カテゴリ:英文法の底力( 12 )

英文法の底力 (てらこや新聞117号 卒業生のコーナーより)

~ ⑬ 身近な英語のルーツ ~

英文法の底力というタイトルですが、今回は、文法ではなく、英単語のお話をします。

「語源」という言葉を聞いたことがありますか?

モノには必ずルーツがありますが、言葉にもルーツがあります。言葉のルーツのことを語源といいます。今回は身近な単語の語源を見ていきたいと思います。

breakfast

英語を勉強している方なら、breakfastという単語の意味はご存じだと思います。
そうです。「朝食」です。

では、breakfastがなぜ「朝食」という意味で使われているかご存知でしょうか?

breakfastという単語は、break+fastという形です。
breakの意味は「壊す」です。
fastは「速い」という意味もありますが、それ以外に「断食」という意味もあります。

少しfastの話をしましょう。
fastは「しっかりしている」というのが語源です。
そこから「しっかりしている」→「しっかり走る」→「速い」
「しっかりしている」→「しっかり決まりを守る」→「断食」
という意味が生まれました。

breakfastのfastは「断食」という意味です。

つまり、breakfastという語は「fast(断食)をbreakする(壊す)」というのが語源です。
わかりやすく言えば、「夜寝ている間、何も食べていなかった状態(断食の状態)を終わらせる(壊す)もの」がbreakfastなのです。

だから日本語で「朝食」と訳されるのです。

company

companyという語は日本でも「おやつカンパニー」など、さまざまな場面で使われていますが、「会社」とか 「仲間」、「同伴」という意味があります。

ではcompanyの語源って何でしょうか?

companyはcom+pan+y という形をしています。
com(con)は「一緒に」という意味です。

たとえば、contestという単語は、「競争する」という意味ですが、これは、
con(一緒に)+test(テスト)というところから、
「多数で一緒にテストを受ける」→「競争する」となります。

companyのpanは「パン」です。(本当ですよ(笑))
最後のyは「集合」を表します。

したがって、companyは「一緒にパンを食べる集まり(仲間)」というのが語源です。

そこから「一緒にいること」、「同伴」、「仲間」という意味が生まれ、さらにその仲間と一緒に何かの仕事をする場というところから「会社」という意味が生まれました。

日本語の「同じ釜の飯を食う」と同じ感覚ですね。

Goodbye

「さようなら」の英語にあたるのが、Goodbyeです。

Goodbyeのルーツを探ってみましょう。

GoodbyeはGod be with yeを短くしたものです。
Godは「神」です。yeはyouの古い形です。
したがって、God be with yeは「(あなたに)神のご加護がありますように」という意味です。

つまりGoodbyeは『お祈り』の文が語源です。

ちなみに、日本語の「さようなら」のルーツをご存知ですか?

「さようなら」は「左様ならば」から来ているのですが、実はすごく深い意味が込められているのです。

「さようなら」のルーツを探っていくと、日本のルーツにたどり着きます。

えっ?「さようなら」のルーツって?日本のルーツって?

と思われた方はぜひ、『日本のこころの教育』(境野 勝悟 著)という本を読んでみてください。まあ、おもしろいんですよ、この本が。

多分読み始めたらすぐに読み終わると思います。
君が代のルーツはラブソングだったって知ってましたか。
ってなんか本の宣伝になっちゃいましたね(笑)でもおすすめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
(最近投稿があまりできていなくてすみません)

参考文献
『連鎖式英単語事典 第2版』 ホリム・ハン著 リチャード・キム訳 / 三修社 / 2000
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by terakoya21 | 2015-01-08 13:38 | 英文法の底力

英文法の底力 (てらこや新聞113号 卒業生のコーナーより)

~ ⑪ theの使い方~

theと聞いて、みなさんはどんなことを思い浮かべますか?
おそらく、次のような説明が思い浮かぶのではないでしょうか?

theは「その」と訳す。
1回目に出てくる名詞にはa、2回目に出てくる名詞にはtheをつける。
特定できるものにはtheをつける


確かにこれらの説明でも部分的には的を射ているのですが、theの全体像を理解することはできません。

(1)Open the door.
「ドアを開けて」

(2)She went to the library.
「彼女は図書館へ行った」

(3)Could you tell me the way to the station?
「駅までの道を教えていただけませんか」

(4)John is the tallest boy in this class.
「ジョンはクラスで一番背が高い少年です」

(5)I bought a new bag yesterday. Look! This is the bag.
「私は昨日新しいカバンを買いました。見て!これがそのカバンだよ」

(1)~(5)の英文はすべて中学校で習う英文です。
これらの文にはすべてtheが使われていますが、それぞれなぜtheが使われているか答えられますか?
おそらく「ただなんとなく」とか「最上級にはtheが必要だから」という認識の方が多いのではないでしょうか?

