カテゴリ:卒業生による記事( 9 )

From Our Former Student (てらこや新聞138-139号 卒業生のコーナーより)

♪ GIFT ♪

↓ Mr. ChildrenのGIFTの歌詞です。
Mr.Children『GIFT』の歌詞

この曲は北京五輪のテーマソング※でした。歌詞に対する答えは「金」であったり「表彰台のテッペン」なのですが、歌詞中には全く書かれておらず、違う答えが隠されています。

どこか心打たれたシーンがあるのであれば勝者に拍手、敗者にも負けないくらいの拍手をお返ししましょう。

話は変わりますが、今年の夏休みは関東方面へ一人で旅行しようかと考えています。こういう自分らしさを出せる時間も限られてくると思うと、丸いまま終わるのは勿体無いと感じました。

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写真は今まで旅行した日本三景です。こうして複数の写真を一枚の画像にすると魅力がなくなることに最近気付きました。笑

Facebook 2016.8.22

GIFT / Mr.Children /2008.7.30 /作詞・作曲:Kazutoshi Sakurai
※NHKオリンピック放送テーマソング
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by terakoya21 | 2016-11-20 16:30 | 卒業生による記事

From Our Former Student (てらこや新聞132-133号 卒業生のコーナーより)

「好きな歌手について記事を書いてきてくれないかな。」
と、亀井先生から指令を受けたので私の大好きなアーティストであるMr.Childrenについて書こうと思います。そんなに長くないので、暇潰しにyoutubeで聴きながら読んでいただけるといいかと思います。笑

♪ HANABI ♪

名曲。歌詞を見ていくと、「君」のいない世界にいる「僕」の気持ちを綴った曲であることがわかります。

こんな世界に意味はない、どんな希望をもてばいい、憂鬱、しまいには自分が嫌いなど、マイナスの言葉がふんだんに盛り込まれています。しかし一転して「笑っていても泣いて過ごしても平等に時は流れる」という歌詞からは、どうせ同じだけ時が流れるなら笑っていよう、と思わせるプラスの解釈ができます。

ここまでは「僕」の気持ちがわかりやすかったのですが大サビの前に、「滞らないように揺れて流れて透き通ってく水のような心であれたら」という歌詞が出てきます。そんな心を持っていればもっと前向きになれるのに、という意味なのか、そのような心であれたら「君」は今もそばにいるのに、という意味なのかは明らかにはされて  いません。あるいは、また別の解釈も考えられると思います。

作詞作曲をしているボーカルの桜井和寿さんは、歌詞の解釈はリスナーの想像力に任せると述べています。この曲のように、全てを語らないからこそMr.Childrenの曲は聴き手一人一人の解釈に染まった、たった一つのものとなり、心に残るの ではないかと思いました。是非、皆さんも聴いて考えてみて下さい。

HANABI / Mr.Children /2008.9.3
作詞・作曲:Kazutoshi Sakurai
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by terakoya21 | 2016-05-04 09:46 | 卒業生による記事

From Our Former Students (てらこや新聞100号 卒業生のコーナーより)

060.gifパン屋開業を夢見る072.gifこの春大学生になった卒業生が100号のために寄せてくれました!060.gif


4月から神戸で生活を送っています。何もかも新鮮で1日1日があっという間に過ぎていきます。1人暮らしということで自炊やお金の管理など、今まで少ししかしなかった事を経験し、親への感謝の気持ちと責任を改めて感じました。

そして何よりここに来て良かったと思うことは、パン屋さんが多い事です。下宿先から最寄り駅までパン屋さんの数は十数軒もあります。さらに視野を広げてみると、三十軒は超えていると思います。やはり人口と交通量が多い所だからこそ、これだけの数でも成り立っているのだと実感しました。そしてパンを学ぶには最高の場所だと改めて思いました。

現在私は休みの日にパン屋さんに行き、そこでクリームパンを買ってそれぞれの店の味を調べています。生地の厚さ、味、クリームの色や材料の成分など同じクリームパンでも違う味がして非常に面白いです。まだ4,5軒ほどしか回っていないので、これからどんどん調べていきます。

アルバイトでは芦屋の有名なパン屋さんで販売員として働いています。製造もしたかったのですが、お客さんとやり取りをする販売の中で、学ぶことはたくさんありました。たとえ美味しいパンでも見た目が悪かったらお客さんは手を付けてくれません。なので、味も見た目もよいパンを買ってもらうために、パンの並べ方も注意しないといけません。作ることも大事ですが、やはり外国人や子供、高齢者など多くの人と向かい合うことで話し方を学び、将来に役立つ経験になると思いました。寺子屋でも話し方については本当に多くのことを教えていただきました。また遊びに行きますのでその時に販売で得た話術をお見せしたいと思います。

