生を歩んでいくのであろうアン王女の心の強さを感じられる最後の名シーンだ。

時がどんなに経っても、人の心に印象深く残る数少ない名画だと思う。

(K.T.)

(参照:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
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by terakoya21 | 2009-11-15 23:06 | CINEMA PARADISE

MY CINEMA PARADISE (てらこや新聞50号 竹川のコーナーより)

MOVIE13: グラン・トリノ GRAN TORINO

今年のゴールデンウィーク、約半年ぶりに映画館に足を運びました。前の特大号で「今、見たい映画」という題で、その時に見たいと思っていた映画をいくつかご紹介したのですが、結局それらは一つも見ることなく終わっていってしまいました…(>_<)。

今回見に行った映画は、クリント・イーストウッドが監督・主演を務めた『グラン・トリノ』。

自動車産業が花形だったのは、かなり昔…白人社会だった地域は、自動車産業の衰退と共に白人が他地域に移り住み、貧困層の異民族に占拠されています。クリント・イーストウッド演じる主人公ウォルトは、定年までフォード社の自動車工を勤め、今は異民族ばかりが住むその地域にいまだ住み続けている老人。自ら1972年にステアリング・コラムを取り付けた自慢のヴィンテージカー「グラン・トリノ」を愛車にしています。

しかし彼はかなりの頑固者で口が悪く偏見に満ちた差別主義者。相手が誰であろうと気に入らなければ罵声を浴びせ、銃を抜くことさえある人物です。妻を亡くし、その葬儀にやってきたへそ出しルックの孫娘に鋭い睨みを投げつける偏屈者で、自分自身の息子たちとも折り合いが悪く、息子たちは「触らぬ神に祟りなし」と言わんばかりの態度しかとれません。

そんな彼が、ひょんなことから隣家に引っ越してきたモン族(ベトナム戦争で米軍に協力したためアメリカに亡命せざるをえなかったアジア系の少数民族)の家族と交流をするようになっていきます。最初はやはり差別主義的な言葉が続くのですが、だんだんと彼らと心を通わせるようになっていきます。「どうにもならない身内よりも他人の彼らの方が身近に思える」と思うほどに、彼らの存在が、死の影がちらつくウォルトにとってかけがえのないものになっていくのですが…。

ストーリーの中身は、これ以上話せませんが、衝撃的だけれど非常に考えさせられるシーンがラストにきます。エンドロールが流れる時の挿入歌の一節をイーストウッドが歌っているのですが、非常に切なく聞こえるのです。

私が、イーストウッドの映画をちゃんと見たのは『許されざる者』が初めてで、映画館に見に行った映画には『パーフェクト・ワールド』『ミリオンダラー・ベイビー』があります。イーストウッドというと『ダーティー・ハリー』シリーズが有名なのでしょうけれど、私の中での彼のイメージは、「イーストウッドの映画=暴力的」というような図式があって、それらの映画を見る前は、あまり見たいと思う俳優・監督ではありませんでした。けれど『ミリオンダラー・ベイビー』を見て、非常に難しいテーマで、これという正答はでないけれど、他の人といろいろな考えを話し合える映画を作る人だ・・・と思ったところから、彼に対する見方が少し変わりました。

この『グラン・トリノ』も、人によって見方や感じ方はかなり違うだろうと思えます。舞台となっている街やテーマはごくありふれていて特別なことや派手なことはなく、地味な映画なのかもしれませんが、ラストシーンの捉え方、考え方は千差万別、人によって意見は分かれるだろうと思います。そして、かなりの差別主義的な発言もあり、特に女性にはかなり衝撃的な気持ちにさせられるシーンもあるので(私も少々嫌悪感を持ったのも事実です… きっと女性なら同じように感じるはず…)、好き嫌いは分かれそうですが、とても深い内容の映画でした。だんなさん曰く「深い話やったけど、日本では流行らんかもな…。」

エンドロールが流れる間も何だか呆然とし、見終わって時間が経ってからも奇妙な感慨が残る映画でした。辛い気持ちにもなるけれど、それを乗り越えても見る価値はある、大人向けの映画だと思います。

(K.T.)
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by terakoya21 | 2009-06-26 14:07 | CINEMA PARADISE

MY CINEMA PARADISE (てらこや新聞46号 竹川のコーナーより)

