かめいのおきて (てらこや新聞138-139号 かめいのコーナーより)
2016年 11月 28日
ルール6: 元気に、相手の顔を見てあいさつをする!
寺子屋では、私たちの手が空いている限り、講師が1人1人に「こんにちは」もしくは「こんばんは」のあいさつに続けて、「元気?」と声をかけます。
建物に入って、私たちの顔を見ても、まず自分からあいさつをしない -私たちが声をかけなければ、あいさつもしない―そして、私たちが「こんにちは」と声をかけても、「うん」というだけだったり、あいさつを声に出さなかったりのまま通り過ぎていく・・・そのような態度では、始まる人間関係も、始まらない。始まった人間関係も終わってしまうかも( ゚Д゚)
日本語で、身近な相手にそのような態度の人に、「英語」など無用の長物になるのではないでしょうか。
そして・・・会話における質問には、
ルール7: はっきりと返事をしよう!
あいさつの返事に「うん」よりも私を憤らせるのが、質問に返事がないことです。意地悪で、声の大きい私は、もちろん、「返事は?」、「はい?いいえ?」などと一段と大きな声で尋ねなおします。1対1の会話で返事がないということは、「無視された」ということです。難しい問題の答えを引き出そうとしているわけではなく、課題を書き終えたかどうか、探していたものがあったかどうか・・・などという即答できるものでも、返事がないのです。また、「えっと」と悩んでいる様子や、慌てているようなそぶりも全くなく、まるで自分は関係ないかのような振る舞いをする生徒もいます。クラス全体が、彼、もしくは彼女の方を注目していても・・・。
そして、40歳を越えて、意地悪に磨きがかかった私は、生徒たちに伝えます。
「以心伝心」という言葉の意味を知っていますか?
以心伝心は、もともと師から弟子の心に伝える意味でつかわれていたそうです。
だから、私は、あなたたちが声に出してくれないと心は、読めないし、読まない。そして、あなたたちの心を私が察するのではなく、私がいま伝えようとしている思いをくみ取ろうとするのがあなたたちの立場のはず・・・
私は、返事もしてくれない君たちや、きちんとした姿勢、態度で人の話を聞いたり、質問したりしない君たちの心を読もうとは思わない!!!
なんて、何度でも言い続けます(笑)。それが、彼らがほかの人の前でそんな失礼な態度をとらない人に成長するためになるから。。。
大人のみなさん、厳しく、優しい冷たさを子どもたちと接するときに持ってください。子どもたちの健やかで、健かな(したたかな)成長のために、どうぞご協力をお願いいたします。
(Y.K)