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まえがき (てらこや新聞85号より)

~ わたしたちの教育会議 ~

4月は出会いの季節、始まりの季節ですね。みなさん、いかがお過ごしですか?わたしは11日から大学の講義が始まったところなのですが、予想していた以上に疲労感を感じていて、そんな自分に驚いているところです(^^;)休みの間、そんなにだらけていたつもりはないのですが・・・。

さて今回は、寺子屋かめいのアシスタントらしく、教育について書こうと思います。なんて言うとちょっとおおげさですが、先日アルバイト先の先輩と教育を語る機会があったので、そのときのことを書きます。彼女は三重大学の教育学部に通っている4年生で、「教育実習はどうでしたか?」とわたしがたずねたところから話は始まり、学習教材についてやさらには教育者はこうあるべきだという話に至るまで、アルバイトの時間中、熱心に語り合いました。(もちろん、するべきことはしながらですよ☆)

その中で、「こどもを叱れない大人」について話を持ちかけると、彼女は「えっそうなんですか!?」と驚いた様子。そこでわたしが、この新聞をお読みのみなさんにはおなじみの話をすると、「嫌われるのがいややからって・・・その子のことを思っとるから注意するんやん!」と少し怒り気味の返答がきました。アルバイト歴はわたしのほうが長いこともあってか、普段は敬語で話す彼女ですが、このときは丁寧口調はどこかへ行ってしまって、感じたことが自然と口からこぼれているといった様子でした。

わたしはその声に相槌を打ちながら、なんだかうれしい気持ちでいっぱいでした。塾で話をしていても日本の未来に不安を感じることが多い中、近い将来先生になるだろう彼女の、教育や子どもたちに対する考えを知って、とても頼もしく思えたからです。

話のおわりに「生徒を叱れる先生になってくれそうですね。」と声を かけると、彼女から「はい、嫌われる先生になりますよ♪」との返答が。

どうです?みなさんのこの国の未来像にも少し光が見えませんか?
(H.F)
by terakoya21 | 2012-04-23 17:56 | まえがき

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