最後になりましたが、100号の発行おめでとうございます。これからも面白い新聞を待っています。読んでいただき、ありがとうございました。
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by terakoya21 | 2013-07-26 07:58 | 卒業生による記事

カリフォルニア旅行記 感想(てらこや新聞79号より)

アメリカかぁ~いいねぇ~。

私はまだ行ったことがないけれど、人生のうちで一回は行ってやるぞ!と企んでいる国です。Kくんのカリフォルニア旅行記ということで、野球の話が満載かなぁと想像していましたが、全身でアメリカを体験してきたことが伝わってくる内容で、自分も一緒に見て回っている気分になり、とても楽しく読ませてもらいました。大学1年生で異国の地に飛び込んで、感じ、得たものは、きっとこれからの自分の原動力になるし、一生の宝物になるのだと思います。

少年よ、大志を抱け!今度はどこの旅行記を書いてくれるんでしょうね?
みなさん、楽しみに待っていましょう!

(H.F)
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by terakoya21 | 2011-10-22 14:54 | 卒業生による記事

カリフォルニア旅行記 (てらこや新聞79号 卒業生の寄稿)

c0115560_1745393.jpg「アメリカ」と言われてまず思い浮かぶのが「大きい」というイメージ。今回僕は初めてアメリカ(サンノゼ San Jose、サンフランシスコ San Francisco、オークランド Auckland、サンディエゴ San Diego)へ行きましたが、実際にあらゆるものが大きかったことが印象的でした。食べ物、飲み物、道路、そして人のおなか(笑)。特に食べるもの、飲むものの大きさや量には驚きました。向こうのファーストフード店では、基本的にドリンクは飲み放題で、メニューを注文した時にコップを渡されるのですが、そのコップがあまりにも大きいので、飲み放題とはいえ僕にとっては一杯あれば十分でした。

大きいのは物だけではなく、人の心もそうでした。今回の滞在の中で毎日 いろんな人と出会いましたが、どの人も笑顔で明るく、素敵な人達ばかりでした。(もちろん僕が出会った人達がたまたまそういう人だけだったのかもしれませんが。)日本とは  違うなあと思った点(昔の日本では見られたらしいですが)は、電車やバスで席が隣になった人と会話したり、買い物をするときにレジの人がいろいろ話しかけてくれたりすることです。その時に共通しているのがみんな笑顔でところどころにジョークをはさみ、相手を喜ばせようとしているところです。初対面でも友達のような親近感を感じることが多かったです。

僕もあまりうまく英語が話せるわけではありませんでしたが、笑顔だけは絶やさなかったので、相手と楽しくコミュニケイトできました。何かの本で「笑顔は世界共通言語だ」というのを読んだことがありますが、改めてそれを感じました。

c0115560_17455820.jpg国が違っても変わらないと感じたこと、その一つが「思いやり」です。サンディエゴの町でバスに乗っていたとき、あるお年寄りの方が乗車してきました。すると、一番前の席にいた学生がすかさず立ち上がって、席を譲っていました。他には、人目も気にせずやたらとよくしゃべるおばちゃんがいましたが、これも変わらないことの一つでしょう。

ただ、帰りの飛行機で、発音が日本語なまりで、文法も適当で周りに聞こえるような大きな声で隣のアメリカ人に長々と話しかけている日本人のおばちゃんを見て、やはり日本のおばちゃんにかなう人はいないなと思いました(笑)。

気づいたことの一つに中国の人があちこちで出会ったことがあります。実際に多いようですが、町で見かけたアジア系の人のほとんどが中国の人でした。サンノゼにある大型ショッピングモールにはフードコーナーがあります。そこにはMcDonald’sやSUBWAYなどの店が並んでいて、その中の一つに「sushi」「日本料理」なんていう看板が立っている店もあったのですが、よく見るとそこの店員はみんな中国人でした。あとから聞くとそういう店は多いらしいのですが、僕には驚きでした。

ちなみに、そのとき僕はSUBWAYのサンドイッチを買ったのですが、トッピングをしてもらう時に、店員の質問にとりあえず「yeah」と答えていたら、野菜だらけになってしまいました(笑)。

