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スポーツのススメ(てらこや新聞74号 荒木先生のコーナーより)

「レッツ!筋トレ その1;基礎代謝」

大震災以降、この東海地方でも節電が叫ばれています。復興のためには経済活動の自粛は良くないのですが、いかんせん電力供給量にも限界がある昨今。電力を多量に消費しているスポーツジムにあえて通うのもいかがなものでしょうか。折角ですのでこのご時勢、エコなトレーニングとして自宅で筋トレに励んでみませんか?
筋肉ムキムキになりたくないから、筋トレは嫌だわ。そういったご意見をよく耳にします。筋トレはよほどの強負荷をかけたトレーニングを行い、プロテイン等の必要な 栄養素を摂取しない限り、筋肉が付きすぎることは決してありません。
むしろ適度な筋トレを行うことで、基礎代謝が向上するため、ダイエットをはじめとした健康増進に最適なのです。また中高年者の体力づくりや、糖尿病やメタボリックシンドローム対策に大変おすすめです。
さて、基礎代謝とは何でしょう。
・基礎代謝とは何もしなくても自然に消費されるエネルギー
・基礎代謝は一日で消費する全エネルギーの約70%
・基礎代謝のうち40%は、筋肉維持のためのエネルギー消費。
・筋肉維持のためのエネルギー消費量は、筋肉が大きさに比例。
成長期が終了して代謝が安定した一般成人で、一日に女性で約1,200、男性で約1,500キロカロリー (kcal)とされています。意外と少ないものでしょう?
基礎代謝量がアップすれば自然に消費されるエネルギーが増えるので太りにくくなります。人は なぜ太るのか、それは「消費するエネルギー<摂取するエネルギー」となるから太るのです。余分なエネルギーは体内に蓄積され、7200キロカロリーで体重が1キロ増えます。だからといって食事の摂取量を一時的に抑えても、かえってリバウンドによって太りやすい体を作ってしまいます。
基礎代謝の約40%が筋肉によるエネルギー消費です。 さらに、エネルギー消費量は筋肉の大きさに比例して増えていきます。つまり、筋トレによって筋肉が大きく成長すれば基礎代謝量がアップするということです。
筋肉を構成する線維には、速筋線維と遅筋線維の2種類があります。トレーニングによって強く鍛えられるのは、そのうち速筋線維です。そして筋肉が逞しく成長することによって、ダイエットや健康維持等のよい効果が期待できます。
次回は、筋トレの方法やコツについて解説します。乞うご期待!

(K.A)
by terakoya21 | 2011-06-29 13:41 | スポーツのススメ

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