では、ここでtheの本質(基本的なイメージ)を確認します。
(前置詞同様、ある語を理解し使いこなすためには、その語の本質を知ることが大切です)


theの本質
theの本質は、<相手とお互い認識できる>です。


よく、theは「特定できるものに使う」と言われますが、『相手とお互いに』というところが重要です。

ではこの本質をおさえたうえで、上記(1)~(5)の英文を見ていきましょう。

(1) Open the door.
「ドアを開けて」

056.gifこのとき、聞き手(「ドアを開けて」と言われた人)はどのドアを開ければよいか場面的にわかるので、theが 使われています。


(2) She went to the library.
「彼女は図書館へ行った」

056.giflibrary「図書館」や、station「駅」などの公共の施設にはよくtheが使われます。

これは例えば、寺子屋かめいにいて、「ちょっと今から図書館に行ってくるね」と言えば、相手は暗黙の了解で「松阪市立図書館のことだな」と判断できるからです。
つまり公共の施設を表す単語によくtheが使われるのは、常識的に「最寄りのあそこ」、「町に1つしかないあそこ」というように判断できるからです。

(3) Could you tell me the way to the station?
「駅までの道を教えていただけませんか」

056.gifこれも(2)と同様、「最寄りの駅までの道」を尋ねていることが、常識的に相手と共有できるので、theが使われています。


(4) John is the tallest boy in this class.
「ジョンはクラスで一番背が高い少年です」

056.gif最上級ではtheをつけると教わりますが、なぜtheが使われるかというと、例えば「クラスで一番背が高い人」や「クラスで一番足が速い人」などは(1人に特定できるので)クラスのみんなで「アイツだ」と共有できるから  です。


(5) I bought a new bag yesterday. Look! This is the bag.
「私は昨日新しいカバンを買いました。見て!これがそのカバンだよ」

056.gif最初の文で、「昨日新しいカバンを買った」という話をし、2文目で「これがその(私が昨日買った)カバンだよ」と話しています。このとき最初の文では、話し手はどのカバンかを特定できますが、聞き手はどのカバンかを特定できません。しかし、2文目では聞き手もどのカバンかを特定できるので、お互いどのカバンかを認識できるため、theが使われています。


前置詞同様ある語を使いこなすためには、その語の本質(基本的なイメージ)を知ることが大切です。

<今日のまとめ>
theの本質は、<相手とお互い認識できる>


最後まで読んでいただきありがとうございました。


[前回クイズの答え]*******************************************
<クイズ>
次の2つの文はそれぞれどんな意味になるでしょう?

A) He is tired.B)He is tiring

<答え>    A) He is tired. → 彼は疲れさせられている=「彼は疲れている」
B) He is tiring → 彼は疲れさせている=「彼は疲れさせる人だ(アイツといたら疲れる)」
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by terakoya21 | 2014-09-20 10:54 | 英文法の底力

英文法の底力 (てらこや新聞112号 卒業生のコーナーより)

~ ⑩感情を表す動詞 ~

いつもこのコーナーを読んでいただいているみなさん、ありがとうございます!
おかげ様で今回、このコーナーも10回目を迎えることができました(^o^)
これからも、このコーナーを通じて少しでもみなさんに英語を楽しんでいただけるように1回1回全力で書かせていただきますのでよろしくお願いします。

さて、今回は英語の感情を表す動詞の特徴をみていきます。

まずは以下のやりとりを見てください。
Interviewer:“Did you get sick when he was out there, or were you excited?"
Kaz:"Excited."
「お父さんが出てきた時、不安になった?それともわくわくした?」
「わくわくした!」


これは昨年、アメリカメジャーリーグのレッドソックスがリーグ優勝を決め、その時MVPに輝いた上原投手の息子のカズくんがインタビューを受けたときのものです。

このインタビューの様子は日本でもかなり報道されましたが、ある局のニュースのテロップで、”Excited” を間違えて “Exciting” と表記していたみたいです。

これ、どっちでもいいじゃんって思う方もいるかもしれませんが、全然違うんです。
(ちなみに、ここではExcitedの前にI wasが省略されていますが、正確にはI was excited.となります)

では、クイズです。以下の2つの文A, Bはそれぞれどういう意味でしょう。
A.I’m excited.
B.I’m exciting.


大学入試やTOEICなどでよくこの違いが理解できているかを問う問題が出題されますが、意外に多くの人がこの違いを理解できていないようです。

それはおそらくexciteなどの感情を表す動詞の意味をちゃんとわかっていないからだと思います。

多くの人は
excite= 「わくわくする」surprise= 「びっくりする」
interest= 「興味を持つ」tire= 「疲れる」

だと思ってしまっているのですが、これは大きな勘違いです。

えっ?と思われた方はためしに上記4つの単語を辞書で引いてみてください。

おそらく辞書には
excite=「わくわくさせる」surprise=「びっくりさせる」
interest=「興味を持たせる」tire=「疲れさせる」

と書いてあるはずです。

さて、何かに気づきましたか?