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僕はサンノゼに住んでいるある家族のところに滞在していましたが、その家はキリスト教を信仰しており、近所の教会の活動にも参加して いるので、僕もそれに参加させてもらいました。まず教会でいろいろなことが行われたのですが、ちょうどその日は8月に東北地方へ復旧活動をしに行っていた人達の活動報告などがあって、やはり海外でも衝撃的だったのだなあと思ったのと、そうしてわざわざ海を越えて協力してくれている人達がいることに強い感謝の気持ちが湧きました。

教会の儀式のようなものもあり、僕にはなんだかとても新鮮な感じでした。僕は宗教について肯定的でも否定的でもありませんが、何かに感謝の気持ちを持つという点では素晴らしいものだと思いました。例えば、メジャーリーガーがホームランを打ったときに自分だけの力だとおごらずに、天を見上げて感謝するように。

教会での行事の後、ある大きな公園でバーベキューがありました。この教会の活動に参加しているのは大人だけでなく子供もたくさんいます。僕と同じぐらいの年代の子もたくさんいて、ソフトボールをしたりして、多くの友達ができました。そしてそこで出会った僕と同じ年の子が、翌日サンフランシスコの町を案内してくれました(朝から夜まで10時間ぐらい)。

今回は初めての海外ということもあったので、困ったこともいくつかあり、サンディエゴではテレビニュースになるほどの大停電に巻き込まれたりもしましたが、とにかくすべて自分にとって良い 経験になりました。

c0115560_1747316.jpgまた、よく中学や高校での英語の勉強が無駄だと言われたりしますが、むしろとても大事だと思ったし、また英語だけできればいいというわけではなく、日本のことをよく知っていることも必要だと思いました。だから日本史の知識があることや、毎日のニュースを見ることはとっても大事だと思います。

そして実際に行ってみることの大切さも改めて感じました。今回も実際に 行ってみないとわからない発見や気づきが多くあり、行ってよかったと思ったのと同時に、また行きたいとも思いました。

(T.K)

(写真はのちほど・・・)
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by terakoya21 | 2011-10-21 16:03 | 卒業生による記事

BOOK REVIEW の REVIEW:) (てらこや新聞78号より)

書評を読んで一言!

同年代のわたしとしては、うんうんとうなずけるところと、誰かさんのまえがきとはえらいちがいだなーなど、いろいろと反省するところがありました。また、ここまで書くかというくらいに、自分の思いを素直に綴った彼女の勇気に、単純にすごいなーと思います。

もやもやが尽きない年頃ではありますが、様々な視点から物事をとらえていければ、そして行動していければ、少しずつ晴れていくのかなーなんて。よしっ、飛ぶぞっ!とうっ!

(H.F)
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by terakoya21 | 2011-10-06 15:07 | 卒業生による記事

Book Review (てらこや新聞78号 アシスタントのコーナーより)

「希望を運ぶ人」The Noticer
著者 アンディー・アンドリューズ  訳 弓場隆  ダイヤモンド社

自分が人生のどん底にいると感じている人、いつもうまくいかないと嘆いている人、生きる目的を見失ってしまった人、様々な悩みを抱える若者からお年寄りの方に、是非読んでいただけたらと思います。あなたの人生が変わる、大切な出会いとなるかもしれません。

ある日のこと、近所の本屋さんへ何の目的も無く足を運んだとき、鮮やかな一冊の青い本が私の目にとまりました。ふと手にとって表紙をめくると、本のカバーに本文の抜粋が書かれていて、その言葉は私の心を大きく動かすものでした。

・・・
5羽のカモメが防波堤にとまっている。
そのうちの1羽が飛び立つことを決意した。
残っているのは何羽だい?

――4羽です。


そうじゃない。5羽だよ。
いいかい?誤解されがちだが、
決意そのものには何の力もないんだ。
そのカモメは飛び立つことを決意したが、
翼を広げて空を舞うまでは防波堤にとまったまま。
残りのカモメとどこも違わない。
人間だって同じだよ。
何かをしようと決意した人と
そんなこと考えてもいない人とでは
何の違いもないんだ。
ところが人は、他人のことは行動で判断するのに、
自分のことは決意で判断することがよくある。
しかし、行動を伴わない決意は、
期待してくれている人に対する裏切りでしかない。

――第7章より抜粋


これが私とこの本の出会いです。
物語は、謎の老人ジョーンズと様々な悩みを抱えた現代人との会話で構成されています。ジョーンズから人々へ送られるものの見方という「種」。そこにはとても深いメッセージが込められています。

