てらこや日誌
2017年 04月 02日
昨日から新学年度が始まりました。
土曜日は小学生の算数3時間のあと・・・
高校2・3年生の英語講座が4時間半続く 私のスケジュール
高校生の英語講座―いろいろと毎回、試行錯誤です。
このところ、子どもたちの英語への考え方が私たちの時代とは大きく違い
その理由が、わかっていても、そんな風に英語を勉強したいとも
勉強しようとも思っていなかった私たちには、
あの手、この手で迫ってみて、ひとりひとりに合う方法を考えていくしか
彼らの英語への扉を開き、また、夢を膨らませる方法はないように思います。
周囲にあまり興味を持たない現代っ子たち
「外国」なんてもってのほか・・・
なのに、「英語」を勉強させられ・・・
成績が悪いからと、塾に放り込まれたり
または、英語はできないといけないからと中学に入ってから塾に入れられ・・・
一方、
幼い頃から英会話を習い、英語が好きだったはずなのに
または、英会話を習わせていたのに
中学、高校とどんどん苦手になっていく―
そんなお子さんたちに、困っている親御さんも多いのだと思いますが
それは、根本的に「英語」というものへの周囲の大人の考え方がずれているから・・・
のように感じます。
そして、今、小学3年生から英語を取り入れ、
また、5年生から科目になる・・・と聞くと
その前に、するべきことがたくさんあるように感じます。
それは、IT機器を使って、遠くの人と交流したり
いろいろな知識を集めたり・・・という形で作る興味ではなく
身近なものや人から、少しずつ興味を広げる
本物の経験をさせること―そして、時が来たら、遠くへも出かけていくこと
英語などできなくてもいいのです。
けれど、興味を持ち、心が躍れば、英語なんて簡単なのです。
そんな気持ちで、子どもたちを見守れる大人が1人でも増えたら
子どもたち―もう少し英語好きが増えるのではないかと思う今日この頃です。
英語は、言葉。そして、その言葉は文化が伴うのです。
違う言葉と文化を持つ私たちにはわからなくて当然。
だけれど、ほかの人の言葉や文化を知ることは
自分たちの言葉や文化をも深く知ることにつながる―
そして、確実に、自分の世界を広げていく―
そんな広がりに、35年経っても魅了され続ける私の英語への第一歩は
―父が日本語を大切にする英語の先生であったこと。
そして、目の前に現れたイギリス人の背の高さと、はいていた靴の大きさ
テレビで見たアフリカの人々の手を洗う姿
そういう小さなことへの気づきと興味が、今もなお英語を学ぶ原点です。
Education is a progressive discovery of our own ignorance.
学ぶことは、自分の無知を徐々に発見していくこと。
アメリカの歴史学者ウィル・デュラントの言葉だそうです。
寺子屋は、今日と明日お休みをいただいています。
みなさん、良い日曜日を!!!
(Y.K)