そうなんです。実は英語では感情(など)を表す動詞の多くは
「~させる」という意味になっているんです。

だから英語で「私はわくわくしています」と言う時は

I’m excited. と表現します!

つまり、I excite. だと「私はわくわくさせる」という意味になるので、

受身形(be動詞+過去分詞)にして、「私はわくわくさせられている=私はわくわくしている」となります。

英語の世界は、神様の存在が大きく関わっています。

何かわくわくするものがあったとき、英語では「神様が私をわくわくさせた」という考え方をし、そこから「(誰か、何かが)~させる」というとらえ方をします。

だから、英語の感情を表す多くの動詞は「~させる」って意味になります。

では、クイズのA, Bの文をもう一度見てみましょう。

A. He is excited.→彼はわくわくさせられている=「彼はわくわくしている」
B. He is exciting.→彼はわくわくさせている=「彼はわくわくさせてくれる人だ」


では、次の2つの文はそれぞれどんな意味になるでしょう?

He is tired.
He is tiring.


上記A, Bの違いを参考にして考えてみてください。(答えは次回書きます)

<今日のまとめ>
英語の感情を表す動詞は「~させる」という意味

最後まで読んでいただきありがとうございました。


参考文献   『世界一わかりやすい英文法の授業』 関正生 / 中経出版 / 2008


[前回クイズの答え]*******************************************
<クイズ>
(Ben E. Kingの有名な曲Stand by Meの)歌詞中のstand by meは<辞書や熟語帳の表記>のところで挙げた4つの意味の中からあえて選ぶとすると、どの意味が一番ぴったりくると思いますか?

<答え>
「そばに立つ」か「味方する」(どちらでもOK)
物理的に「私のそばにいて」と考えることもできるし、心理的に「私のそばにいて」=「味方でいてね」とも考えられる。
歌詞ではこういった「比喩」がよく使われます!
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by terakoya21 | 2014-09-02 10:28 | 英文法の底力

英文法の底力 (てらこや新聞111号 卒業生のコーナーより)

~ ⑨ 前置詞のイメージからわかる熟語 ~

Ben E. Kingの有名な曲である“Stand by Me”のタイトルにもあるstand by meというフレーズに注目してください。

stand byという熟語は受験生が使う熟語帳には必ず登場してきますが、以下に示すように場面によってさまざまな意味で使われます。

<辞書や熟語帳の表記>

stand by

そばに立つ
傍観する
待機する
支持する、味方する  など


stand byに限らず熟語というのはこのように状況によってさまざまな意味で使われます。しかし、これは単語でもそうですが、さまざまな意味がある単語や熟語でもそこには必ず1つの「本質的な意味」があります。(例えば日本語の「明るい」という語は「明るい部屋」「明るい未来」「明るい性格」・・・などさまざまな使われ方をしますが、すべて共通したイメージがありますよね)

そしてstand byのような熟語の本質的な意味を理解するときにも前置詞のイメージが役立ちます。

byのイメージ

byのイメージは「近く」です。

He is standing by the window.  「彼は窓のそばに立っている」
pass by the river  「川のそばを通る」
by 8 o’clock  「8時までに」 ☜8時の近くに


また、「近く」から、「(何かに)寄って」さらに「(何かに)拠って」というふうに派生すると以下のような使い方もします。
go by train  「電車で行く」 ☜電車に拠って
by the pound  「ポンド単位で」 ☜ポンドというお金の単位に拠って
The window was broken by John.「その窓はジョンによって割られた」 
     ☜ジョンに拠って←ジョンの近くで


stand byの本質的な意味

byのイメージを踏まえるとstand byのイメージは「近くに立っている」という感じになります。そしてこの「近くに立っている」というのがstand byの本質的な意味です。

stand by

そばに立つ
傍観する☜近くで見て立っている
待機する☜舞台のそばに立つ(「スタンバイする」って言いますよね)
支持する、味方する☜心理的(精神的)に誰かのそばに立つ


このように一見バラバラの意味のように見えますが、すべて「近くに立っている」というstand byの本質的な意味から派生していることがわかります。

そしてこの本質的な意味を知ることで複数の意味がある単語や熟語を1つの線のようにして覚えることができます。またイメージをつかむことで単語や熟語をただ丸暗記するのではなく “理解して”覚えることができ、頭に残りやすくなります。