人生に悩みは付き物です。悩みの無い人生を送っている人は、本当に稀だと思います。しかし、人生に深みを与えてくれるものは悩みそのものなのです。

ずっと忘れられない想い出がある。誰にも知られたくない秘密がある。今が幸せでも、きっと未来には不幸が待っているに違いないと思ってしまう。自分が何の為に生きているのか分からない。死のうとは思わないが、いつ死んでもいいと思う。いつも孤独。人が信じられない。知らない人が皆、自分の敵に見える。

これが、私が今まで抱えてきた悩みです。昔から今まで引きずってきた、自分の人生の消したい悩み。

私には何も無いと思っていました。誰も自分の気持ちを理解してくれないと思っていました。見た目や噂で判断されることが、とても苦痛でした。嫉妬や妬み、悪口、嫌がらせから、いつの間にか男性恐怖症になりました。逃げても、逃げても悩みから逃げられませんでした。どこへ行っても、結果は同じでした。

「壁にぶつかって身動きが取れない時、ふとしたことで人生があっという間に良い方向へ動き始めた」そんな経験を誰でも一度はしたことがあると思います。そのきっかけを私に与えてくれたのがこの一冊でした。

「私は一人だけれど、独りではなかった」―これが私に対する私の悩みの答えです。

きっと、私自身が変わっても、相手が認めてくれるのはもっと先のこととなるでしょう。気が遠くなる程、長い時間がかかるかもしれません。それでも私は変わりたいと思っています。

他人は私のことを笑うでしょう。最低な女だと罵るでしょう。心無い言葉に、これからも私は傷つくのでしょう。
でも、私は、他の何にも変えられない大切なものを持っています。

いつも支えてくれている家族、何があっても傍にいてくれる友達、優しく時には厳しく私を導いてくれる先生・・・他にも沢山の愛がありました。

人の縁は一期一会です。今となっては繋がりのない人たちもいます。でも紛れもなく、私の周りは愛であふれていました。

私は他の人のように上手く器用に生きられません。自分の気持ちを表現するのが苦手です。肝心なことが言えなくて、思うように気持ちが伝わらなくて、いつも誤解されます。本当のことを言うと、こういった文章を書くことも苦手です。ましてや自分の過去を語るなんて、今までの私には考えられないことです。今回書いてみようと思ったのは、自分が変われるきっかけとなるような気がしたからです。そして、辛いのに無理して笑って生きている人に少しでも変われるきっかけと考えてもらえたらと思ったからです。

このような場を設けて下さった方々にとても感謝しています。そして、今まで私を支えて下さった皆様、本当にありがとうございました。

今、皆さんに悩みはありますか。その悩みは見方を変えるだけで、とても軽くなるかもしれません。ジョーンズと一緒に、ものの見方を学んでみてはいかがでしょうか。
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by terakoya21 | 2011-10-05 14:39 | 卒業生による記事

NZ カヤック三昧(2) (てらこや新聞36号 服部さんのコーナーより)

カヤックの思い出は書ききれないので、ここからは生活や食事のことについて書こう思う。

私はNZに着いてすぐに靴からビーチサンダルに履き替え、帰宅するまで1度も靴を履かず、裸足かサンダルで2週間を過ごした。裸足でいることが普通なので、周りの目を気にすることもなく、裸足の心地よさを知ってしまった。ゆっくりとした時間が流れ、人も動物ものびのびと暮らしている気がした。私はそんな時の流れが好きですぐに馴染んでいけた。またフレンドリーなキーウィ(ニュージーランド人)のおかげで苦手な英語も気楽に話すことができた。

今回の旅はロトルアを拠点にしていたので、約2週間、最終日を除きずっと同じバックパッカーズに宿泊していた。私が泊まっていた部屋は6人部屋で様々な国の人が日々入れ替わっていったので、毎日部屋に戻るときは、今日はどんな人が来ているのだろうかと楽しみだった。バックパッカーズでは食事は出ないので、共同キッチンで自炊をするか、外食をするかである。私は、朝食は自炊をし、夕食は外食をするかテイクアウトで宿に持ち帰りみんなで食べることが多かった。このような宿へ泊まるのは初めてだったが、世界各国から様々な目的で泊まりに来ている人と話ができ、大人数部屋でも自由に生活し、快適に過ごせた。ただ貴重品等を盗られる心配があったのでパスポートやお金、カメラは常に持ち歩くようにしていた。一度恐い思いをしたが、何も盗られなくて本当に良かったと思った。

