休日日誌
2012年 12月 03日
明日、衆議院議員総選挙の公示日ですね(^_^;)
先ほど、以前の上司の「出陣式」のお知らせが届いていました。
明日の朝、お邪魔しようかと思っています。
彼が、県議会議員をやめ、国会議員に立候補された最初の出陣式はお邪魔させていただきましたが、前回はお邪魔しませんでした。
ただ、今回は…前回とは違います。そして、私は、今の選挙報道のされ方や有権者という人々の言動に危機感を覚えています。
世の中の物事で、白黒、○×で分けられるものは本当に少ないはずです。
私は…自称生粋の保守派です。若干(?)アメリカナイズされた、「生粋」の保守派です。(^◇^)だから、実のところ、民主党は嫌いです。
そして、一番大切にしたいのは、日本社会のよい意味の「しがらみ」。
私は、この前衆議院議員の方が、県議会議員だったとき、事務所で働かせていただきました。
私は、手弁当の方々が集まる中、事務所の事務仕事をまとめる仕事をさせていただいていました。
少しずつ地方選挙の勉強もさせてもらいながら…
そんなとき、後援会の方々が外回りをして下さる中、事務所にいらっしゃるお客様の多くが…
私が応対すると…開口一番…「誰か男の人おるかな?」とおっしゃるのです。(-_-;)
…アメリカから帰国後1週間で働き始め、まだ数週間、数か月で直面した
「男社会の壁」
…びっくりはしましたが、私は、楽しむことにしました。「どんな立場の男性」とは言われていないので、ボランティアであて名書きをして下さっていた少し年配の男性を引っ張ってきて…
「今事務所にいらっしゃる唯一の男性です」
と応対しました。(>_<)
…今考えると、嫌な生意気な20代後半のアメリカ帰りの女の子だったんでしょうねぇ~(^_^;)
また、後援会の方が寒い中外回りから帰ってみえて、私たちが細かい仕事を必死になってしていると…
「あんたら、こんなんも仕事かぁ~、大変やなぁ~」
と言いながら、ドカッと座り込み…
「お茶!!!」
…(^_^;)…
というような職場でした。
それでも、私は、この方々が好きでした。そして、こういう風に成り立っている社会も、愛すべき日本社会だと思いました。こうやって成り立っている日本社会が、私が育ち、恩恵を受けてきた社会です。
その社会を少しずつ変えていきたいから、まず私は、こういう人々に認められる人間になりたいと思ったのです。
その気持ちをこの元上司は、とてもよく酌んで下さる方だったのです。
当時の若い私が、日本の「政治」に幻滅したことがあるとすれば…当選してからの有権者のあり方でした。
先日、高校3年生の授業で話題に出た
「為せば成る」という格言…
続きがあることを、高校3年生4人中3人が知らなかったのですが…
「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
政治の体たらくは、私たちの社会の在り方の鏡
私は、いつもそう思います。自分が、人のために、また社会のために何かしようと思って生活をしていないのに、それを、他人に求めても難しいように思います。
「成らぬは、人の為さぬなりけり」
― 何事もできないのは「しない」から
きっと…人が結集しないと、何も変わっていかないのも事実、権力を持つことが何かを変えるためには重要なことなのもおそらく、真実だと思う…だから、大阪市長の橋下氏がおっしゃることも、正しいのだと思う。
それは、政治家の活動に、一度でも積極的に関わってみれば、わかること。
それでも、その変えるきっかけや努力は…最初、1人の小さな志から始まると思う。
大切なのは議員一人ひとりの「心」であるのも事実です。
9月末に、元上司の前衆議院議員にお会いした時、なんとも言えない「貫禄」を感じました。県議会議員のときとは、全く違う自信が滲み出ていました。
…明日から始まる選挙戦…
まだ、投票先を決めたわけではないけれど、「政党」がこれだけ乱立して、「勢力争い」ばかりしているように見える状況で…「白」と「黒」、「○」と「×」ばかりつけて報道されている現状では、自分の投票先を決めることができません…。
一人ひとりのお人柄や、熱意を聞いて来ないといけないなぁ~と感じています。
自分の一票の行き先を決めるためにも、明日は、「出陣式」にお邪魔したいと思っています。
そして、多くの人びとが…特に若い人たちには…自分たちでも動き、報道されていることを鵜呑みにせず、この目で確かめる…自分の耳で確認する姿勢を持ってほしいと願っています。
(Y.K)