番外編:今、見たい映画
今後、見たい映画


最近、すっかり映画館から足が遠のいているばかりか、家でDVDや映画を見ることもほとんどない上に、以前に見た映画については、このコーナーでご紹介するにはもう一度見直した方がいいだろうと思われる記憶力のなさ(-“-)のため、「新春特大号」でご紹介できる映画がなく、急遽、番外編として「私が今、見たい映画&今後見たい映画」についてご紹介することにしてみました(~_~;)。

「寺子屋に小学生の時から通っている」という生徒の皆さんのほとんどにおなじみの映画といえば『ライオン・キング』ですね(*^_^*)。シンバが友達になったティモンという登場動物を覚えているでしょうか。ティモンはミーアキャットという動物。そこで、私が見てみたい映画は…そのものズバリ!!『ミーアキャット』(原題:THE MEERKATS)です。ミーアキャットは身長30㎝の野生動物。アフリカ・カラハリ砂漠での、危険と隣り合わせの生活を追ったドキュメンタリー映画です。『ライオン・キング』のティモンもそうでしたが、このミーアキャットという動物、見た目が何だかとてもユーモラスで愛らしい。けれど、野生における生活は危険と隣り合わせで、のんきに「かわいい」なんて言っていられない…たくましく生きる彼らの生活を垣間見たい映画です。

そして次に見たい映画は…『チェ 28歳の革命』(原題:CHE PART ONE/THE ARGENTINE)。恥ずかしながら私は、「チェ・ゲバラ」という人について、詳しいことを知りません。アルゼンチン人医師だった彼が、どのようにしてカストロと出会い、キューバ革命に突き進んでいったのか…というお話。私は歴史上の人物を描いた映画が結構好きです。そして、知らない人のことなら尚更知りたいと思います。この映画を見たいミーハーな理由としては、ゲバラを演じているベニチオ・デル・トロ。決して男前というわけではないけれど、私はなぜかこの人の顔がとても好き(~_~;)。この映画は『チェ 39歳別れの手紙』 (原題:GUERRILLA/CHE)へと続きます。見たい映画ではあるのですが、前編・後編と、長時間に耐えられるかどうかが問題…(>_<)。

何をおいても(?!)ぜひ見たい映画が『マンマ・ミーア!』(原題:MAMMA MIA!)です。世界中で大ヒットしたミュージカルの映画版。近場で言うと(?!)新名古屋ミュージカル劇場でロングラン上演されている劇団四季の「マンマ・ミーア!」も2月28日が千秋楽だそうです(参照:劇団四季公式サイトhttp://www.shiki.gr.jp/index.html)。スウェーデンのポップグループ・ABBAの大ヒットナンバーをふんだんに使った作品。私はABBAの音楽を現役世代として聞いたわけではないけれど、そのメロディーはどこかで耳にした ことがあり、馴染みのある旋律です。シングルマザーに育てられた娘が、結婚式に父親の可能性のある男性を招待し…というお話。思わず踊りだしたくなるような軽快な音楽に、楽しい時間をもらえそうな作品です。

そして、邦画の中で一番見たい映画が『余命』。結婚10年目にして待望の赤ちゃんを授かった外科医の女性。夫と喜びに浸るものの、間もなく乳がんが再発し、治療をとるか出産をとるか選択を迫られる…というお話です。今後私ももしかしたら小さな命を授かることもあるかもしれない…そう思うと、ぜひ見ておきたい映画の一つです。…が、年始早々、どうしても読みたくなり、谷村志穂さんのこの同名小説を購入したので、多分、映画を見に行くよりは小説を読んで終わらせてしまいそうな気がしています…(-.-)。しかしこれも…、他の本同様、購入してすぐに読み始めていないので、いつ読み始め、いつ読み終えられるか、はなはだ疑問でもあります(-_-;)。

ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットが共演する『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(原題:THE CURIOS CASE OF BENJAMIN BUTTON)も気になっている映画の一つ。第一次世界大戦から21世紀にいたるまで、80代で生まれ徐々に若返っていく男性の数奇な人生の物語。どのような人生が展開されていくのか、非常に興味深い内容です。老いること、人を愛するということ…人が生きることの普遍的なテーマを扱っているけれど、設定が かなり斬新。そこにどのようなドラマが展開されるのか予想もつかず、非常に興味をそそられます。

