おとなになると忘れてしまうこと
2008年 09月 21日
「小2の算数が複雑すぎる」という噂 | Excite エキサイト
「小2の算数が複雑すぎる」やら
「こんなの役に立たない」やら
「台形の面積の出し方なんて使わない」とか大人が言うのを
聞くたびに、いつも「苦笑」してしまいます。
多くの日本の大人が忘れているのではないかと思うことは
「義務教育で学ぶことは、実生活で必ずしも、直接、そのまま使うことではない」ということ。
知識、情報の得方、考え方、捉え方などを学ぶために、
算数、国語、社会、理科、英語、保健体育、
技術家庭、音楽、美術の授業があるのだと思います。
そして、
この「くふうして」計算しましょう・・・も子どもたちがそれぞれに「くふう」する方法を考えることを身につける上で、大切なのだと思います。
ただ・・・学校の先生方にも考えてほしいのは、
この52-8の計算で、「足し算も使って」などという注意書きがないなら、
12-8=4、 40+4=44
でも、
8-2=6、 50-6=44でも〇であるということです。
ちょくちょく、下の計算で〇がもらえなかったのはなぜだというような質問が子どもたちからあります。
そして・・・計算問題は「くふうして」という文字がなくてもくふうをするもんだということが
もっと自然に学べる環境を・・・家庭にいる大人・・・そして私たちのような子どもの周囲にいる大人は、考えていくべきだと思います。
これからいろいろなことを学び、いろいろなことを吸収するべき小学生の
宿題を見て・・・また、彼らに勉強の質問をされて、
「問題が悪い」
「複雑すぎる」
「こんなの役に立たない」は
・・・「禁句」した方がいいと私は思います。
(Y.K)