私は食べることが好きなので、どこかへ行くとその土地のものを食べたいと思う。出発前はNZのおいしい料理が食べたいと思っていたが、行ってみてNZらしい料理というのが何なのかが分からなかった。夕食ではインド、中国、トルコ、メキシコ、韓国、タイと実に様々な国の料理を食べたので帰国するまで1度も日本食が恋しくなることもなく、どこの国にいるのか分からなくなりそうだった。

昼食はフィッシュ&チップスかパイをよく食べた。フィッシュ&チップスはころもを付けて揚げた魚とフライドポテトで、注文してから揚げて新聞紙に包んでくれるのだが、特に変わったところもない普通のファーストフードである。しかし、このフィッシュ&チップスの店が多く、これが1番NZらしい料理なのかと思った。パイは日本の肉まんのような感じで食べられており、中の具は肉系、シーフード系、きのこ、シチュー・・・数え切れないくらいあって、どれを食べても美味しく、1つでおなかいっぱいになってとても気に入った。

他にはチーズとフルーツが美味しく毎日様々な種類を食べていた。川へ行くときはフルーツを持っていき、お腹が空くと丸かじりして食べるのが私の習慣になっていた。

毎日好きなだけ漕いでお腹が空いていたので、結局NZで食べたものは全て美味しかった。

気付けば2日目から帰国する前日まで毎日川へ行きカヤックに乗っていた。夏のNZはサマータイムの関係もあり夜の9時前まで明るいので、疲れきるまで、思う存分漕ぐことができた。なんて幸せなのだろう。私のカヤックの思い出に今回またたくさんの思い出が加わった。

自然の豊かさ、美しさに感動したり、ヒツジやヤギに見られながら川を下ったり、新しい技ができてみんなではしゃいだり、ある川では滝落ちに失敗して岩に激突したり、滝壷に捕まって焦ったり、NZへ行くために購入した新しいヘルメットに付いたいくつもの傷を見る度に思い出が蘇るのだろう。川を下るか否かは、川の状況、自分の技術、レスキュー体制etc.を考慮したうえですべて自分自身が判断する。自然を相手に楽しむものなので、失敗したりけがをしたりすることもあるが、信頼できる仲間とたくさんの体験ができたことが嬉しかった。初めて川で出会った人と一緒に川を下り、誰かにアクシデントがあった場合はみんなで助け合い、難所をクリアしたときは全員で喜び合い、どこの国でもカヤック好きはみんな友達なのだと実感した。私はカヤッカー同士がすぐに仲良くなれる雰囲気がとても好きなのだ。

私は2週間で多くの刺激を受けた。それはこれからの私のカヌーライフに大きな影響を与え、さらに楽しいものにしてくれそうだ。
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by terakoya21 | 2008-04-09 17:14 | 卒業生による記事

NZ カヤック三昧(1) (てらこや新聞36号 服部さんのコーナーより)

寒い日本から夏真っ盛りの国へ行けることは、私にとってこの上ない幸せである。しかもカヤッカーにとって魅力的な川(激しく流れる川)がたくさんあるニュージーランドへ。

1月末に私はカヤック用具一式を持ち、一人関西空港から飛び立った。約10時間のフライトを楽しみ、現地時間AM9時にNZのオークランドへ到着した。まず夏の服装に着替え、両替をした。目指すはNZ北島のほぼ中心にある町ロトルア。適当な英語で道を聞き、バスを乗り継ぎ、夕方には無事に到着して、やっと大荷物を持っての長旅から解放されてほっとした。

今回の目的は、カヤックで今までに体験したことのない激しい流れへの挑戦と技のレベルアップであったが、そんなことより毎日漕げる嬉しさを落ち着かせるのが大変だった。

旅の思い出ではカヤックのことが大半を占めているのだが、今回は特に心に残った川について2つ書こうと思う。

2日目の朝から早速川へ行った。未知の川へ行くときはいつもわくわくする。宿から一番近く、滞在中に20回ほど下ることになるカイツナ川であるが、この川には10箇所以上の瀬と、3メートルの滝が2つ、7メートルの滝が1つある。日本では滝を下ることはめったにないので程よい緊張を覚え、いざスタート地点へ。

