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Days in Terakoya つづき (てらこや新聞23号 亀井のコーナーより)

「顔なんか見てないし(-.-)」
私は、今でこそ卒業(?)したつもりだけれど、「面食い」だった。だから、私は、人と出会うとき、それが一瞬であろうが、自分の視野に入ってきた人の顔は、大概覚えている。それが私好みの異性ならなおさらである。
それだけではない。長く続いている友人との初めての出会いは、多くの場合しっかり覚えている。私は、小野君と初めて話をしたときの情景を材料さえ与えられれば、再現できる。そして、月灯りのけんちゃんの調理実習での青い水玉のエプロン姿を忘れてはいない。大学時代の親友のあきちゃんの顔を初めて見た日に私たちの間に誰がいたのかを 覚えている。そして、岡山・・・もとい・・・竹川さんの中学1年生のときのクラス写真での顔を今でも思い出すことができる。もちろん、谷さんが初めてお母様と一緒に入学申し込みに来た日を昨日のことのように記憶している。
これは、ほとんど私の特技で、私が変わっていることは重々承知している。しかし、私は、生徒たちが、誰かのことを説明しているとき「かわいい」子とか「ちょっとハンサム」などと言うと、「顔なんか見てないし・・・」と返してくるのが、とても失礼に聞こえてならない。たかが言葉のちょっとした表現かもしれない。でも、「顔なんか」見ていなかった君たちは、その人の何を見、何に気づいていたというのか。そして、自分がそれを言われた本人だったとしたら・・・傷つきはしないのだろうか。

つづく
by terakoya21 | 2007-02-25 17:31 | 寺子屋の日々

英語塾の寺子屋かめいの元気を発信します


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