まえがき (てらこや新聞54号 竹川のコーナーより)
2009年 10月 06日
子供たちの成長には目を見張るものがあります。
寺子屋初年度の生徒が今年の誕生日で二十歳になりました。初めて出会った時彼は小学5年生、彼と初めて会った時のことを今でも覚えています。身体的な成長だけでなく精神的にも成長をし、「あんなに小さくて可愛かったのに…」と当時を懐かしく思いつつも、「本当に良い青年になったなぁ」と、成長した姿を眩しく思っています。その過程に微力ながらも携われたことが、こんなにも嬉しいことだと気付かせてくれた、この夏一番の贈り物でした。
また、中学卒業と共に寺子屋を卒業した元寺子屋生が、この夏から寺子屋に復帰し、夏休み中ほぼ毎日勉強しに来ていました。小学生だった彼女の授業は、私にとって忘れられない授業です。彼女は私の誕生日にささやかなプレゼントと一緒にメッセージをくれたのですが、手書きのそのメッセージと彼女の心配りが私をほんのり温かい気持ちにさせてくれました。
今年の夏、ささやかだけれど、とても大きな贈り物をもらった夏でした。あなたにとって、この夏の贈り物は何でしたか?
(K.T.)