あとがき (てらこや新聞127号より)
2015年 11月 11日
10月11日に、「寺子屋かめい」15周年のお祝いの食事会を、卒業生や教え子たちと行いました。私の24年前の教え子から、今年の春、大学生になった生徒までの総勢20名の宴会となりました。
袖振りあうも多生の縁
同じ塾で 学んだとか、同じ先生に英語を習ったというだけの縁で集まった人たちが、楽しく談笑する姿に、自分の15年 以上にわたる仕事に対する特上のご褒美をもらったように 感じました。
その後、目の前にいる在塾生の数年後の姿を想像してみました。
15年以上が経ち、当時より、子どもたちが 「言葉」を失っています。また、想像力と興味を著しく失っていると感じることがあります。
もちろん、これは、若者や子どもたちに限ったことではありません。大人が、「言葉」を忘れ、目の前のことしか気を配らず、少し先のことを想像してみる努力を怠っている姿を日常的に 見ている子どもたちが、言葉を失い、想像力や興味を失くすのは仕方のないことなのかもしれません。
教育は、百年の計です。
今、うまくいっていないように見えることも、今、努力を重ねておけば、気がつけば、いつのまにか、形になっていたり、何かの結果を残してくれているということがたくさんあります。今、目の前ばかりにとらわれると、長期目標や全体の青写真を見失います。
今回の食事会は、改めて、教育と、自分たちの足元から努力を続けることの大切さを改めて感じ、また、気を引き締めるひとときとなりました。
参加してくれた皆さんに感謝致します。
次は20周年・・・という声からあと30年、40年・・・などのお声をいただきました。
まずは、16年目が無事終わり、次につなげていけるように精進したいと思っております。
みなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(Y.K)