そして、最後に…だんなさんのお勧め作品をご紹介しておきましょう。この新聞でも何度か触れていますが、だんなさんは「馬」が大好きです。一昨年に北海道に旅行し、目の前で駆ける馬の姿を見たら、私も妙に感動し、飽きもせず、何時間もその姿を眺めていました。とても優しい眼をしている動物です。

だんなさんがお勧めする映画は『ジョッキーを夢見る子供たち』(原題:LADS ET JOCKEYS/LADS & JOCKEYS)というフランス映画です。フランス国立の厩務員・騎手養成寄宿学校で、未来のスター騎手を夢見て訓練に明け暮れる子供たちを追ったドキュメンタリー。夢と希望、そして不安と困難…いろいろな試練に立ち向かう子供たちの様子が描かれている映画。騎手になれなければ、厩務員(厩舎で競走馬の世話をする人(大辞泉))として一生を終える厳しい世界だそうです。普段あまり知る機会やきっかけがない世界だけに、どのような日々をその学校で送っているのか見てみたい映画です。


…と、今回は、「見てみたい映画特集」になってしまいました(~_~;)。この中で実際に見に行ける映画はいくつあるでしょうか…。

(K.T.)

(参照:Yahoo!映画情報http://movies.yahoo.co.jp/)
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by terakoya21 | 2009-02-21 21:54 | CINEMA PARADISE

MY CINEMA PARADISE (てらこや新聞43号 竹川のコーナーより)

MOVIE12: 真珠の耳飾りの少女
GIRL WITH A PEARL EARRING


是非行きたいけれど、多分行けない展覧会があります。東京都美術館で開かれている「フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~」。

私がフェルメールの作品に興味を持つようになったきっかけが、この映画です。

フェルメールは、17世紀に活躍したオランダの画家。現在彼のものだとわかっている作品は、わずか30数点だとか…。彼についてあまり多くのことは知られていないようです。

フェルメールの絵の特徴は室内画、そして構図がほとんど同じ。向かって左側に窓があり、その窓から光が暖かく差し込む室内、そこにいる少女や女性を描いている作品が多く見受けられます。それらの女性は、談笑していたり、手紙を書いていたり、牛乳を注いでいたり…と、描かれているのはごく普通の日常生活の一風景にすぎないのですが、こちらを向く女性の眼差しと、包み込むような暖かな光に心を奪われます。

この映画では、その当時のオランダの状況、金銭欲と性欲にしか興味が無い下劣な印象の上流階級と、生活費を稼ぐのに必死な貧しい人々の様子が、淡々と映し出されていきます。その中で、どのようにしてフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の絵が誕生したのか、その成り立ちを想像した「フィクション」、その絵の背景にある物語を勝手に想像した…というものです。

言ってしまえば、ただそれだけの映画…。しかも淡々と描かれ、台詞もそんなに多くはありません。ともすると眠くなってしまいそうな映画でもあります。しかし、フェルメールと絵のモデルになった少女との関わり・距離感が、見ていくほどに、息を呑むほど美しく、静謐で、実際にそんなシーンはないけれど、とても「官能的」に映るのです。今となっては、「真珠の耳飾りの少女」の絵を見ると、私には絵の中の少女が、その少女を演じたスカーレット・ヨハンソンにしか見えなくなっています。暗い背景の中浮かび上がる少女の、大きな濡れた瞳と、何か言いたげにそっと開かれている唇…どの絵画も決して動くわけではないけれど、今にも動き出しそうなその一瞬を捉えた作品で、見るものを惹きつける絵です。その一瞬がどのように生まれたのかを描いた作品、あくまで作り話なのですが…。

この映画を見て以来、私はすっかりフェルメール作品のファンになりました。2004年、亀井先生と寺子屋卒業生とでニューヨークに旅行し、メトロポリタン美術館でフェルメールの「窓辺で 水差しを持つ女」をこの目で見たときは、何ともいえない感慨がありました。意外なほどに小さかったこの絵を見たことを、私は忘れないでしょう。

映画がきっかけで何かに興味を持つ…ということも、映画鑑賞のひとつの醍醐味、魅力かもしれませんね。

それにしても…世界各国の美術館に散らばっているフェルメール作品が集められた東京でのこの展覧会、行けるものなら行きたい!!

(K.T.)