ぜひ今後の学習に生かしてみてください。

では最後にクイズです。

BEN E.KINGさん『Stand By Me』の歌詞

↑ 歌詞中のstand by meは<辞書や熟語帳の表記>のところで挙げた4つの意味の中からあえて選ぶとすると、どの意味が一番ぴったり くると思いますか?(答えは次回に書きます)

<今日のまとめ>
1つの単語や熟語には1つの本質的な意味がある。
stand byの本質的な意味は「近くに立っている」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考資料   『NHK新感覚☆キーワードで英会話 イメージでわかる単語帳』 
田中茂範・佐藤芳明・河原清志 / NHK出版 / 2007
『Eゲイト英和辞典』 田中茂範ほか / ベネッセ / 2003
※これら2冊には前置詞のイメージと解説がしっかり載せられています。

*ブログ掲載にあたり、一部文章を変更しています。by 「てらこや新聞」編集部
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by terakoya21 | 2014-07-10 14:36 | 英文法の底力

英文法の底力 (てらこや新聞110号 大学生のコーナーより)

~ ⑧ 前置詞はイメージをつかもう! ~



今回はまず問題からです。次の1~5の日本語を英語にしてみましょう。
(ちなみに1~4までは中1レベルです)

1.私は松阪に住んでいます。
2.彼女は学校に通っています。
3.ジョンは毎朝7時に起きます。
4.マイクは日曜日に野球をします。
5.彼は昨日ニューヨークに出発しました


さてみなさんいかがですか?

答えは以下のようになります。

1.I live in Matsusaka.
2.She goes to school.
3.John gets up at seven every morning.
4.Mike plays baseball on Sunday(s).
5.He left for New York yesterday.


どうでしたか?もちろん全問正解ですよね(笑)

では本題に入りましょう。
問題の日本語の下線部に注目してください。すべて「に」ですよね。
しかしそれに対応する英語はどうでしょうか?すべて違う語が使われていますよね。

in, on, atなどの語を前置詞と言いますが、おそらくみなさんは中学生のときに前置詞を日本語訳(inは  「~に」、forは「~へ」など)で覚えたり、ただなんとなく丸暗記してきたのではないでしょうか?しかしそれでは 前述の問題でもわかる通り、前置詞を状況に応じてちゃんと使い分けることができません。
前置詞をちゃんと使い分けるためには、それぞれの前置詞の「イメージ」をつかむことが大切なんです。

ではここでクイズです。次の2つの文の意味の違いは何でしょう?

a.She came in time.
b.She came on time.

この2つの違いを理解するために、inとonのイメージを見てみましょう。
(なお、以下で使用している図は『Eゲイト英和辞典』で使用されているものを参照しています。)

inのイメージは「中」です。

a ball in the box  「箱の中にあるボール」
He is running in the rain.  「彼は雨の中を走っている」
I live in japan.  「私は日本に住んでいます」 ☝日本という空間の中
in 2013  「2013年に」 ☜2013年という時間の中に
He is in trouble.   (田中・佐藤・河原2007)
「彼は困っている」 ☜困っているという心理状態の中にいる


onのイメージは「ひっついている」です。

a book on the desk  「机の上の本」
☝机(の上)にひっついている
a picture on the wall  「壁に飾られている絵」
☝壁にひっついている
on Saturday  「土曜日に」
☝土曜日にひっついている
on duty  「勤務中」 ☜勤務(duty)にひっついている
depend on  「依存する」 ☜心理的に誰か(何か)にひっついている
(rely on / count on)


☆ onは「上」だと覚えている方が多いと思いますが、「ひっついている」というのが正しいイメージです。ですから別に上でなくても横や下でもひっついていればOKなんです。(a picture on the wall「壁に飾られている絵」やa spider on the ceiling「天井にいるクモ」など)

「上」と訳すことが多いのはなぜかというと、地球には重力が働いているのでほとんどのモノは何かの上にある(ひっいている)からなんです。

では先ほどのクイズの文をもう一度見てみましょう!
a.She came in time.
b.She came on time.


まずin timeというのは、(集合)時間の中、つまり時間内ということから 「間に合って」という意味です。一方on timeは、(集合)時間にひっついて、つまり時間ぴったりにということから「時間通りに」という意味になります。

つまり、aは「彼女は間に合った(時間内に来た)」と言う意味で、bは  「彼女は時間通りに来た」という意味になります。

このin timeとon timeの違いはよく高校生が混乱してしまうところですが、それぞれのイメージから考えれば、その違いが分かりやすくなると思います。

<今日のまとめ>
前置詞はイメージをつかむ!!



