てらこや日誌
2012年 09月 08日
さて、寺子屋生全員の夏休みが明けて、最初の1週間が終わります。
来週は次々に、市立中学校で、期末テストが始まります。
というわけで、準備にバタバタだったこの1週間(+o+)ですが…
バタバタになる理由の1つに、テスト範囲、テスト日程、テストの時間割の報告が出来ない生徒が多くいることがあります。
毎年、夏休み前には、テスト範囲の概要が、授業中、宿題のプリント、先生のお話の中に出ているはずなのですが、「テスト範囲がわからない」―。そして、それは、テスト数日前まで「知らない」、「まだ発表されていない」と主張する生徒もいるほどです。
「ほう・れん・そう」
報告、連絡、相談…は学習においても、大切なことです。
そして、期限を守れない生徒が学校で増えているようですが…
生徒自身が、「期限」を認識していない…ということも多く見られます。
そのため、寺子屋では…アシスタントの大学生との面談を行い、期限の確認、期限を守るためにどうすべきか、1日どれくらいのペースで勉強を進めればよいのかなど…一緒に考えてもらっている生徒もいますが…
お家での声かけを、保護者の皆さんには是非、お願いしたいと思います。
寺子屋では、「テスト日程」に関しては、調べればわかることで、また、テスト範囲も前回のテスト範囲が分かれば、想像がつくことなのですが…
塾にどっぷりつかって社会や、大学へ進むのではなく、「学習は自分のために、自分がするもの」ということを中学卒業までに学び、自分で考える力を持って、社会にむかっていってほしいので…
1人1人が「テスト範囲」と「テスト日程」を紙に書き、提出してもらうようにしています。
そして、その提出ができた人から、テスト勉強を2週間ほど前から始めます。そして、テストの時間割発表があってから、時間割の報告をしてもらいます。
再三にわたり、声かけをして、他の同じ中学の生徒がテスト日程や範囲を知っているのに…「テスト範囲が出ていない」と主張する生徒がいて、例年は出ているはずだから、「もう一度確かめて来る」もしくは、「前回のテスト範囲と今進んでいるところから考えてみて」と私たちが声かけをすると・・・
保護者の方が、「出ていないようです」と念押しにみえる場合がありますが…
テスト範囲というものは、大概、前回のテスト範囲から進んだところまで…時には、前回のテスト範囲の復習が入ったり、特別にプリントなど副教材が入ったりするのですが、他のことの勉強をある程度進めておけば、そのような特別な範囲はテスト1週間前に改めて発表されたときから、復習を始めればよいので、お家でも、「出ていないなら、前回のテスト範囲以降を報告しなさい」、もしくは「自分がテスト範囲だと思うところで苦手なところから復習がしたいことを主張してみなさい」と声かけしていただければと思います。
学校のテスト…にはいろいろな役割があると思います。
自分の学習の成果を知る(もしくは怠慢の結果を知る?)だけではありません。周囲に関心をもち、今すべきこと、周囲の動きを知ることなども入ると思います。
私は学校で学ぶことに、無駄はないと思います。
嫌いな行事にも、嫌みな先生にも…必ず学べる何かがあるとそのとき気が付けなくても、後から気が付くものです。でも、そのことに気がつけるのは、きっと、周囲の大人からの「声かけ」や「アドバイス」がその都度、あるからだと私は、信じています。
「嫌われてなんぼ」のこの商売…しっかりと役割を認識しながら、そして、少しずつ自分の力で考え、テストに臨んでくれる生徒が増えていることを喜びながら…来週…そして来月のテスト週間に追われる日々も、乗り越えたいと思っています。
現在我が家の庭で満開(?)の芙蓉の花です。また、文章にはなんの関係もありません(^_^;)
(Y.K)