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てらこや日誌

受験生のことを考える一週間・・・??

今週水曜日の高校3年生の受験講座で、
ある生徒が、「あまり寝ていない」ととても疲れた顔をしてやってきました。

なぜ寝られないのかと聞くと
「受験のことを考えると・・・」

・・・おいおい、本番まであと何日だ????
今からその調子じゃぁ、本番までに倒れることになる・・・と思い

「体調管理も受験勉強の一部、本番で倒れたら意味がないから
あまり考えず、勉強もほどほどで、布団に入ったら眠れなくても目をつぶること
そうすれば、眠らなくても身体はある程度休まるから」

と伝えましたが・・・

その後も、その生徒と・・・「眠れる?」との質問に「少しは・・・昨日は4時に寝ました!」

・・・「え?それは今朝?」

なんて会話がありましたが・・・

受験生でも、どんなときでも高校卒業まで眠れないということはなく
9時就寝を続けていた私には・・・今でこそ、眠れない夜はあるものの
大学院で、レポート、テストの山に追われる日々も、
学生の間に眠れないことはなかったので・・・
どうすればいいか、上の言葉以外の良いアドバイスもありませんでした。

・・・・
一方、今年の中学3年生・・・
松阪は、高校の選択肢が少なく・・・
また、中学から津の学校に通っていた私には不思議で仕方がないくらい
松阪の人々は、市外の高校を本当に視野に入れていないことが多く・・・

私が津高を薦めると・・・「なんで津高?」という感じの反応です。

私は、この10年間松阪で、この仕事をしていて
毎日のように思います。

松阪の有望な子どもたちには、松阪以外のところで
できるだけ経験を積んで欲しいと・・・
そして、松阪に戻ってきてほしいと・・・

松阪スタンダード・・・の多くが不思議なものです。
ときに、非常識です。

たしかに、どんな非常識が通る街でも、
自分が育ち、いろいろな人間関係を育んだ
故郷は、いつでも自分たちを暖かく迎えてくれる
なんとも魅力的な場所です。

私は、この街の悪いところを知り、直す努力を
良いところを愛し、伸ばす努力を私たちとともにしてくれる
子どもたちを育てるのが、私の仕事だと思っています。

そして、それは、日本の悪いところを知り、直す努力を
良いところを愛し、伸ばす努力をしてくれる子どもたちを育てることになり・・・

私たちも彼らも日本人であることと松阪人であることを
誇れる人間になれると思うのです。

仲間内で、ぼくたちはいい、ぼくの学校がいい、私の住む町はいいと言っていたとしても
それは単なる自己満足です。

松阪の人々はそんな人が多いように思います。

私は、外で住んでいたから、外の学校に通っていたから、
松阪のよさが分かります。

今日・・・生徒たちと
うちの塾に通う子たちの多くが目標にする高校の先生で
とても人気のある先生の話になったとき・・・

「とってもいい先生で・・・」

というわりにはその先生が

「私たちの学校(彼が教えている)が嫌いだ」と公言しているとのこと・・・

以前にもその話を聞いたことがあったので・・・
私にはそれだけで、その先生が良い先生とは思えない

「だから、職員会議も出ない・・・」

それって・・・
とてもじゃないけれど、その先生の人気は、
生徒たちが「井の中の蛙」たちだからにしか思えなくなり

・・・今日は憂鬱になりました。

その先生は、「無理だと最初から決め付けず・・・やってみろ」と言って生徒を励ますといいます。

でも、「自分が言ってもこの学校は変わらないから、その学校が嫌いで、職員会議も出ない」

・・・生徒たちの中の単なるうわさであって欲しいと願わずにはいられません。

いろいろと生徒たちから聞く、彼の発言の多くが
正しいと思うことなのですが・・・

私はどうしても、この先生にわが子や、わが生徒たちを預ける気になれない・・・

子どもたちは、成長の過程で多くの人に出会います。
そして、人間は、皆完璧ではありません。
だから、欠点があっていいのです。
むしろ、欠点があるから愛されるのです。

でも、少なくとも私は、子どもたちに教える立場にある人は、
子どもたちにさせるだけではなくて、
無駄であっても、無理であっても、自分の信念のために
全力を尽くして、背中で、子どもたちに語りかける人であってほしいと思います。

そして、私は、いっぱいできないことはあるけれど
私の前にあった背中に少しでも追いつこうと、いつも努力する人間でありたいと
日々努力したいと思います。

(Y.K)
by terakoya21 | 2009-12-19 21:46 | 日記

英語塾の寺子屋かめいの元気を発信します


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