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考文献   『NHK新感覚☆キーワードで英会話 イメージでわかる単語帳』 
田中茂範・佐藤芳明・河原清志 / NHK出版 / 2007
『Eゲイト英和辞典』 田中茂範ほか / ベネッセ / 2003
※これら2冊には前置詞のイメージと解説がしっかり載せられています。
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by terakoya21 | 2014-06-06 08:27 | 英文法の底力

英文法の底力 (てらこや新聞109号 卒業生のコーナーより)

~ ⑦ 仮定法の使い方 ~

前回、仮定法は「仮に~だったら」という空想の世界を表現するのだということを書きました。今回は仮定法表現の核になる「仮定法過去」と「仮定法過去完了」の基本とその使い方を見ていきます。仮定法表現にも色々ありますがこの2つが土台です。

☆仮定法過去
If I were you, I would be angry with him.
「もし私があなたなら、彼に腹を立てているだろう」

今現在の事実とは異なる空想の世界を表現したい場合、動詞を現在形から過去形にします

上記の例文では、「私が(実際はあなたではないが)もし仮にあなただったら」というように今現在の事実に反して空想の話をしています。意味的には現在ですが形が過去形なので、これを仮定法過去と呼んでいます。

056.gif[仮定法過去のカタチ]
If S 過去形, S 助動詞の過去形 原形
*助動詞の過去形…would, could, might, should


☆仮定法過去完了
If I had hit a homerun, we would have won that game.
「もし僕がホームランを打っていたら、あの試合に勝っていただろう」

過去の事実とは異なる空想の世界を表現したい場合、動詞を過去形から(過去よりも前を表す)過去完了形(had done)にします。上記の例文では、「俺が(実際には打てなかったが)もしホームランを打っていたら、あの試合に勝っていただろう」というように過去の事実に反して空想の話をしています。意味的には過去ですが形が過去完了形なので、これを仮定法過去完了と呼んでいます。


056.gif[仮定法過去完了のカタチ]
If S had done, S助動詞の過去形 have done
*助動詞の過去形…would, could, might, should


☆併用型
If I hadn’t encountered with Ms. Kamei, I wouldn’t write this article now.
「もし亀井先生に出会っていなければ、今この記事を書いていないだろう」
*encounter: 出会う   article: 記事

上記の例文は「もし(過去のある時点で)~だったら、(今ごろ)…だろう」というように、前半が仮定法過去完了のカタチで、後半が仮定法過去のカタチになっています。

☆仮定法を使ってみよう!
仮定法と聞くと何か難しそうなイメージを持ってしまいがちですが、日常生活の中で仮定法はしょっちゅう使われています。(例えば電車に乗り過ごしてしまって「あと3分早く着いてれば…」と言う場合や、雨のせいで外で遊べないときに「雨が降ってなければなあ」と言う場合など)

では実際に仮定法を使って表現してみましょう!
次のお題にもとづいて、仮定法で表現してみましょう! (上記の[カタチ]を参照しながら)

「もしも私が総理大臣だったら、○○をするだろう」*総理大臣:prime minister

If I


他にも「もしも魔法が使えたら、…」など色々なお題を設定して表現することで仮定法の練習をすることができます。

ぜひ取り組んでみてください!


<今日のまとめ>
仮定法のポイントは“時制を1つ前にずらす”


034.gif今現在の事実に反することを言う場合(仮定法過去):現在形→過去形

034.gif過去の事実に反することを言う場合(仮定法過去完了):過去形→過去完了

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考文献 『わかるから使えるへ 表現英文法 GFE』 田中茂範 / コスモピア/ 2013






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by terakoya21 | 2014-05-14 21:03 | 英文法の底力

英文法の底力 (てらこや新聞108号 卒業生のコーナーより)

~ ⑥ 仮定法って何? ~

~If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today~

「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることをやりたいだろうか?」

これはアップルの創始者であるスティーブ・ジョブズが毎朝鏡の前で自問していたという言葉です。

さて、ここで1つ質問です。
この文は何形が使われていますか(時制は何ですか)?

そうです。過去形です。

でも日本語訳を見ていただいてもわかる通りこの文は決して過去のことを語っているわけではありません。
ではなぜ過去形が使われているのでしょうか?

☆過去形の役割
上記の問いに答える前に、ここで過去形の役割を確認しておきます。

過去形の本質は「一歩引く」です。

この本質に基づき次の3つの役割があります。
①時間的に一歩引く → 一般的な過去形
②現実から一歩引く → 仮定法
③立場を一歩引く → 丁寧表現(Would you~? や Could you~?など)

実は冒頭のスティーブ・ジョブズの言葉では上記②の仮定法が使われています。

仮定法とは簡単に言えば、「仮に~だったら」という空想の世界を表現するものです。

*余談ですが、仮定法の「法」は英語のmoodを訳したものなんです。( 誰が訳したのかわかりませんが、 完全に誤訳ですよね笑 ) moodは「気持ち」という意味(日本語の「ムード」とは若干違う)です。仮定法の「法」が「気持ち」なんだと思うだけで仮定法の印象が変わりますよね。

では次の2つの文を見てください。
1.If he comes to her shop, she will be surprised.
2.If he came to her shop, she would be surprised.

