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読書の夏?! 夏の読書?! (てらこや新聞123号 かめいのコーナーより)

さて…夏です。というわけで、今年も「読書感想文」におススメの本の紹介です。今回は「課題図書」2冊  ご紹介です!私には珍しく日本人の著者のもの2冊です。

「ぼくの、ひかり色の絵の具」  
西村すぐり 著 ポプラ社

小学5・6年生の部の今年の課題図書です。

転校生のユクが、新しい環境に慣れる過程で、大好きな絵を通して、いろいろな経験をし、自分の進む道を探していく物語。自分の描きたくない絵を描かされてしまい、その絵を破ってしまうユクだけれど…その経験が、描かせた先生への不快感と自分への嫌悪感から始まり、自分を見つめるきっかけにもなり、また友だちや周囲の大人を知るきっかけにもなっていく。

1つの価値観を押し付けるような物語が多い中、課題図書にはめずらしくテーマがいろいろとあり、そして、「正しさ」や「あやまち」よりむしろ、人の温かさ、出会いの不思議さをやさしく教えてくれる一冊です。 大人も楽しめる1冊です。

また、現在特定外来植物として、駆除が進められている「オオキンケイギク」についても触れられています(*^_^*)

「かぐやのかご」  
塩野 米松 著 佼成出版社

小学3・4年生の部の今年の課題図書です。

これまた転校生の清香(さやか)が、学校でしてもいない「おなら」の主にされ、くやしくて林道で泣いていて出会った、「ざるづくり」の名人のおばあさん。そのおばあさんとの交流の中で、清香は、自分への自信を取り戻していきます。

豪快なおばあちゃんに、思わず微笑み、気分もスカッとする物語です!

(Y.K)
by terakoya21 | 2015-07-09 13:59 | 本紹介 Kamei

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