My Flower Arrangement (てらこや新聞28号 竹川のコーナーより)
2007年 08月 12日
今回は淡いグリーン色の、宝石箱になりそうな小さなバスケットにアレンジしました。このままギフトにするのにも手ごろなサイズですし、また、他のギフトに添えてプレゼントするのもいいかもしれません。
今回のアレンジで、まず目を引くのが、大小の丸いものですね。何だと思いますか?
実は、これは「ストーン=石」なのです。アレンジ用に、石の底の部分には、オアシスに挿しこめるように針金を通せる穴が開いています。だから、針金を挿しこみオアシスに固定できるので、ぐらつくことはありません。大きなストーンは白とアイボリーで、小さなストーンは白と抹茶色でまとめました。
そして、にょきにょきと四方に伸びている緑の植物は、「若緑」という名の多肉植物です。手前の方に見えている、端が少し赤みがかっているプチプチした感じの植物も「ブレビフォーリア」という名の多肉植物です。多肉植物は水をあまりあげなくても良いので、管理がとっても楽なのです。今回はギフトアレンジということで、それぞれ切り分け、オアシスに挿せるように細いワイヤーを巻いてアレンジしています。
「花」と呼べるものは、ただ一種だけ…淡いピンクの可憐な花―アストランティア マヨールだけです。
このアレンジを作ってから、そろそろ3週間ほど経ちます。アストランティア マヨールはさすがにしおれてしまいましたが、2種類の多肉植物は、まだまだ元気でぴんぴんしています。
にょきにょきしたものと無機質な丸い物体とが織り成す不思議な空間が漂います。でも、見ていると何だか飽きない。面白いアレンジになりました。
お花の先生によると、多肉植物は土に挿し木すると元気に根を張ってくれるそうで、アレンジ後も楽しめそうです。
最近は、あまり小さなアレンジをしていなかったのですが、こういう小さなものも素敵です。花束ではなく、こういう可愛らしいアレンジをプレゼントされるのも嬉しいですね。
(K.T.)