てらこや日誌
2015年 06月 23日
In this world there is room for everyone.
この世界には、すべての人のための場所がある。
チャーリー・チャップリンの言葉だそうです。
いまどきの高校生、チャップリンを知らない生徒もいるんですが・・・
先日、高校の英語の教科書に見つけた言葉です。
昨日の説明会や今の世の中で持ちあがるお話の中で
「すべての人のための場所」がないと感じている人がどんどん増えているような気がして
今日はこの言葉を選びました。
勉強は苦しくても、
「学び」はいつも楽しいもののはずです。
新たな発見や、気づきへの純粋な喜びや楽しみを
私は、母に、日常生活の中で教えられてきました。
そして、それは、いつも家庭の中で子どもたちに役割を与える形で教えられてきたように思います。
自分の能力は、自分の好きなことや得意なことばかりで磨かれるものではありません。
私がアメリカで3年間、親元を離れ、学生として生活できたのは
特別に英語ができたからではありません。
日本で「英語」という科目の成績が良かろうが、
ネイティブの人たちの中に入れば、そんなものは役に立ちません。
マイナスが少なかっただけです。
いつも私には、家庭の中に役割があり、
その役割は、無条件に与えられ、それが、
私の居場所になっていたので、いつも「帰る場所」があるということが
自分の強みであったと思います。
その帰る場所は、ただ、どんなに失敗をしようが
どんなにみじめになろうが、私が私であればいい場所です。
そんな場所が誰にでもあるものだと信じていた私は、
現代っ子たちの多くの家庭での「役割」が
「勉強をすること」(もしくは学校のことをすること)ばかりに
なっていると感じるとき息苦しさを感じます。
「勉強」は社会での仕事です。
家族の中の「役割」ではないはずです。
この世界には、すべての人の場所がある―。
入試制度改革も、文系学部廃止も、英語の科目化の前倒しも・・・
何のための改革なのか・・・
どんどんと子どもたちばかりが苦しめられる方向に
進んでいくなぁ~と憂鬱になる一方で
家庭や私たちのような毎日子どもたちと過ごす大人が
ちゃんと哲学を持って、日々、子どもたちと接することが
ますます大切になるなぁ~と思いを強くする週初めです。
今週もどうぞよろしくお願いいたします。
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(Y.K)