1の文は単に(ありえる話として)「彼が彼女の店に来たら」という条件を設定し、そうなれば「彼女はびっくりするだろう」と述べている。一方2では過去形にすることで、「(そんなことはありえないけれど仮に)彼が彼女の店に来たとしたら、彼女はびっくりするだろうなあ」という空想の話をしています。(もちろん状況次第では単なる過去の条件の文にもなり得ますが)

(先月のてらこや新聞に亀井先生が似たようなことを書かれていましたが)英語は「はっきり言葉で示す」  言語です。そのため、今話していることが「現実の話なのか、空想の話(非現実の話)なのか」をはっきり言葉で示します。具体的に言うと時制を1つずらして空想の話だということを示します。(*これについては次回詳しく扱います)

一方、日本語は「空気を読む」言語です。(例えば英語ではmy mother, my fatherのように誰の母なのか、誰の父なのか、あるいは Look at the bird/ birds.のように単数なのか複数なのか、などをはっきり言葉で示しますが、日本語ではわざわざそのようなことは言わなくても話の流れから判断します)ですから、話の流れや その人の雰囲気からその話が現実の話なのか、空想の話なのかを判断できます。

ついつい色々書いてしまいましたが、今回はこのへんで(笑)。次回は具体例などを用いながら、仮定法にはどんな種類があるのか、などを書く予定です。多くの人が結構ややこしく感じてしまう仮定法の基本と使い方を確認していきます。お楽しみに~!!

<今日のまとめ>
仮定法は「仮に~だったら」という空想の世界を表現する


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


★前回のクイズの答え★
B I will answer it.
その場での話者の意志だからBのwillが自然。Aの文が成り立つのは、例えばあらかじめ電話に出ることが決まっていて「私がその電話に出ることになっています」というような場合です
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by terakoya21 | 2014-04-21 17:37 | 英文法の底力

英文法の底力 (てらこや新聞107号 卒業生のコーナーより)

~ ⑤ 未来 ~

英語の時制はいくつあるでしょう?

この質問をすると多くの人は「3つ」だと答えます。
つまり、「現在形・過去形・未来形」という3つの時制があると。

でも実は英語の時制は現在形と過去形の2つしかありません。

えっ?と思われた方も多いと思います。でもホントなんです。
今回はこのことについて書きたいと思います。

☆英語には未来形はない!

まず始めに、次の日本語を英語にしてみてください。
「明日は日曜日です」

どうですか?
答えは Tomorrow is Sunday. です。

ここで質問です。上の文は「何形」ですか?
そうです。現在形です。

以前の記事で、現在形について書きましたが、現在形は「昨日も、今日も、明日も言えること」を表します。つまり一言でいえば、「現在の事実」を表すのが現在形です。

ここで先ほどのTomorrow is Sunday.「明日は日曜日です」という文を見てみましょう。
英語ではこのように「はっきり決まっている未来のこと」は現在(単純)形を使って表現します。(詳しくは『てらこや新聞第104号 英文法の底力② 』に記載)

「はっきり決まっている未来のこと」とは例えば上記の文の他には「新学期は4月7日に始まります」とか「次の電車は10時30分発です」などがあります。これらの文に共通していることは「今現時点で(はっきり)決まっていること」です。例えば「新学期は4月7日に始まります」というのは、学校の年間計画で(今現時点で)はっきり決まっていることです。「明日は日曜日です」という文も、言うまでもなく土曜日の次の日は日曜日が来ることは、常識としてわかっている今現在の事実です。

つまり、「はっきり決まっている未来のこと」とは言い換えれば「現在の事実」なのです。
ですから「はっきり決まっている未来のこと」は現在形で表します。

しかし、未来のことは確定していること(現在の事実)だけではなく、「まだはっきりしていないこと」もあります。こうした内容を私たちは「未来を想定」して語るわけですが、英語では未来を想定して語るとき、助動詞などを使って表現します。

その典型的な例がwillやbe going toです。

☆ will

英語で「未来」と聞いたらまず頭に浮かぶ語が、willだと思います。
willは<(今現在の)「意志」(「推量」)>を表します。
a.I will go to Los Angeles.
b.Will you help me?
c.She will come.
d.It will be sunny tomorrow.


