てらこや日誌
2008年 11月 26日
先週辺りから、後期中間テスト、2学期期末テストがそれぞれの学校で始まっています。
そして、毎回のように、私たちは、テスト週間が始まると、子どもたちの嬉しい成長と
悲しい現実を思い知ることになります。
毎回のように、ブログでも私か竹川先生が書くのですが・・・
まず、日程をしっかり報告できない子がいること・・・
それが、中学生ばかりか、高校生にもいるという現実に
私はいつも憤り、悲しみます。
今回は、いつになく・・・私の憤りも悲しみも強いものがあります。というのも・・・
学年が始まって3回目もしくはそれ以上の回数の定期試験を生徒達は既に受けているからです。
私たちは、テスト週間があるであろう月の前の月の終わりごろになると声をかけ始めます。
「テスト日程、わかったら報告してください。」
もちろん、年間の日程表を4月にくれる子もいたり、
学校からの配布物の中に、日程が書いてあり、私たちの耳や目に届いていたり・・・
するものもあります。
しかし、ここで大切なのは、生徒たちの自覚です。
だから、知っていても、報告がないと、私たちは最後まで対応しないという姿勢を貫きます。
・・・ひどい塾・・・と思われるかもしれませんが、寺子屋生の保護者の方はかなり協力的に
私たちにこっそり知らせた上で、子どもたちに声かけをして下さったり、私たちの方針に理解を頂いているようです。
そして、報告をしてくれた子には、惜しみない協力をします。また、全員のために、当たり前ですが、テスト勉強の準備をして待機しています。
それは、なぜかと言えば・・・自分のことだという自覚、勉強は自分のためにするんだという自覚が子どもたちに必要で、それがなければ、やはり勉強もしっかり身についていかないからです。
塾は、学校と家庭をサポートして、子どもたちが成長する場所。
だから、私たちは、学校で学ぶべきことが学べていないなら、学ぶ手助けをすることが私たちの仕事で・・・それ以下でもそれ以上でもないと思っています。
つまり・・・それぞれの生徒が勉強の仕方を学び・・・テストの点数や成績にそれを結び付けていく・・・その手助けをするのが私たちの仕事です。
だから、テスト範囲の復習のプリントや、テスト問題をする場合も、
自主性を尊重します。生徒によっては・・・こういう復習の仕方をしたいから、協力してくれと
言ってくる子もいます。一方で、生徒によっては、テスト範囲もろくにわからない、テストの時間割もわからない・・・という子もいます。
毎回・・・私たちが怒りを爆発させる原因の①番手が・・・この他人任せの姿勢です。
今回は・・・テスト1週間前になってもテストがいつからかわからず・・・不幸にもその学校に通っている寺子屋生は彼1人・・・しかも、1週間前とは知らなかったものの・・・
「テストいつから?」と確認をしている私たちに
「まだまだ」と答えていた彼・・・
翌々日の授業のときに、テストの時間割を私に見せ・・・
その日程を見た私は・・・絶叫!!!!
「11月26日ぃ~?????」
そして、今日1日目を終えて・・・テスト2日目に向けての彼の態度に・・・
中学1年生だから・・・この教訓を生かしてくれるものと・・・希望を持ちながら・・・
「自分のことだという自覚をしっかり持って!」と厳しく注意をしました。
一方・・・こういう復習の仕方をしたいと自分から言ってくれる生徒の姿勢は・・・私たちの誇りです。(#^.^#)
今回は・・・「俺がちゃんと準備してなかったら、先生に付き合ってもらっても、時間の無駄やから・・・ちゃんと金曜日までに準備してくるから、金曜日にテスト勉強はする」
と、それまでは、今まで通りの授業を進めていいと主張した高校2年生や・・・
テスト1週間前から毎日寺子屋にやってきて・・・英語の範囲の復習を済ませ、授業で模擬テストを受ける・・・というスケジュールをテスト10日前に私と計画をして実行した
高校3年生に・・・
やはり、高校生は違う!!!!と感心させられました。
高校3年生の生徒は既に進学先が決まっていますが・・・
最後のテストも気を抜かず・・・高校3年間、同じ姿勢を貫いてくれました。
そんな生徒の存在が・・・私たちの仕事の誇りです。
まだまだ続くテスト週間・・・そしてこれから始まるテスト週間・・・
体調管理もテスト勉強の一環ですが・・・
みんなが、自分のための勉強だと自覚を持って頑張れる環境づくりに・・・
これからも励もうと・・・思っています。
(Y.K)