(参照:TBS「フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~」
HP http://www.tbs.co.jp/vermeer/)
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by terakoya21 | 2008-11-13 23:32 | CINEMA PARADISE

MY CINEMA PARADISE (てらこや新聞42号 竹川のコーナーより)

MOVIE11: インディ・ジョーンズ
クリスタル・スカルの王国

INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL

結婚後、映画館に出向く回数がめっきり減り、数少ない映画館での鑑賞も何故か邦画ばかり…。今回久しぶりに洋画を映画館で見ました。公開後かなり経ってから、夏休みが始まった頃に見に行きましたが、年齢層は高めでした…。

私は、インディシリーズが大好き!ただし、前3作品は全てビデオ鑑賞で、今回初めて映画館でインディを見ました。私が最も好きなシリーズは3作目『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』です。インディ若かりし頃の逸話もあり、またインディのお父さんを演じるショーン・コネリーとのやりとりがとても滑稽で笑えます。

さて、4作目…60代にしてアクション満載。まずはハリソン・フォードの若さ、元気さに「素晴らしい!」の一言です。大画面で見るインディはとても素敵なおじ様でした。

そして、私が最も「素晴らしい!!」と感動したのは、敵役のケイト・ブランシェット。オーストラリア生まれの彼女が演じるのは、ソ連(ロシア)のスパイ。そのロシア訛りの英語がとても素晴らしかった!必聴ものです。そのロシア訛りの英語のおかげで、どう聞いても彼女はロシア人、どう見てもロシア人に見えてくるから不思議です。

チャーミングで女性に弱い…そんなインディの魅力は、今回も満載で単純に笑えます。何も考えずに楽しめるエンターテイメント作です。DVDを買おうかどうか私は悩んでいます。どうせなら全シリーズ欲しいけれど、どうしようか…。

(K.T.)
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by terakoya21 | 2008-10-14 15:11 | CINEMA PARADISE

MY CINEMA PARADISE (てらこや新聞38号 竹川のコーナーより)

MOVIE10: あの空をおぼえてる

『武士の一分』以来、一年数ヶ月ぶりに映画館へ足を運びました。この映画は、だんなさんが見たいと言って見に行ったものでした。私は、この映画を見に行った頃、一旦涙ぐんでしまうと、とめどなく涙が溢れてくるようになっていて、見に行く前から「この映画では、間違いなく泣くだろう」という予感がありました。

竹野内豊と水野美紀が演じる夫婦には、男の子と女の子の子供が一人ずついます。そしてお腹には赤ちゃんも宿っています。のどかな自然豊かな地方に住み、家族が交わす会話や暮らしぶりの一つ一つから、この家族がとても仲良く幸せに暮らしているのだということが伝わります。

そんな家族に、ある日突然、不幸が訪れます…。大切な子供たちが交通事故に遭ってしまい…お話の展開は、ここでは差し控えますが、充足、幸福のさなか突然不幸が訪れ、その後の喪失感や絶望が淡々と描かれていきます。

絶望感から何とか立ち直って生きていこうという気持ち、しかしそれと同時に喪失感から抜け出せないやりきれなさとの葛藤。その中で最も私が惹きつけられたのは、長男の心のありようでした。沈んだ空気の家族を何とか笑わせたいと、いろいろ工夫し、考え、その小さな胸を痛めるのです。見ていて、「どうしたら、こんなに心優しい子供が育つのだろう」と思いました。彼の気配りと優しさは、やはり第一には両親や家族、そして周りの環境や関わる人々との関係の良さからきているのだろうと思います。

想像通り、映画のかなり最初の頃から涙腺がゆるみ、最後はポロポロ泣いていました…。家族のあり方を考える映画でした。

(K.T.)
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by terakoya21 | 2008-06-12 16:39 | CINEMA PARADISE

MY CINEMA PARADISE (てらこや新聞34号 竹川のコーナーより)

MOVIE9: ルパン三世 カリオストロの城

こんなコーナーあったっけ??? とお思いでしょうか・・・。かなりのご無沙汰です。なんと!一年振りの登場となってしまいましたm(_ _)m。久しぶりの登場だというのに、ご紹介する映画は1979年公開のアニメ作品・・・。

なぜこの映画を選んだかというと・・・お正月、今号のてらこや新聞を編集中、だんなさんがこの映画のDVDを見始めたから。私は編集に没頭していたはずなのに、物語が始まると何度か手が止まり、遂には途中から最後までしっかり見てしまったのでした…。