例えばaは、私はロサンゼルスに行く意志が(今)あるということから「ロサンゼルスに行くつもりだ」という意味で、bは、相手(you)の意志を問い、「私を手伝ってくれませんか?」ということを表しています。

またcは「彼女は来るだろう」という意味ですが、第3者の意志はわからないので、こういった場合には「意志があるだろう」というように「推量」のニュアンスになります。dは「明日は晴れるだろう」と言う意味で、「天気」には意志はないので「推量」のニュアンスになっています。(「推量」と言っても、あくまでwillの基本は「意志」で、そこから「推量」のニュアンスが出てきているので、強い推量(「きっと~だろう」)を表します)

「意志」や「推量」というのは未来のことを指して言うことが多いので、「willは未来形」だと言われることがありますが、あくまでwillは「今現在の意志・推量」を表しているにすぎず、時制で言えば「現在形」です。(例えばJohn will be in the park.「ジョンは公園にいるだろう」という文は今現時点の推量であり、未来のことは表していません)

☆ be going to

be going to は<~すること(to do)に向かっている(be going)>ということから、「~する予定だ」などの意味を表しています。

例えば、I’m going to go to Los Angeles.という文は、ロサンゼルスに行くことが予定されており、そこに向かっているということから「私はロサンゼルスに行く予定だ」という意味になります。

ですから、I will go to Los Angeles.とI’m going to go to Los Angeles.の違いは、前者は例えばテレビでロサンゼルスの街の様子が流れていて、「うわースゲー!よっしゃ、俺いつか絶対ロサンゼルスに行ったる!!」というような「(今の)意志」を表しており、後者は例えば留学や旅行などでロサンゼルスに行くことがすでに(予定として)決まっていて「ロサンゼルスに行く予定だ」という場合に使います。

では最後にクイズです。(この問題は山梨大の入試問題を少しアレンジしたものです)
「(予期せず電話が鳴ってきて、同室の人に)私が出ましょう」と言うとき、次のどちらがより自然ですか?

A.I am going to answer it.
B.I will answer it.


答えは次回記載します!

<今日のまとめ>
・英語に未来形(未来時制)はない!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考文献 『NHK新感覚☆わかる使える英文法 文法がわかれば英語はわかる!』 田中茂範 / NHK出版 / 2008
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by terakoya21 | 2014-03-05 11:11 | 英文法の底力

英文法の底力(てらこや新聞106号 卒業生のコーナーより)

~現在完了~

今回のテーマは「現在完了」です。おそらく中学生が苦手とする分野の1つがこの「現在完了」でしょう。その理由は日本語にはない感覚だからです。これは現在完了に限らず他の項目でもそうですが、日本語にはない感覚を日本語で覚えようとしてもなかなか理解できません。ですから大切なことは現在完了の「イメージ」をつかむことです。

ではまず始めにクイズです。次の2つの文にはどんな(意味的な)違いがあるでしょうか?

A. I lost my watch.
B. I have lost my watch.


さてみなさん、わかりましたか?
この2つの違いって実は多くの人がちゃんと理解できていないんです。

ではこの2つの違いを理解するために、現在完了の考え方について述べていきます。

☆現在完了のイメージ

現在完了はhave(has) + done(過去分詞)で表します。
haveの基本的なイメージは<持つ>です。
またdone(過去分詞)の基本的なイメージは<~がなされた(状態)>です。

ですから現在完了(have(has) done)の基本的なイメージは、
<「なされたこと」を今現在(経験として)持っている>という感じです。
つまり、「~した状態に今ある」というような意味合いになります。


例えばI have just finished my homework.という文なら、宿題を終えた状態(finished)を今現在持っている(have)ということから、「ちょうど宿題を終えたところだ」という意味になります。

ちなみに現在完了を時間軸で表すと、次のようになります。
c0115560_1563933.jpg


*現在完了はこのように過去から現在までの矢印の部分を表していると考えると分かりやすいです。

中学3年生の時に現在完了には「完了・結果」「継続」「経験」という大きく3つの意味役割があるということを習いますが、これらはすべて<「なされたこと」を今現在(経験として)持っている>というイメージと、この時間軸の図から考えれば理解できます。

例えばI have been to London twice.「私はロンドンへ2回行ったことがある」という文はいわゆる「経験」を表しているわけですが、(過去に)ロンドンへ2回行った経験(been to London twice)を今現在持っている(have)、と考えればよいわけです。

*過去完了(had done)や、未来完了(will have done)については今回は触れませんが、結局このイメージを過去や未来に応用するだけです。

ではここで最初に出題したクイズを確認してみましょう。
A. I lost my watch.
B. I have lost my watch.

