てらこや日誌
2012年 10月 24日
昨日は、寺子屋の一週間の始まりでしたが…
我が家では、父の誕生日&1週間「三井高利展」の展示のお手伝いに行っていた母の帰宅日でもありました。
我が家のバタバタと反比例するように、寺子屋は、淡々と静かに授業が進んで行きました。
というのも、小学5.6年生クラスは1人体調不良でお休み…
私の中学3年生の授業は、来週提出の課題を終わらせるための時間で
生徒たちはせっせと課題をこなしていたからです。
そして、高校3年生の授業では講義をしたものの淡々と進んでいました。
高校生の授業をしていて最近思います。
問題をこなすことや、先に進むことに追われて…
丁寧さが足りないな…と。
…なので、マークで解く問題や、センターレベルの整除問題ではあまり差がわからないのですが、マーク問題をさせたあと、その問題全ての「和訳」をしてもらうと、実力の差は歴然とします。
文法とこの文章の背景がわかって…だから、この答え…というのが、高校レベル、大学入試レベルの英語力だと思うのですが…現代っ子たち…
「どうしてこの答えだと思うのか」と聞くと
「なんとなく」とか、「勘」と平気で応えるのです。
もちろん、それを言うと「勘で解くなんて100年早いわ!!!」なんて私に叱られるのですが…
30年英語を勉強し、何年かアメリカに住んで高等教育を受けた私でも、辞書を引き、根拠を考えるというのに…(-_-;)
ていねいに調べること、細かいところに気を配ること
演習の間にしてほしいのです。その習慣がつくと、本番の試験でも、これからの勉強、研究の中で英語に触れるときにも必ず基礎として、彼らが次のステップに羽ばたく土台となってくれるから…
今、それを焦らずしてほしい。
そう思うことが増えています。
英語など話せれば…と言いますが、日本語も話せたらいいわけではないはず。
英語は、アメリカ人やイギリス人など世界の多くの人にとって、私たちの日本語と同じように使用している「言葉」です。日本語だって、社会で活躍しようと思えば、話せるだけでは全く役に立たないのと同じように、英語も話せればいいというのは、全くの間違いです。
そして、話すためにさえ、その話を続けるために様々な知識と教養が必要です。
受験という試練を前に、きっと勉強嫌いな人も勉強しなければならないことが分かっているはず。
そのときに、しっかり、焦らず、基本的な勉強を固める努力をしてほしいと思っています。
そのための地道な「演習」が高校3年生クラスに続いています。(*^^)v
さて、今日の写真は…私の愛犬ジョニーの今朝の様子です。
1週間ぶりに母が帰ってきて安心したのか、昨夜は母にべったりとくっついて満足そうに寝ていました。
そして、朝、私の布団の方にやってきて、安心しきった表情のジョニー君…家族の癒しとなっています。
なので、今日のサブタイトルは「I missed you, Grandma!」(おばあちゃん、いなくて寂しかったよ)にしてみました。
(Y.K)