私が初めてこの映画を見たのは大学時代のこと。何故だか分からないけれど、私の下宿先マンションには人がよく訪ねてきました。1回生のクリスマス、その時彼氏がいなかった私は別に淋しいとも何とも思っていなかったのに友人が訪ねてきて、これまた何故だか分からないけれど夜通しクロスワードパズルを二人でしていた・・・その間、また別のクラスメートがやって来て、誰だかに頂いたらしい真っ赤なバラの花束を「ちょっと預かっておいて」と頼まれ預かった・・・なんてこともありました・・・。でも多くの場合、「この映画を見よう!」とレンタルビデオを借りてきた友人がやって来て、私もその映画を見るのに付き合うというのがほとんどでした。この「カリオストロの城」もそんな一つ。

この映画は、宮崎 駿さんの監督作品です。だから他の宮崎作品のキャラクターを髣髴とさせるようなキャラクターが出てきます。私は他のルパンシリーズを見たことはないけれど、この映画ではルパンを追う立場の銭形警部がルパンの味方をします。また、ラストシーンでの銭形警部のセリフは名台詞として有名です。全身で愛情をぶつける少女クラリスに対し、抱き締めたいけれどそうすることが出来ないルパンの葛藤。是非このラストシーンを見ていただきたい!全く古さを感じさせません。オススメです。

(K.T.)
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by terakoya21 | 2008-02-16 11:19 | CINEMA PARADISE

MY CINEMA PARADISE (てらこや新聞27号 竹川のコーナーより) 

MOVIE9:10日間で男を上手にフル方法
原題:HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS


亀井先生が「ball park」のコーナーで少し触れていたので、今回はこのラブコメディーを取り上げます。

主人公はケイト・ハドソン演じる有名な女性誌編集者のアンディ。親友の失恋をきっかけに「10日間で男を上手にフル方法」という記事の企画を思いつきます。男性に嫌がられるであろうと思われる様々なことをわざとして、本当に愛想をつかされるかどうかを実地で試すという体験記事を書くことになります。

そしてその相手となったのは、マシュー・マコノヒー(亀井先生の好きな俳優さんです)演じる広告代理店勤務のベン。彼の方では、10日間で見ず知らずの女性の心を落とせたら、念願であるダイヤモンド会社の担当に抜擢されるという約束を社長と交わしているのです。

この全く正反対のそれぞれの野望を胸に、恋の駆け引きが行われます。

途中まで「ラブ」はどこへやら「コメディー」そのものの展開です。
とにかくアンディがやりたい放題なのです。詳しく書いてしまうと何も面白くないので、どんなことをするかは是非見てのお楽しみに…。

私は亀井先生とこの映画を映画館に見に行ったのですが、途中、心から期待するベンの気持ちが、撃沈するシーンがあります。なぜ撃沈したか、そのシーンを見た瞬間、私達は劇場で大笑いをしたのです。

最近シネコンで映画を見ると、上映前に「映画を見るときの注意事項」が流されます。携帯電話の電源を切るとかゴミはゴミ箱にとかといったごく当り前の注意事項の中に「上映中は周りの人の迷惑にならないよう大声でのおしゃべりは慎みましょう。」というような注意事項もあります。

この映画を見終わり場内が明るくなった時、私は周りからとても冷たい視線が注がれるのを感じました。
亀井先生と「な、なに??? 私ら、そんなにうるさかったか??? ていうか、コメディーの面白い場面で笑っただけやん。」と自らを慰めたのですが、シネコンでこの注意事項を見るたびに、あの突き刺さった冷たい視線を思い出します。。。コメディーなんだから声を出して笑ってもいいだろうよ~と思うのですが…。

主人公を演じるケイト・ハドソンのお母さんはコメディアンヌとしても有名な女優のゴールディー・ホーンで、ケイトはお母さんによく似ています。二人とも決して美人とは言えないけれどとってもキュートで可愛らしく、私の好きな女優さんです。

男性には、この映画はどのように映るのかわかりませんが、女性なら、軽快でテンションの高いこの映画をあまり深く考えず楽しめると思います。 


(K.T.)
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by terakoya21 | 2007-07-13 13:59 | CINEMA PARADISE

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