まずAですが、この文は過去形の文なので単に過去のある時点で「時計を失くした」ということを語っているだけです。したがって今あるかないかについては言及していません。一方、Bは現在完了の文なので、「時計を失くした状況」を今現在持っている、つまり今も時計がないということを語っています。ですから、AとBの一番の違いは「今現在」のことに言及しているかどうかということなのです。

☆時制(テンス)と相(アスペクト)
動詞の活用形に表れる時間のことを時制(テンス)と言います。また動作や状態のありようを表すものを相(アスペクト)と言います。
英語には、「現在」と「過去」という2つの時制と、「単純」・「進行」・「完了」という3つの相があります。

図に表すとこんな感じです。
c0115560_1571018.jpg

(参考:田中(2008) )

これを見ていただくと分かるように、実は英語には「未来形」がないんです。したがって英語には「未来時制」というものがありません。
「えっ?」と思われた方も多いかもしれませんね。
でも本当なんです。
これについては次回号で述べたいと思います。

お楽しみに~(笑)

<今日のまとめ>
・現在完了のイメージは、<「なされたこと」を今現在(経験として)持っている>
・英語には、「現在」と「過去」という2つの時制と、「単純」・「進行」・「完了」という3つの相がある。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考
『イメージで捉える感覚英文法』今井隆夫 / 開拓社 / 2010
『世界一わかりやすい英文法の授業』関正生 / 中経出版 / 2008
『NHK新感覚☆わかる使える英文法 文法がわかれば英語はわかる!』田中茂範 / NHK出版 / 2008
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by terakoya21 | 2014-02-06 15:12 | 英文法の底力

英文法の底力 (てらこや新聞105号 卒業生のコーナーより)

~進行形のはたらき~

まずは問題から始めましょう!次の文を見てください。

The train is stopping.

さて、このとき電車は止まっていますか?それとも止まっていないですか?

正解は、止まっていません。

ではなぜ止まっていないのか。これを理解するには「進行形(be-ing)」がどういうものなのかを理解する必要があります。

☆ 現在形の考え方
進行形の本質は「途中」です。
「人 / ものが何かをしている途中」を表すのが進行形のはたらきです。

では次の2つの文を比較してみましょう。
A. John plays baseball.
B. John is playing baseball.


Aの文は前回取り上げた現在(単純)形の文ですから、「Johnは(昨日も今日も明日も)野球をしている」つまり「Johnは習慣的に野球をしている」ということを表しています。

一方Bは進行形の文です。進行形の本質は何でしたっけ?そう「途中」です。です からBの文は「Johnは(今まさに)野球をしている途中だ」ということを表しています。

つまりAは「現在の事実」を、Bは「今まさに進行中の出来事」を表しています。

*ちなみに過去進行形の文なら「過去のある時点で途中」だった出来事を語るときに使われます。

では冒頭のクイズの文をもう一度考えてみましょう!
The train is stopping.
もうおわかりですね。進行形は「途中」ですから、この文は「電車が止まる途中」つまり「電車が止まろうとして  いる」ということを表しています。

☆ 進行形にできない動詞
高校生が使う文法の本に、必ず載っているのが「進行形にできない動詞リスト」です。
実は動詞の中には、以下のように基本的に進行形にできない動詞があります。

(状態など)
be, belong「所属している」, resemble「似ている」, consist「構成されている」, など

(知覚や心理など)
hear「聞こえる」, smell「においがする」, taste「味がする」,
like「好きである」, love「愛している」, know「知っている」, など


ここでもう一度確認します。進行形の本質って何でしたか?
「途中」ですよね。ですから基本的に進行形にできない動詞ってどんな動詞かというと「途中」って考えると違和感がある動詞です。
例えば、I’m knowing him. としてしまうと「私は彼を知っている途中です」となって何かヘンですよね。

☆ I’m lovin’ it
マクドナルドのキャッチフレーズに “i’m lovin’ it” という表現がありますよね。
この表現を正確に表記すると、“I’m loving it” となります。

この表現を改めて見てみると違和感を覚えませんか?
そうなんです。loveというのは上の表にも載せてありますが、基本的に進行形にできない動詞です。にもかかわらずここでは進行形の文が使われているのです。

このような表現はキャッチフレーズなどに時々見られる表現なのですが、あえて進行形を使うことによって強いインパクトを与えているのです。

つまり “i’m lovin’ it” と表現することで、(マクドナルドの商品を食べるたびに)好きになってしまうという断続的なニュアンスが出て、「何度食べてもおいしい」といった感じで、単にI love it.と言うよりも動的で生き生きした印象を与えているのです。

<今日のまとめ>

進行形は、『途中』

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献 『イメージで捉える感覚英文法』 今井隆夫 / 開拓社 / 2010
『謎解きの英文法 時の表現』 久野 暲, 高見健一 / くろしお出版 /2013
『世界一わかりやすい英文法の授業』 関正生 / 中経出版 / 2008

前回までの「英文法の底力」はコチラ↓から

056.gif第2回 英文法の底力

056.gif第1回 英文法の底力
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by terakoya21 | 2014-01-17 09:38 | 英文法の底力

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