この川を良く知る人たちと5人で漕ぎ出した。辺りはいきなりジャングルを思わせる風景になり、シダや日本では見慣れない植物に覆われて、たくさんの鳥が水浴びをしていた。木々の隙間から光が射してキラキラと水に反射するのがとてもきれいだ。手の届くところにブラックベリーがなっていたので、採って食べてみると甘酸っぱくておいしい。次々と瀬が現れ、遊びながら下っていくといよいよ3メートルの滝である。この滝は2つが連続していて、滝と滝の間をしっかりと漕がないと岩に寄せられていくが、予定通りのラインで楽に越えられた。

瀬を越えながら、川は蛇行をしていくと突然川幅が半分ぐらいに狭まり、そこから流れが消えていた。ついにきた、ここが7メートルの滝だ。全く先が見えないので自分がどうなるのか想像できず、久々に感じる緊張感であった。落ちるコツを教えてもらい、気持ちを高ぶらせていく。一人が落ちて滝の下から笛を鳴らし次の人へ合図をするが、いつもならはっきりと聞こえる笛の音が水の落ちる音に消されてかすかにしか聞こえない。次の人が落ちて、いよいよ私の番になり大声を出して気合を入れた。少しでもスピードに乗せられるように思いっきり漕ぎ出し、落ちる瞬間に飛ぶつもりで一発を漕ぐ。一瞬無重力になったのを感じたが、着水した瞬間が分からずに強烈な水圧を感じて、自分が滝の下にいるのがよく分かった。何秒か水中で我慢していたら滝から5メートル位離れたところで浮かび上がったので起き上がった。滝を見上げると思った以上に高く、よくこんなところを落ちたなーと思ってしまった。気持ちに余裕がなかったのか、落ちているときの景色は殆ど分からなかった。私の落ち方はラインも飛ぶタイミングも体が反り返っていたのもよくなかったので、次はそれをしっかり頭に入れてきれいに落ちようと決めた。滝落ちの後も鬱蒼と茂った木々に囲まれた川をみんなで楽しく下っていった。

この川はNZで一番のお気に入りの川となり、何度下っても私を楽しませてくれた。5回目ぐらいからは7メートルの滝も飛ぶイメージできれいに着水できるようになり、緊張もなくなり爽快感へと変わっていた。

2月6日 NZの建国記念日ワイタンギデー
この日は町の店は殆どが休みで、下ろうと思っていた川へ行ったがダムの放水も行われていなかった。町へ行こうとドライブをしていたら地元の人たちが10人ほど 川に入っているのを見つけたので車を止めると、そこは川から天然温泉が湧いている場所だった。すぐに着替えて、石のウォータースライダーつきの野天風呂で毎日漕ぎすぎの体をリフレッシュさせた。湯質は鉄臭くて肌が茶色くなったが、とても気持ちのいい温泉だった。

6時頃夕食を食べ、いつもなら漕ぎ終わるPM8時ぐらいに川へ到着。日も沈み暗くなり始めた頃、着替え始める。車では行けないため、カヤックを担いで30分ぐらい歩いていくとやっとスタート地点に辿り着いた。暗くて迷子になるといけないので5人全員がライフジャケットにライトをつけ、川へ降りていった。

薄っすらと周りのものが見える状態でスタートしたが10分もするとライト以外は何も見えない 状態になり、ふと川の左側の崖を見ると青い小さな光が数十個輝いていた。私たちはこの光を見るために暗闇の中漕ぎ出したのだ。これはグローワームという虫の幼虫が放つ光で、ツチボタルとも言われている。なんと神秘的なのだろう。漕ぎ進んでいくとその光の数は無数に増え、川の流れでふわふわと揺れ、まるで宇宙に浮いているかのような気分になっていった。

しばらく不思議な世界を進んでいくと、遠くに瀬の音が聞こえてくる。真っ暗なので、音だけが頼りである。この川を以前下ったことがある人を先頭に、一列に並び、声を掛け合いながら全員が不安でいっぱいの中波に合わせてバランス感覚で下っていく。明るければたいしたことのない川でも、暗いとこんなに不安と恐怖に襲われるのだと知った。瀬が終わるとグローワームと星の光を見ながらのんびり下った。周りに全く光がないと、今まで見たこともない星が何百、何千個とあり、あまりにも綺麗で全員が言葉を失っていた。

神秘的な世界と恐怖の川下りを交互に繰り返しながら3時間ほど漕ぎ、ゴール地点である3本の巨木のシルエットが見えたときは大声を上げて喜んだ。着替えてからもあまりに美しい星空だったので1時間ほど空を見上げ、しっかりと目に焼き付けた。

(つづく)
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by terakoya21 | 2008-04-08 15:52 | 卒業生による記事

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